今日のお勉強模様
2002年5月17日 今日は国際法の日。中国領事館での不祥事というか不名誉というか、亡命者の方々にはお気の毒なことこの上ないあの事件について、ちょっと言及してみましょう。
難民というとアフガニスタンやパレスチナばかり、と思われがちですが世界中にいるのです。政治関係の難民などはヨーロッパの国々でもいらっしゃるみたい。そして日本は、難民認定に関しては60日ルールという厳しい期間制限があって、難民には厳しい国です。今までに100人くらいしか認定したことないのだそうで。因みに門戸がひろいアメリカなどは年10万人単位です。
そして今回文書もちゃんともって難民認定を求めたかの人たちをどうして保護しなかったのか、というのが問題になっていますが、一般的な国際法上の習慣からすると実は今回の日本側の対応は全く間違ったものだと一刀両断することはできません。もちろん人道的、倫理的な話ではなくて、法律として強制力と拘束力をもった規定があったか、という話です。自らの国家領域内では庇護する自由を有する領域的庇護権は認められますが、外交領事館や軍艦上などでの外交的庇護権は認められていません。だから中国国内にある領事館で中国の法律に逆らうことは、ちょっと難しいといえます。
とはいえ、いくら私だって ”request asylum”
は分かるぞ!国際社会で自分の判断で仕事が出来る緒方さんみたいな格好良い対応をしてくれたらよかったのにね。
難民というとアフガニスタンやパレスチナばかり、と思われがちですが世界中にいるのです。政治関係の難民などはヨーロッパの国々でもいらっしゃるみたい。そして日本は、難民認定に関しては60日ルールという厳しい期間制限があって、難民には厳しい国です。今までに100人くらいしか認定したことないのだそうで。因みに門戸がひろいアメリカなどは年10万人単位です。
そして今回文書もちゃんともって難民認定を求めたかの人たちをどうして保護しなかったのか、というのが問題になっていますが、一般的な国際法上の習慣からすると実は今回の日本側の対応は全く間違ったものだと一刀両断することはできません。もちろん人道的、倫理的な話ではなくて、法律として強制力と拘束力をもった規定があったか、という話です。自らの国家領域内では庇護する自由を有する領域的庇護権は認められますが、外交領事館や軍艦上などでの外交的庇護権は認められていません。だから中国国内にある領事館で中国の法律に逆らうことは、ちょっと難しいといえます。
とはいえ、いくら私だって ”request asylum”
は分かるぞ!国際社会で自分の判断で仕事が出来る緒方さんみたいな格好良い対応をしてくれたらよかったのにね。
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