3月のライオン 2 (2) (ジェッツコミックス)
2008年12月3日 読書
将棋の話もたのしいけれども、勝負士としての話が非常に心に染みる。
勝敗がある世界では、自分が勝つことが至上命題である。
これまでの相手の歴史や、事情まで斟酌している場合ではないというのが、自身の正直なところだ。
それを割り切るには、相手は敵だ、と思うと良い。
敵は倒さなければならない。自身の存在意義を守ることが相手の消滅につながるとして、そこで自己犠牲を発揮できるのも一つの方法であることは分かるけれども、それを許容できない場合もあるわけで。
競争場面では、買ったやつが結果を出していることになるので、評価を求めているのであれば、当然結果を得るために相手を倒さなければ成らないわけで。
場面や人によっては、負ける相手を気遣うほど余裕を持てることもあるだろう。でも私はそうではないのです。
むしろ、そんなことされたら返って悔しいよ。上から目線が腹立たしい。どうせなら、相手を自分と同じ苦境に追い込んだ、という実績というか実感がほしいな。勝負の話ならね。でも、勝負の世界では、どんなに成績が漸近していても買ったほうが上と評価されるので意味はないのですが。
意味はないけれども、負ける相手に花道をと思うのであれば、自分の花道はそういう考え方になるのかなと思った。
営業だったときは、そういう優劣のつけ方がはっきりしていたので、かえってさっぱりしていた。営業成績では、それこそ1円単位ですごい差がついて順位が付く。めちゃめちゃくやしくて、どうしようもないけれども、それ以外の場面で比較されることも優劣を持ち出されることもない。その代わり、成績評価の場面ではものすごくシビアだった。
勝てるもの、勝ちたいものが勝っていくものだと思うのです。負けたくないなら、努力しなければならないし、(今思うと)時に恐ろしい手段に出てしまうこともある。
でも、ふと思うのは、勝ちたくて勝ちたくて死に物狂いで努力もしてるけど勝てないやつはどうしたらよいのだろうと。思ってしまう部分もやはりあるのです。
勝敗がある世界では、自分が勝つことが至上命題である。
これまでの相手の歴史や、事情まで斟酌している場合ではないというのが、自身の正直なところだ。
それを割り切るには、相手は敵だ、と思うと良い。
敵は倒さなければならない。自身の存在意義を守ることが相手の消滅につながるとして、そこで自己犠牲を発揮できるのも一つの方法であることは分かるけれども、それを許容できない場合もあるわけで。
競争場面では、買ったやつが結果を出していることになるので、評価を求めているのであれば、当然結果を得るために相手を倒さなければ成らないわけで。
場面や人によっては、負ける相手を気遣うほど余裕を持てることもあるだろう。でも私はそうではないのです。
むしろ、そんなことされたら返って悔しいよ。上から目線が腹立たしい。どうせなら、相手を自分と同じ苦境に追い込んだ、という実績というか実感がほしいな。勝負の話ならね。でも、勝負の世界では、どんなに成績が漸近していても買ったほうが上と評価されるので意味はないのですが。
意味はないけれども、負ける相手に花道をと思うのであれば、自分の花道はそういう考え方になるのかなと思った。
営業だったときは、そういう優劣のつけ方がはっきりしていたので、かえってさっぱりしていた。営業成績では、それこそ1円単位ですごい差がついて順位が付く。めちゃめちゃくやしくて、どうしようもないけれども、それ以外の場面で比較されることも優劣を持ち出されることもない。その代わり、成績評価の場面ではものすごくシビアだった。
勝てるもの、勝ちたいものが勝っていくものだと思うのです。負けたくないなら、努力しなければならないし、(今思うと)時に恐ろしい手段に出てしまうこともある。
でも、ふと思うのは、勝ちたくて勝ちたくて死に物狂いで努力もしてるけど勝てないやつはどうしたらよいのだろうと。思ってしまう部分もやはりあるのです。
蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫 お 48-5)
2008年11月26日 読書
絶賛恩田陸祭り開催中
引越しの箱を漁り終えたら、新しいものが読みたくなりました。
箱の底に光の帝国がありまして、同テーマの作品が文庫になっていると知りまして。
短編もスキですが、それをテーマでくくってたりするのもすきなのです。
スピンオフ作品もすきー。
読みながら、やっぱそーなのかなーどうなのかなーと思ってたら、遠目の力を持った人物がやっぱりそうなってしまったのでとても悲しかったです。
人間は、みな自分の意味を知りたいと思うもので、自分の存在価値を探している人たちの話かなと思いました。
絵を描く人、仏像作る人、病気で身体が弱い人、集落を守る一族の人、そこに住んでいる人、それぞれがどういう役割を果たしたいと思うようになるのか?
そんな小難しいことを考えなくても、なんかふわふわしたきれいな少女時代のイメージを小説にしてくれているのが一番楽しいとこでしょう。
自身のこの年代を振り返ると・・・ベルバラの再放送を見たいがために学校から走って帰ってきてたり、とにかくお腹がすいていたり、先生をいじめたり、いじめっ子たちを撃退したりしていた思い出しかないわぁ。。。。
こんな少女時代をすごしてみたかったです笑。
引越しの箱を漁り終えたら、新しいものが読みたくなりました。
箱の底に光の帝国がありまして、同テーマの作品が文庫になっていると知りまして。
短編もスキですが、それをテーマでくくってたりするのもすきなのです。
スピンオフ作品もすきー。
読みながら、やっぱそーなのかなーどうなのかなーと思ってたら、遠目の力を持った人物がやっぱりそうなってしまったのでとても悲しかったです。
人間は、みな自分の意味を知りたいと思うもので、自分の存在価値を探している人たちの話かなと思いました。
絵を描く人、仏像作る人、病気で身体が弱い人、集落を守る一族の人、そこに住んでいる人、それぞれがどういう役割を果たしたいと思うようになるのか?
そんな小難しいことを考えなくても、なんかふわふわしたきれいな少女時代のイメージを小説にしてくれているのが一番楽しいとこでしょう。
自身のこの年代を振り返ると・・・ベルバラの再放送を見たいがために学校から走って帰ってきてたり、とにかくお腹がすいていたり、先生をいじめたり、いじめっ子たちを撃退したりしていた思い出しかないわぁ。。。。
こんな少女時代をすごしてみたかったです笑。
上と外〈1〉素晴らしき休日 (幻冬舎文庫)
2008年11月17日 読書
本棚の整理をいい加減はじめようと、引越しの段ボール箱をあさったところ、底の方から全6巻の文庫が出てきました。
薄さ具合が気分にマッチしたので読み始めたら、3日で全部読破できました♪
軽いってすばらしい。
元の所有者に面白かった!と感想を述べたところ、よく覚えていないとかえされてしまいました。
所有者曰く、ロッククライミングの話だと思ったのに、最後が違うからいまいちだったとのこと。
・・・それは、そもそも主題を間違えてないか?
これはジャングルの話だろう?
あるいは、ジュブナイル的な冒険話というか。
上海についで、ジャングルの話が好きです。
開高健氏のオーパも好きです。
北方謙三氏の挑戦シリーズも素敵です。
ストーリーはさておき、森の中をぐるぐるしてる雰囲気が好きらしい。
本題。
ストーリーは換骨奪胎すると、中南米に旅行にきて、家族問題にぶち当たったところ、クーデターとか森で迷子とか生存の危機というもっと大問題が起こり、問題解決のために奔走した結果として新たな出会いや成長を果たし、すべての問題は解決していくという話かなと。
生存に関わる状況に置かれた場合、たいていのことは瑣末なことになると思われます。
例:給料日10日前にして残金3桁を切った場合、おうちにある乾麺と本だしとしょうゆで9日間生き延びる。職場で外食するとお金がかかるので、いつもより1時間早起きして自宅で朝食を食べ、早く帰ってきて自宅でご飯を食べるために残業しないで済むように仕事を効率的に片付ける。
ほら。お金もかからないし、ダイエットにもなるし、仕事で悩むこともなくなるし、いいことばかりv
なんだか、全体のストーリー云々よりも細かな描写というかアイテムたちにいちいち共感してしまった。
ふきっさらしの野外で寝るのは、意外と身体に負担がかかるよなーとか。
家の意義は、屋根があって壁があって横になれる空間があることなんだよなーとか。
しばらく絶食していると、味覚が強くなって普段気にならないものをすごく敏感に感じるようになるよなーとか。
調味料って大事です。塩とかしょうゆとかのありがたみ。
塩を入れない中華スープを作ったことがありますが、おいしくなかったなーとか。
別にサバイバルがしたいわけではない。
ともかく、なんだかすっきり読めて楽しかったです。
薄さ具合が気分にマッチしたので読み始めたら、3日で全部読破できました♪
軽いってすばらしい。
元の所有者に面白かった!と感想を述べたところ、よく覚えていないとかえされてしまいました。
所有者曰く、ロッククライミングの話だと思ったのに、最後が違うからいまいちだったとのこと。
・・・それは、そもそも主題を間違えてないか?
これはジャングルの話だろう?
あるいは、ジュブナイル的な冒険話というか。
上海についで、ジャングルの話が好きです。
開高健氏のオーパも好きです。
北方謙三氏の挑戦シリーズも素敵です。
ストーリーはさておき、森の中をぐるぐるしてる雰囲気が好きらしい。
本題。
ストーリーは換骨奪胎すると、中南米に旅行にきて、家族問題にぶち当たったところ、クーデターとか森で迷子とか生存の危機というもっと大問題が起こり、問題解決のために奔走した結果として新たな出会いや成長を果たし、すべての問題は解決していくという話かなと。
生存に関わる状況に置かれた場合、たいていのことは瑣末なことになると思われます。
例:給料日10日前にして残金3桁を切った場合、おうちにある乾麺と本だしとしょうゆで9日間生き延びる。職場で外食するとお金がかかるので、いつもより1時間早起きして自宅で朝食を食べ、早く帰ってきて自宅でご飯を食べるために残業しないで済むように仕事を効率的に片付ける。
ほら。お金もかからないし、ダイエットにもなるし、仕事で悩むこともなくなるし、いいことばかりv
なんだか、全体のストーリー云々よりも細かな描写というかアイテムたちにいちいち共感してしまった。
ふきっさらしの野外で寝るのは、意外と身体に負担がかかるよなーとか。
家の意義は、屋根があって壁があって横になれる空間があることなんだよなーとか。
しばらく絶食していると、味覚が強くなって普段気にならないものをすごく敏感に感じるようになるよなーとか。
調味料って大事です。塩とかしょうゆとかのありがたみ。
塩を入れない中華スープを作ったことがありますが、おいしくなかったなーとか。
別にサバイバルがしたいわけではない。
ともかく、なんだかすっきり読めて楽しかったです。
天顕祭 (New COMICS)
2008年10月15日 読書
転職先の職場で、サークル活動をされているというリアルの方に初めて出会いお話しました。こちらの事情は今のところ、新人の守秘義務を発動中。そんな私は年配の上役に可愛がられる役どころ。
同人という言葉には、いかがわしい妄想充填重点なイメージしかありませんでしたが、そういうことではないんだと最近実感していました。
ニコニコのボーカロイド曲を毎日朝まで聞き倒している今日この頃。
そういう方たちが今まで活動していたのは、同人といわれる場所だと知りました。
つまり自由なことができる場所だったわけだ!
そういうところで地上の星たちはがんばっていたわけだ!
商業ベースに乗らなくても、良いものは良いという信念のもとに活動できる人は素敵だ!そして贅沢だって素敵だ!
えーっと。
これまでどこかで忌避していた同人というものに抵抗がなくなったところ、ちょうど書店でこの本の帯をみて購入、信念を貫いた人はいづれ商業ベースにも乗れるのだ、という意味で感動。
もちろん、作品も大変楽しかったです。
私も信念のある仕事がしたいです。
仕事でなくてもいいけど、とりあえず才能のない自分がイメージできる信念って仕事の場しか思いつかない。
機械ではできないから人間の手を使っているけど、毎日に消えていく作業な仕事って結構つらいんだなぁと感じています。いや、楽だけども。
同人という言葉には、
ニコニコのボーカロイド曲を毎日朝まで聞き倒している今日この頃。
そういう方たちが今まで活動していたのは、同人といわれる場所だと知りました。
つまり自由なことができる場所だったわけだ!
そういうところで地上の星たちはがんばっていたわけだ!
商業ベースに乗らなくても、良いものは良いという信念のもとに活動できる人は素敵だ!そして贅沢だって素敵だ!
えーっと。
これまでどこかで忌避していた同人というものに抵抗がなくなったところ、ちょうど書店でこの本の帯をみて購入、信念を貫いた人はいづれ商業ベースにも乗れるのだ、という意味で感動。
もちろん、作品も大変楽しかったです。
私も信念のある仕事がしたいです。
仕事でなくてもいいけど、とりあえず才能のない自分がイメージできる信念って仕事の場しか思いつかない。
機械ではできないから人間の手を使っているけど、毎日に消えていく作業な仕事って結構つらいんだなぁと感じています。いや、楽だけども。
阪急電車 有川 浩 読書レビュー
2008年9月20日 読書 コメント (3)つまらない意地で抵抗していましたが、背中を押していただいたので早速購入!
バージョンが新しくなったら、ブックレビューの出し方が分からない。。。
ま、いっか。
とっても面白かったです。読みやすい、分かりやすい、そしてやっぱり懐かしい。
駅名が出たり、地域特性を文面で読むたび、なんだか嬉しくなりました。
ほぼリアルに街を知っているため、どうにも笑いがとまらないところも多々ありました。そしてやっぱりちょっと懐かしくて泣けました。
たぶん酔っ払って(以下略)
未練はないけど、思い出はあるのです。
というわけで、以下内容に突っ込みを入れつつ、各駅ごとの思い出を覚えているうちにつらつらと。。。(ネタばれになるのでしょうか。未読の方はご了承下さい)
●宝塚駅→西宮北口駅
☆宝塚駅
作中みたいな出会いをしたことないなーいいなー。・・・いや道聞かれたり、おばちゃんに世間話されたり、おじちゃんに談義を受けたりしたことはあるけれども。文章が書かれた関西弁が大好きです。正しいイントネーションで読む自信はない。
オブジェが見える陸橋からの景色は、自身もお気に入りでした。武庫川の対岸が年々新築マンションでみっしり詰まっていく過程が思い出されます。
きっとあのオブジェは、甲○園大学の学生さんが夏休みの宿題に作ったんだよ!あるいは、どっかの芸術大学の学生さんが(以下略)
宝塚市には、清荒神駅前と小林駅前に大きな図書館があります。どっちも駅すぐのところではありますが、若干芸術臭い清荒神の方が利用者が多いのかな?わかんないけど。
逆瀬川駅で生ビールが旨い店!えーっと、あんまり遅い時間でなければ駅から続く商業ビルの中に飲食店が結構あります。駅から徒歩圏にもお店が結構ある。
でも、ふたりでまだ明るいうちから飲みにいけてー話もできる感じのところっていうとあそこかなぁどこかなぁといろいろ浮かんで楽しかったです♪
あ、厳密な阪急沿線じゃないから除外されていたのかもしれませんが、阪神間で一番目立つ神社仏閣といったら恵比寿だと思ってました。十日恵比寿とか、関西にきて初めて聞きましたもんで(笑)
☆宝塚南口駅
初回から飛ばされたかと思って笑ってしまった。
南口というと歌劇場を話題に出すのかと思ったのに、宝塚ホテルというローカル(といいきると失礼か:笑)設定が楽しかったです。
ちなみに、大劇場へ行くには南口からの方が絶対に近いと思いますが、開場に間に合わないっと宝塚駅から走っている観覧者の方々を良く見ました。そして良く道を聞かれました。まぁ、宝塚駅からだと平坦な道だし、歩道整備されているきれいな道を楽しく歩くことができます。ゆっくりあるいても10分だと思う。宝塚→南口間を10分で歩いてましたから!
宝塚ホテルはとてもサービスの良いホテルだと思います。ロビーでぐったりしてたら助けてくれたし。南口駅の西側目の前だし。ウェディング体験では、無料で宝塚ホテル自慢のお料理を食べさせてくれるサービスもあるし。ケーキ旨いし。駅前に宝塚ホテルの出張ケーキ店舗とかあるし。お持たせには、宝塚ホテルのクッキーとかプリンが好きです。
ホテルを出すなら、宝塚ワシントンホテルとか旅館系のホテル若水さんとかも個人的には思いつくのですが、たぶん最寄が宝塚駅になってしまうからだな。それに作のテーマには宝塚ホテルぴったりだ!(悪い意味じゃないですよ、ほんとに:笑)
南口駅ビルの再開発もあることだし、ぜひ今後もがんばってほしいものです。
☆逆瀬川駅
こちらも2008年に大きく駅前の商業ビルが変わって、なかなか素敵なことになっていた記憶があります。
孫の世話をするのに、電車で一駅ずつ移動するおばあちゃんがリアルでした。
南口最寄にお住まいの方の中には、逆瀬川駅のスーパーの方が安いといってわざわざ歩いてお買い物にこられるかたもありました。基本的に阪急今津線の一区間はとっても短いのです。
人生経験豊富なおばあちゃんの台詞が大変爽快でありました。いいなぁ、こんな人生アドバイザーに、素直にアドバイスを聞ける心持ちのときに出会うことができたら楽しい一期一会になることでしょう。
なんか、ご主人さんの思い出話のくだりで、本気で噴出して笑えましたよ。
☆小林駅
知らない人は、きっと「こばやし」と読むんだろうなぁと自身の失敗を振り返る。
良い駅だ、とのアドバイスでしたが、結婚式帰りのドレスで、フィクションで立ち寄って様になる場所が果たして小林駅東側にあったか?!と内心うろたえた。
でも、そういう問題ではなかった点にとても好感が持てました。
小林駅東側はとても下町っぽいというか、商店街と大型スーパーが同居している不思議な場所です。
木の年輪のごとく、駅に近いほど密集している印象があります。平坦地で自転車移動がらくらく、保育園や幼稚園、公立の小中学校も比較的近い場所にあるため生活しやすい所です。
ここの駅周辺の街の描写がなんだか、イメージするというより、現実の記憶と照らし合わせて読んでいるような気分になってしまい、妙にくすぐったかったです。
家賃と適度な生活の利便性、駅からの近さを優先する学生さんはこのあたりによく住んでいたような気がする。
しかし、ツバメの巣は結構大変です。ちなみに自身は駅に立っている際に、鳥にケチをつけられて大変恥ずかしい思いをして家に帰り、嘆きながらスーツを洗濯した事が2度あります。鳩の時はすごく腹が立ちましたが、これが意外とツバメだと「仕方ないな・・・」という気分になっていました。ごめん、ハト・・・ 。
さてさて。また明日続きでも書こうかな。
バージョンが新しくなったら、ブックレビューの出し方が分からない。。。
ま、いっか。
とっても面白かったです。読みやすい、分かりやすい、そしてやっぱり懐かしい。
駅名が出たり、地域特性を文面で読むたび、なんだか嬉しくなりました。
ほぼリアルに街を知っているため、どうにも笑いがとまらないところも多々ありました。そしてやっぱりちょっと懐かしくて泣けました。
たぶん酔っ払って(以下略)
未練はないけど、思い出はあるのです。
というわけで、以下内容に突っ込みを入れつつ、各駅ごとの思い出を覚えているうちにつらつらと。。。(ネタばれになるのでしょうか。未読の方はご了承下さい)
●宝塚駅→西宮北口駅
☆宝塚駅
作中みたいな出会いをしたことないなーいいなー。・・・いや道聞かれたり、おばちゃんに世間話されたり、おじちゃんに談義を受けたりしたことはあるけれども。文章が書かれた関西弁が大好きです。正しいイントネーションで読む自信はない。
オブジェが見える陸橋からの景色は、自身もお気に入りでした。武庫川の対岸が年々新築マンションでみっしり詰まっていく過程が思い出されます。
きっとあのオブジェは、甲○園大学の学生さんが夏休みの宿題に作ったんだよ!あるいは、どっかの芸術大学の学生さんが(以下略)
宝塚市には、清荒神駅前と小林駅前に大きな図書館があります。どっちも駅すぐのところではありますが、若干芸術臭い清荒神の方が利用者が多いのかな?わかんないけど。
逆瀬川駅で生ビールが旨い店!えーっと、あんまり遅い時間でなければ駅から続く商業ビルの中に飲食店が結構あります。駅から徒歩圏にもお店が結構ある。
でも、ふたりでまだ明るいうちから飲みにいけてー話もできる感じのところっていうとあそこかなぁどこかなぁといろいろ浮かんで楽しかったです♪
あ、厳密な阪急沿線じゃないから除外されていたのかもしれませんが、阪神間で一番目立つ神社仏閣といったら恵比寿だと思ってました。十日恵比寿とか、関西にきて初めて聞きましたもんで(笑)
☆宝塚南口駅
初回から飛ばされたかと思って笑ってしまった。
南口というと歌劇場を話題に出すのかと思ったのに、宝塚ホテルというローカル(といいきると失礼か:笑)設定が楽しかったです。
ちなみに、大劇場へ行くには南口からの方が絶対に近いと思いますが、開場に間に合わないっと宝塚駅から走っている観覧者の方々を良く見ました。そして良く道を聞かれました。まぁ、宝塚駅からだと平坦な道だし、歩道整備されているきれいな道を楽しく歩くことができます。ゆっくりあるいても10分だと思う。宝塚→南口間を10分で歩いてましたから!
宝塚ホテルはとてもサービスの良いホテルだと思います。ロビーでぐったりしてたら助けてくれたし。南口駅の西側目の前だし。ウェディング体験では、無料で宝塚ホテル自慢のお料理を食べさせてくれるサービスもあるし。ケーキ旨いし。駅前に宝塚ホテルの出張ケーキ店舗とかあるし。お持たせには、宝塚ホテルのクッキーとかプリンが好きです。
ホテルを出すなら、宝塚ワシントンホテルとか旅館系のホテル若水さんとかも個人的には思いつくのですが、たぶん最寄が宝塚駅になってしまうからだな。それに作のテーマには宝塚ホテルぴったりだ!(悪い意味じゃないですよ、ほんとに:笑)
南口駅ビルの再開発もあることだし、ぜひ今後もがんばってほしいものです。
☆逆瀬川駅
こちらも2008年に大きく駅前の商業ビルが変わって、なかなか素敵なことになっていた記憶があります。
孫の世話をするのに、電車で一駅ずつ移動するおばあちゃんがリアルでした。
南口最寄にお住まいの方の中には、逆瀬川駅のスーパーの方が安いといってわざわざ歩いてお買い物にこられるかたもありました。基本的に阪急今津線の一区間はとっても短いのです。
人生経験豊富なおばあちゃんの台詞が大変爽快でありました。いいなぁ、こんな人生アドバイザーに、素直にアドバイスを聞ける心持ちのときに出会うことができたら楽しい一期一会になることでしょう。
なんか、ご主人さんの思い出話のくだりで、本気で噴出して笑えましたよ。
☆小林駅
知らない人は、きっと「こばやし」と読むんだろうなぁと自身の失敗を振り返る。
良い駅だ、とのアドバイスでしたが、結婚式帰りのドレスで、フィクションで立ち寄って様になる場所が果たして小林駅東側にあったか?!と内心うろたえた。
でも、そういう問題ではなかった点にとても好感が持てました。
小林駅東側はとても下町っぽいというか、商店街と大型スーパーが同居している不思議な場所です。
木の年輪のごとく、駅に近いほど密集している印象があります。平坦地で自転車移動がらくらく、保育園や幼稚園、公立の小中学校も比較的近い場所にあるため生活しやすい所です。
ここの駅周辺の街の描写がなんだか、イメージするというより、現実の記憶と照らし合わせて読んでいるような気分になってしまい、妙にくすぐったかったです。
家賃と適度な生活の利便性、駅からの近さを優先する学生さんはこのあたりによく住んでいたような気がする。
しかし、ツバメの巣は結構大変です。ちなみに自身は駅に立っている際に、鳥にケチをつけられて大変恥ずかしい思いをして家に帰り、嘆きながらスーツを洗濯した事が2度あります。鳩の時はすごく腹が立ちましたが、これが意外とツバメだと「仕方ないな・・・」という気分になっていました。ごめん、ハト・・・ 。
さてさて。また明日続きでも書こうかな。
ISBN:4102071016 文庫 高橋 義孝 新潮社 1952/07/30 ¥340
いや、はまったPCゲームのキャラさんがたとえ話でだされていたものですから、読みたくなったのです。
この手の文学作品の場合、作品自体がどうこうよりも、書いた作者の来歴や書かれた背景を探るのがすき。
なぜか、カブトムシに変身したものだと思っていたが、読んでみたらぜんぜん違いました。
もっと気持ち悪い、嫌いなタイプのウゴウゴする虫に変身していました。大きさも結構大きいような・・・想像するだに気持ち悪い。
カフカの変身を引き合いに出していた某キャラさんは、不条理について話したかったらしいのですが、変身を出すのはちょっと違う気がしますが。
同時に話に出ていた、太陽が赤かったから殺しました、のお話を読みたいなあと思案中。
追記。
不条理を引き合いに出したときは、カミュの話をしていた模様。
カフカとカミュって混乱しやすいです。
カミュは異邦人。
安部公房の箱男とかと一緒に読むと、精神的に負担が大きそうだなぁ。。。
いや、はまったPCゲームのキャラさんがたとえ話でだされていたものですから、読みたくなったのです。
この手の文学作品の場合、作品自体がどうこうよりも、書いた作者の来歴や書かれた背景を探るのがすき。
なぜか、カブトムシに変身したものだと思っていたが、読んでみたらぜんぜん違いました。
もっと気持ち悪い、嫌いなタイプのウゴウゴする虫に変身していました。大きさも結構大きいような・・・想像するだに気持ち悪い。
カフカの変身を引き合いに出していた某キャラさんは、不条理について話したかったらしいのですが、変身を出すのはちょっと違う気がしますが。
同時に話に出ていた、太陽が赤かったから殺しました、のお話を読みたいなあと思案中。
追記。
不条理を引き合いに出したときは、カミュの話をしていた模様。
カフカとカミュって混乱しやすいです。
カミュは異邦人。
安部公房の箱男とかと一緒に読むと、精神的に負担が大きそうだなぁ。。。
花よりも花の如く 5 (5) (花とゆめCOMICS)
2007年9月3日 読書
ISBN:4592174453 コミック 成田 美名子 白泉社 2007/08/17 ¥410
お能は、大学時代に近場の能楽堂で一度見ました。
芦刈だったような気がする。
正直なところ、途中意識が飛んでました。すみません・・・
でも、この作品を読んでいるともう一回行って見たいなという気になる。
どうしてこの人は、こう人間の心理を深く深く描くことができるのだろうと思う。安易に暗い過去を引き合いに出すでもなく、自身の心理をきめ細かく分析していく。
往々にして、純文学的な小説などでは良く用いられる手法だと思うけど、漫画で表現されることは少ないのではないかしらんと。(たんに私が接している作品が少ないだけかもしれない)
事象を追うのではなく、人間をテーマにした作品は結構好きです。
因みに、できる営業マンを目指す!といったことをテーマにした研修とかビジネス書を見ると、結局このような自己分析を繰り返し、その中から対顧客に対する時のコミュニケーションスキルを確立していく、、、というのが延々行われる。
そこを思うと、憲人さんは一般社会へ回帰して営業マンになってもトップセールスになるのではないだろうか、なんて思ったり思わなかったり・・・。
お能は、大学時代に近場の能楽堂で一度見ました。
芦刈だったような気がする。
正直なところ、途中意識が飛んでました。すみません・・・
でも、この作品を読んでいるともう一回行って見たいなという気になる。
どうしてこの人は、こう人間の心理を深く深く描くことができるのだろうと思う。安易に暗い過去を引き合いに出すでもなく、自身の心理をきめ細かく分析していく。
往々にして、純文学的な小説などでは良く用いられる手法だと思うけど、漫画で表現されることは少ないのではないかしらんと。(たんに私が接している作品が少ないだけかもしれない)
事象を追うのではなく、人間をテーマにした作品は結構好きです。
因みに、できる営業マンを目指す!といったことをテーマにした研修とかビジネス書を見ると、結局このような自己分析を繰り返し、その中から対顧客に対する時のコミュニケーションスキルを確立していく、、、というのが延々行われる。
そこを思うと、憲人さんは一般社会へ回帰して営業マンになってもトップセールスになるのではないだろうか、なんて思ったり思わなかったり・・・。
ISBN:4120031586 単行本 森 博嗣 中央公論新社 2001/06 ¥1,995
青空が美しい一冊。
文庫の表紙も綺麗な色だが、灰色の背表紙とのギャップにちょっと驚いてしまう。
一応、一連の輪がつながった。
キルドレはぐるぐる繰り返しているってことね?と自己解決しておくことにする。でも、人間も輪廻転生してるっていうし、タームが短いだけなら、そんなに目くじら立てることもないのでは〜なんて考えることも出来るかもしれない。
結局クサナギ氏は、名前を同じくしてつながることが出来ているけれども、単に同じ器の名前を繰り返しているだけだったということで・・・。
なんとなく爽快。
the Mission is conpleted.
・・・受動態なのかな?コンプリートって。
青空が美しい一冊。
文庫の表紙も綺麗な色だが、灰色の背表紙とのギャップにちょっと驚いてしまう。
一応、一連の輪がつながった。
キルドレはぐるぐる繰り返しているってことね?と自己解決しておくことにする。でも、人間も輪廻転生してるっていうし、タームが短いだけなら、そんなに目くじら立てることもないのでは〜なんて考えることも出来るかもしれない。
結局クサナギ氏は、名前を同じくしてつながることが出来ているけれども、単に同じ器の名前を繰り返しているだけだったということで・・・。
なんとなく爽快。
the Mission is conpleted.
・・・受動態なのかな?コンプリートって。
クレィドゥ・ザ・スカイ
2007年7月31日 読書
ISBN:4120038408 単行本 森 博嗣 中央公論新社 2007/06 ¥1,890
相変わらず美しい装丁。
個人的には夜明け前だと思う。よって、一作前は夜に、月夜の雲の上を飛んでいるのだろうと思っている。
深読みしないで本を読むため、単純なトリックや仕掛けに騙される読書家です。その方が楽しいので、別にミステリーを読んでいても犯人探しをしようとは思いません。
スカイ・クロラシリーズでトリック的な要素があると思っていなかったため、すっかり騙された本作。
共感を得られるかどうかはさておき、トリックネタとしてはM・ナイト・シャマラン氏のシックス・センスや、ハサミ男(作者忘れた・・・)的なものでした。でも、すっきり騙されるとそれはそれで大変楽しいものでした。
空を飛んでいるシーンが少なくて、地を這うまでいかないけれども、飛翔感が少なく、浮遊感が多い印象。・・・ヒショウっていれたら、飛翔より先に卑小と変換される自分のPCが憎げな今日この頃。
本の語り手や地の文を書いているのが誰かというのを意識して本を読むべきかどうか。池波氏の作品は地の文で神様だった作者が突然話に食い込むところが素敵です。山本周五郎氏の作品もちょっとある。北方謙三になると、作者の思考は完全に作中人物が代弁しているので、それはそれで楽しい。ふむ。
To be returned first Mission "the Sky Crawlers"
うむ。つづりはあっているのだろうか・・・。
〜lers と複数系だったことに初めて気付いた。
相変わらず美しい装丁。
個人的には夜明け前だと思う。よって、一作前は夜に、月夜の雲の上を飛んでいるのだろうと思っている。
深読みしないで本を読むため、単純なトリックや仕掛けに騙される読書家です。その方が楽しいので、別にミステリーを読んでいても犯人探しをしようとは思いません。
スカイ・クロラシリーズでトリック的な要素があると思っていなかったため、すっかり騙された本作。
共感を得られるかどうかはさておき、トリックネタとしてはM・ナイト・シャマラン氏のシックス・センスや、ハサミ男(作者忘れた・・・)的なものでした。でも、すっきり騙されるとそれはそれで大変楽しいものでした。
空を飛んでいるシーンが少なくて、地を這うまでいかないけれども、飛翔感が少なく、浮遊感が多い印象。・・・ヒショウっていれたら、飛翔より先に卑小と変換される自分のPCが憎げな今日この頃。
本の語り手や地の文を書いているのが誰かというのを意識して本を読むべきかどうか。池波氏の作品は地の文で神様だった作者が突然話に食い込むところが素敵です。山本周五郎氏の作品もちょっとある。北方謙三になると、作者の思考は完全に作中人物が代弁しているので、それはそれで楽しい。ふむ。
To be returned first Mission "the Sky Crawlers"
うむ。つづりはあっているのだろうか・・・。
〜lers と複数系だったことに初めて気付いた。
フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life
2007年7月19日 読書
ISBN:4120037398 単行本 森 博嗣 中央公論新社 2006/06 ¥1,890
スカイ・クロラシリーズの4冊目。時系列では3冊目。
クサナギ氏の言葉使いが、ときどき女性化していた。
あぁ、クサナギ氏が変わってしまう・・・という哀愁にみちた一冊だった。
前作2冊はクサナギ氏視点だったが、今回は別視点に意向。キルドレから見た世界を書いているからだろうか?
愛情とは、という結論付けがとても素敵だった。
戦いは醜いものだ。醜いものは嫌いだ。だから戦争は嫌われるべきでやめるべきだというイコール定義はできない。
なぜなら、戦いを醜いと定義するかどうかという一点が抜けているからだ。
ふむ、なるほど。愛情はすばらしい。すばらしいものはいとおしい。だから愛情はいとおしい者に向ける感情だ、というのはどうだろう。むふ・・・。
装丁の空はいったいどこなんだろう。
日が暮れたあとの、雲の上の世界だろうか。雲のない満月の夜は大変綺麗だが、くもの上ではいつでも夜、月がみえるのだろうか。
To be continued Next mission"Cradle the Sky"
スカイ・クロラシリーズの4冊目。時系列では3冊目。
クサナギ氏の言葉使いが、ときどき女性化していた。
あぁ、クサナギ氏が変わってしまう・・・という哀愁にみちた一冊だった。
前作2冊はクサナギ氏視点だったが、今回は別視点に意向。キルドレから見た世界を書いているからだろうか?
愛情とは、という結論付けがとても素敵だった。
戦いは醜いものだ。醜いものは嫌いだ。だから戦争は嫌われるべきでやめるべきだというイコール定義はできない。
なぜなら、戦いを醜いと定義するかどうかという一点が抜けているからだ。
ふむ、なるほど。愛情はすばらしい。すばらしいものはいとおしい。だから愛情はいとおしい者に向ける感情だ、というのはどうだろう。むふ・・・。
装丁の空はいったいどこなんだろう。
日が暮れたあとの、雲の上の世界だろうか。雲のない満月の夜は大変綺麗だが、くもの上ではいつでも夜、月がみえるのだろうか。
To be continued Next mission"Cradle the Sky"
ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven
2007年7月11日 読書
ISBN:4120036448 単行本 森 博嗣 中央公論新社 2005/06 ¥1,890
雲の下での空中戦のお話。
草薙水素さんが、ちょっとづついろんなものに縛られて、身動きできなくなっていく様がなんとも・・・。
飛行中の【ダンス】がそれは美しげに描写されているのですが、言葉がさしている動作がどんなものなのか良く分からないため、そのうち音読を始めてしまう。言葉の音だけでシーンを楽しむという無茶な読書。
映像で動きを見せてくれるアニメに期待。
フラップとかストールターンとかロールとか、飛行機のツバサがどっち向いてどないになっているのか、とっても知りたい。
実際に見た記憶なのか、どこかの映像をみた記憶なのか定かなではないが、飛行機がツバサに雲を引いて飛んでいる映像がとっても好きです。
2本の白い線がまっすぐに伸びて、飛行機が回転すると、リボンみたいに白線が絡まる映像。
昔、日曜日のお昼に「特攻野郎Aチーム」という飛行機(ヘリコプタ?)が出てくるドラマがやってたなぁ。思えば大好きで一生懸命みていた。
わかんないなりに、機械工学、みたいなのに憧れがあるらしい。
そういえば、我が手に拳銃を、でも工場での旋盤作業を描写しているシーンが妙に印象に残っている。
To be continued Next mission "Flutter into Life"
雲の下での空中戦のお話。
草薙水素さんが、ちょっとづついろんなものに縛られて、身動きできなくなっていく様がなんとも・・・。
飛行中の【ダンス】がそれは美しげに描写されているのですが、言葉がさしている動作がどんなものなのか良く分からないため、そのうち音読を始めてしまう。言葉の音だけでシーンを楽しむという無茶な読書。
映像で動きを見せてくれるアニメに期待。
フラップとかストールターンとかロールとか、飛行機のツバサがどっち向いてどないになっているのか、とっても知りたい。
実際に見た記憶なのか、どこかの映像をみた記憶なのか定かなではないが、飛行機がツバサに雲を引いて飛んでいる映像がとっても好きです。
2本の白い線がまっすぐに伸びて、飛行機が回転すると、リボンみたいに白線が絡まる映像。
昔、日曜日のお昼に「特攻野郎Aチーム」という飛行機(ヘリコプタ?)が出てくるドラマがやってたなぁ。思えば大好きで一生懸命みていた。
わかんないなりに、機械工学、みたいなのに憧れがあるらしい。
そういえば、我が手に拳銃を、でも工場での旋盤作業を描写しているシーンが妙に印象に残っている。
To be continued Next mission "Flutter into Life"
ISBN:4120035417 単行本 森 博嗣 中央公論新社 2004/06 ¥1,890
スカイ・クロラシリーズの第2作目。
でも時系列からいくと此れが1作目らしい。というわけで、ここから再読を開始。5冊の中で、この本が一番好きです。
装丁がよい。これから暮れ行くところ、が始まるんだろうな、と今だから思う装丁の色。見事なお色目です。文庫も欲しいなーと思ったのですが、ハードカバーの見事さに惚れ直してやめました。
作品云々も楽しいのですが、基本的に本を並べているのがすきなのだと思います。だからシリーズモノ大好きです♪五條瑛氏の革命シリーズもちゃんと絵柄を揃えて収集していますv
スカイ・クロラシリーズの5作目が6月に発売されて、表紙にアニメ化って書いてあったんですが、こんな散文的なストーリーをどうやってアニメストーリーにするのでしょうか。世界観はアニメにぴったりだとおもいますけども。飛行機での浮遊感とか、装丁になっているような、変化する空の色をアニメでも見れたら良いなと思います。
To be continued Next mission "down to heaven"
スカイ・クロラシリーズの第2作目。
でも時系列からいくと此れが1作目らしい。というわけで、ここから再読を開始。5冊の中で、この本が一番好きです。
装丁がよい。これから暮れ行くところ、が始まるんだろうな、と今だから思う装丁の色。見事なお色目です。文庫も欲しいなーと思ったのですが、ハードカバーの見事さに惚れ直してやめました。
作品云々も楽しいのですが、基本的に本を並べているのがすきなのだと思います。だからシリーズモノ大好きです♪五條瑛氏の革命シリーズもちゃんと絵柄を揃えて収集していますv
スカイ・クロラシリーズの5作目が6月に発売されて、表紙にアニメ化って書いてあったんですが、こんな散文的なストーリーをどうやってアニメストーリーにするのでしょうか。世界観はアニメにぴったりだとおもいますけども。飛行機での浮遊感とか、装丁になっているような、変化する空の色をアニメでも見れたら良いなと思います。
To be continued Next mission "down to heaven"
ISBN:4061825313 新書 森 博嗣 講談社 2007/05/10 ¥945
イナイ×イナイで検索したら、トップになつかしの絵本が出てきてしまいました(笑)
森博嗣氏の新シリーズです。
なんか探偵役が沢山いて楽しかったです。
謎ときよりもキャラクタメインでよんでしまいとっても楽しかったです。探偵たちの今後の活躍に期待。
なんか以前よりページかせぎ。。げふげふ、いやいや、言葉が詩的になるところがはっきりしてよい感じです。軽いところと重いところがはっきり交互に作ってあって読みやすい。まさに読み飛ばしできるくらいの軽さです。
小説も好きですが、毒吐き系の氏の日記の方が好きなのですが、しばらくまったく追いかけていませんでした。久しぶりに覗いてみたら、愛犬がお亡くなりになり、代替わりしていたり、WEB日記がブログになっていたり、大変化しておりました。
今更ながら積んであった氏の新書やハードブックや日記本を本棚の全面に並べかえ、しばらく森祭りを開催することに決定。
・・・こんなに買い込むだけ買いこんで読んでなかったことに驚愕。
いやいや、本はしばらく積んで置いた方が楽しくなるんだって。
イナイ×イナイで検索したら、トップになつかしの絵本が出てきてしまいました(笑)
森博嗣氏の新シリーズです。
なんか探偵役が沢山いて楽しかったです。
謎ときよりもキャラクタメインでよんでしまいとっても楽しかったです。探偵たちの今後の活躍に期待。
なんか以前よりページかせぎ。。げふげふ、いやいや、言葉が詩的になるところがはっきりしてよい感じです。軽いところと重いところがはっきり交互に作ってあって読みやすい。まさに読み飛ばしできるくらいの軽さです。
小説も好きですが、毒吐き系の氏の日記の方が好きなのですが、しばらくまったく追いかけていませんでした。久しぶりに覗いてみたら、愛犬がお亡くなりになり、代替わりしていたり、WEB日記がブログになっていたり、大変化しておりました。
今更ながら積んであった氏の新書やハードブックや日記本を本棚の全面に並べかえ、しばらく森祭りを開催することに決定。
・・・こんなに買い込むだけ買いこんで読んでなかったことに驚愕。
いやいや、本はしばらく積んで置いた方が楽しくなるんだって。
アイシールド21 25 (25) (ジャンプコミックス)
2007年7月4日 読書ISBN:4088743830 コミック 村田 雄介 集英社 2007/07/04 ¥410
もう、誰にもとめられない♪って歌が昔あったような気がします。
誰にも止められない、努力する天災・・・いやいや、天才に一点豪華主義が敗れました・・・無念!!
作中の将軍と努力する天才のエピソードがほろりときました。
そうか、筋肉でしか人間を判別しないとばかり思っていたけれども、ちゃんと人間の感情に基づいて現在のご自身を築かれたのですね。
それにしてもライバルだったアイシールド21を眼下に見下げたコマが哀切極まります。
ひどいー凡人の努力を無碍にする人間なんて嫌いダァああああ><
でも自分も努力しているから、それ以上に努力して能力の上を行く人間でないと認めてくれないのかなぁ。
単に期待した人間が、期待を裏切ったから空虚になっているだけなんだと思いたいけど。そうそう、退職していきなり暇になったとたんにやることがなくなったお父さんみたいな感じといいましょうか。
がんばれー!!アイシールド21!オンリーワンのそれしか縋れないものの強さを見せてやれ〜!!
もう、誰にもとめられない♪って歌が昔あったような気がします。
誰にも止められない、努力する天災・・・いやいや、天才に一点豪華主義が敗れました・・・無念!!
作中の将軍と努力する天才のエピソードがほろりときました。
そうか、筋肉でしか人間を判別しないとばかり思っていたけれども、ちゃんと人間の感情に基づいて現在のご自身を築かれたのですね。
それにしてもライバルだったアイシールド21を眼下に見下げたコマが哀切極まります。
ひどいー凡人の努力を無碍にする人間なんて嫌いダァああああ><
でも自分も努力しているから、それ以上に努力して能力の上を行く人間でないと認めてくれないのかなぁ。
単に期待した人間が、期待を裏切ったから空虚になっているだけなんだと思いたいけど。そうそう、退職していきなり暇になったとたんにやることがなくなったお父さんみたいな感じといいましょうか。
がんばれー!!アイシールド21!オンリーワンのそれしか縋れないものの強さを見せてやれ〜!!
ISBN:4061308386 単行本 司馬 遼太郎 講談社 1982/01 ¥1,155
なんでいまさら、司馬節にはまる、ってな感時で読了。
いえ、本棚の整理をしていたら出てきたのです。
そして単発で此れだけ本棚に入っていたので、読了したら心置きなくうッパらえるな(ぬるい笑い)と思って・・・。
あぁっ!!いかに能力に恵まれようとも、天下の運がそれに見合ってまわってくるわけでもなく、でも、それぞれに散っていく様がいかようにも見事で、お昼休憩中にMドナルドデでポテト片手に涙ぐむ(恥ずかしいっ)
いえ、菜の花の沖とか、もっとこう鮮やかな作品しか読んだことがなかったので、これほど、心中に来るとは思わなかったのです。
個人的に短編集が好きだというのもあるのですが、しかし見事だなぁ司馬節。
本当は文庫で読みました。巻末に司馬遼太郎博物館の案内が載っていたので、是非次回実家へ帰るときには名鉄経由で、途中この博物館に立ち寄って帰ろうと決意した次第。
森博嗣氏のスカイ・クロラシリーズの完結編を入手。
これもどうしても今すぐ欲しくて、仕事中に本屋さんに立ち寄ってゲット。余談、その本屋さんは小さいのであまりハードカバーの本を扱っていない。男性作者、女性作者という分類で棚一つずつしかない。
はて、男性作者の棚に【五條瑛】氏の赤い羊は肉を喰うが・・・ぶふっ!書店員さん、詰めが甘いですね(歪んだ笑い)
お話戻って、スカイ・クロラシリーズをハードカバーで5冊並べておうちでホクホクする。・・・やはりこれは完結編を堪能する前に、前作のおさらいをしておかねばなるまい。と言うわけでナ・バ・テアから再読を開始。1冊3時間として、1晩2冊で2日徹夜で完結編にたどり着き、最後にスカイ・クロラをもう一回読むんだ♪シリーズモノ大好きです!えぇ、例えこれで徹夜で仕事にでて、そのまま慰労会というなの会社の強制行事で3日徹夜確実になろうとも、大好きなんです!!
なんでいまさら、司馬節にはまる、ってな感時で読了。
いえ、本棚の整理をしていたら出てきたのです。
そして単発で此れだけ本棚に入っていたので、読了したら心置きなくうッパらえるな(ぬるい笑い)と思って・・・。
あぁっ!!いかに能力に恵まれようとも、天下の運がそれに見合ってまわってくるわけでもなく、でも、それぞれに散っていく様がいかようにも見事で、お昼休憩中にMドナルドデでポテト片手に涙ぐむ(恥ずかしいっ)
いえ、菜の花の沖とか、もっとこう鮮やかな作品しか読んだことがなかったので、これほど、心中に来るとは思わなかったのです。
個人的に短編集が好きだというのもあるのですが、しかし見事だなぁ司馬節。
本当は文庫で読みました。巻末に司馬遼太郎博物館の案内が載っていたので、是非次回実家へ帰るときには名鉄経由で、途中この博物館に立ち寄って帰ろうと決意した次第。
森博嗣氏のスカイ・クロラシリーズの完結編を入手。
これもどうしても今すぐ欲しくて、仕事中に本屋さんに立ち寄ってゲット。余談、その本屋さんは小さいのであまりハードカバーの本を扱っていない。男性作者、女性作者という分類で棚一つずつしかない。
はて、男性作者の棚に【五條瑛】氏の赤い羊は肉を喰うが・・・ぶふっ!書店員さん、詰めが甘いですね(歪んだ笑い)
お話戻って、スカイ・クロラシリーズをハードカバーで5冊並べておうちでホクホクする。・・・やはりこれは完結編を堪能する前に、前作のおさらいをしておかねばなるまい。と言うわけでナ・バ・テアから再読を開始。1冊3時間として、1晩2冊で2日徹夜で完結編にたどり着き、最後にスカイ・クロラをもう一回読むんだ♪シリーズモノ大好きです!えぇ、例えこれで徹夜で仕事にでて、そのまま慰労会というなの会社の強制行事で3日徹夜確実になろうとも、大好きなんです!!
風光る 22 (22)
2007年6月27日 読書
ISBN:4091310893 コミック 渡辺 多恵子 小学館 2007/06/26 ¥410
斎藤先生、ついに落つっ!!
狼狽振りと規格外の表情集が愉快な一冊でした。
でも、おなごとわかった次の発想が「嫁にする」という順当ぶりが、ちょっとむかむか。
いや、最終的にはあばたもえくぼで、さすがの斎藤先生も懐柔されたわけですが、そこかしこに斎藤先生の生々しさが描かれていたように思います。お里さんとお馬の話をしたときも思いましたが、ほんとに少女漫画なのか、これ(笑)大阪府では、あまりに過激な描写がある少女コミックスを置く書店に、青少年育成条例にしたがって手入れが入ったニュースがありましたが、これもある意味過激な少女コミックスですよね。
でも真面目にかかれているから楽しい♪
無念桜と環境破壊?の関係もまた素敵な壮観関係ですね。
ちょろっと山南先生の教えをきちんと守っている神谷さんエピソードが見られて嬉しかったです。
とにもかくにも、前途多難な斎藤先生の恋路が、今後も楽しみです。
斎藤先生、ついに落つっ!!
狼狽振りと規格外の表情集が愉快な一冊でした。
でも、おなごとわかった次の発想が「嫁にする」という順当ぶりが、ちょっとむかむか。
いや、最終的にはあばたもえくぼで、さすがの斎藤先生も懐柔されたわけですが、そこかしこに斎藤先生の生々しさが描かれていたように思います。お里さんとお馬の話をしたときも思いましたが、ほんとに少女漫画なのか、これ(笑)大阪府では、あまりに過激な描写がある少女コミックスを置く書店に、青少年育成条例にしたがって手入れが入ったニュースがありましたが、これもある意味過激な少女コミックスですよね。
でも真面目にかかれているから楽しい♪
無念桜と環境破壊?の関係もまた素敵な壮観関係ですね。
ちょろっと山南先生の教えをきちんと守っている神谷さんエピソードが見られて嬉しかったです。
とにもかくにも、前途多難な斎藤先生の恋路が、今後も楽しみです。
Honey Bitter 3 (3)
2007年6月22日 読書
ISBN:4088566467 コミック 小花 美穂 集英社 2005/10/14 ¥410
うわーひっさひぶりだぁ!と喜んで本屋さんで手にしました。
絵がおとなっぽい人達の絵になってました。
激なストーリーで楽しかったです。
1冊でちょうどいい、ストーリー展開です。
本編よりあとがきの方が衝撃でびっくりしましたよ。
そうかーそういう漫画家人生もあるよなーって新たな価値観を得てちょっとほっこりしてしまいましたよ。
この人の作品を読んでいると、精神的に敏感な人なんだろうと思っていたので、今回のことが作風にも大きく転換を与えるのではないかと。
それはそこ、楽しみなのです。
ちょこちょこずつでもいいので、連載はぜひ続けて欲しい。
・・・死んでしまう前に今やってる連載だけは完結さしてくれ〜とか不吉なこともおもいつつ、ファンの正直な思いなのでした。
うわーひっさひぶりだぁ!と喜んで本屋さんで手にしました。
絵がおとなっぽい人達の絵になってました。
激なストーリーで楽しかったです。
1冊でちょうどいい、ストーリー展開です。
本編よりあとがきの方が衝撃でびっくりしましたよ。
そうかーそういう漫画家人生もあるよなーって新たな価値観を得てちょっとほっこりしてしまいましたよ。
この人の作品を読んでいると、精神的に敏感な人なんだろうと思っていたので、今回のことが作風にも大きく転換を与えるのではないかと。
それはそこ、楽しみなのです。
ちょこちょこずつでもいいので、連載はぜひ続けて欲しい。
・・・死んでしまう前に今やってる連載だけは完結さしてくれ〜とか不吉なこともおもいつつ、ファンの正直な思いなのでした。
らせつの花 3 (3)
2007年6月20日 読書
ISBN:4592183568 コミック 潮見 知佳 白泉社 2007/06/19 ¥410
閑話休題的なお話だった。
かわいかった。
九竜さんが相変わらず素敵だった♪スーツ以外の格好しているのがめずらしいので、素敵さ倍増でした!
こういう3画関係のお話を読んでいるといつも思う。
絶対主人公とくっつかない、ちょっと寂しい位置の人とこそくっついて欲しいっっ!タッチでいうところの、南ちゃんと和也君がくっつく的なお話が読んでみたいです。←邪道
九竜さんは26才らしい。・・・同い年になりましたv
一番人間として素敵な時期よねー、ってか本当に九竜さんは人間なんだろうか・・・。はやく正体が明かされないかな〜
閑話休題的なお話だった。
かわいかった。
九竜さんが相変わらず素敵だった♪スーツ以外の格好しているのがめずらしいので、素敵さ倍増でした!
こういう3画関係のお話を読んでいるといつも思う。
絶対主人公とくっつかない、ちょっと寂しい位置の人とこそくっついて欲しいっっ!タッチでいうところの、南ちゃんと和也君がくっつく的なお話が読んでみたいです。←邪道
九竜さんは26才らしい。・・・同い年になりましたv
一番人間として素敵な時期よねー、ってか本当に九竜さんは人間なんだろうか・・・。はやく正体が明かされないかな〜
年上のヒト。 2 (2)
2007年5月20日 読書
ISBN:4253197221 コミック 小田原 みづえ 秋田書店 2007/05/16 ¥410
二巻に入り、お付き合いも順調そうな様子。
ただ、屈折読者としては、年の差カップルのお話というよりは、職場恋愛ものにストーリーがよっていたようで、いま一つ不満。
でも、年の差のジレンマが発生するのは社会的な軋轢故、だから当然と言えば当然か。
彼氏さんが、30超の会社員という設定なのが気に入っています。
ただ、恋愛中に、年下の彼女さんに振り回されてらしくないこと、年甲斐もないこと(笑)をしてくれるのが楽しいんですが、そんなギャップをもっと際立たせるための普段の30オーバーらしい行動がみたいなぁ、と思います。
自分で思っておいてなんですが、30超えたら、どんなになるんだろう。どんなのが普通になるんだろう。
うぅ。
二巻に入り、お付き合いも順調そうな様子。
ただ、屈折読者としては、年の差カップルのお話というよりは、職場恋愛ものにストーリーがよっていたようで、いま一つ不満。
でも、年の差のジレンマが発生するのは社会的な軋轢故、だから当然と言えば当然か。
彼氏さんが、30超の会社員という設定なのが気に入っています。
ただ、恋愛中に、年下の彼女さんに振り回されてらしくないこと、年甲斐もないこと(笑)をしてくれるのが楽しいんですが、そんなギャップをもっと際立たせるための普段の30オーバーらしい行動がみたいなぁ、と思います。
自分で思っておいてなんですが、30超えたら、どんなになるんだろう。どんなのが普通になるんだろう。
うぅ。
ISBN:4091811973 コミック 藤田 和日郎 小学館 2007/04/27 ¥550
「この作品がすごいのは、当たり前です。藤田和日郎なんですから!」とあだち充氏が帯を書いているのにひかれて。
「うしおととら」「からくりサーカス」の藤田和日郎が久々に放つ、超大型バトルロマン!!
という帯に引かれて買ってしまいました。
この人の作品は、ぶった切った設定と、惜しげもなく次々出されるアイデアが詰め込まれているので、すごく好きです。
短編集の方が顕著なので、すごい好きです。
今回の秀逸なぶった切り設定は、フクロウが見たものはすべて死ぬ、というルール。電波に乗ろうが、何をしようが、とにかく死ぬ。丁寧に、どうしてかとかそういう理由付けはなく死ぬんだ、と作中でも言っている。心引かれる設定は、猟師さんの山言葉とか空軍のアクロバットチームのこととか。一体この作家の部屋はどんな資料集があるんだろうと思わずにはいられない。
娘に恫喝されて、「お、おぅ」と応じるお父さんが可愛かったです。
生き物である限り、次代が欲しいと思うものだというお父さん。
自分には娘がいるから、フクロウの負けだというお父さん。
とても素敵だと思います。「次代を継ぐ」ことと、「血をついでいく」ことを同義としていない点に、考えてマンガ書いてるんじゃないかと思わせてくれるところが凄く好きです。
「この作品がすごいのは、当たり前です。藤田和日郎なんですから!」とあだち充氏が帯を書いているのにひかれて。
「うしおととら」「からくりサーカス」の藤田和日郎が久々に放つ、超大型バトルロマン!!
という帯に引かれて買ってしまいました。
この人の作品は、ぶった切った設定と、惜しげもなく次々出されるアイデアが詰め込まれているので、すごく好きです。
短編集の方が顕著なので、すごい好きです。
今回の秀逸なぶった切り設定は、フクロウが見たものはすべて死ぬ、というルール。電波に乗ろうが、何をしようが、とにかく死ぬ。丁寧に、どうしてかとかそういう理由付けはなく死ぬんだ、と作中でも言っている。心引かれる設定は、猟師さんの山言葉とか空軍のアクロバットチームのこととか。一体この作家の部屋はどんな資料集があるんだろうと思わずにはいられない。
娘に恫喝されて、「お、おぅ」と応じるお父さんが可愛かったです。
生き物である限り、次代が欲しいと思うものだというお父さん。
自分には娘がいるから、フクロウの負けだというお父さん。
とても素敵だと思います。「次代を継ぐ」ことと、「血をついでいく」ことを同義としていない点に、考えてマンガ書いてるんじゃないかと思わせてくれるところが凄く好きです。