忠誠心の示し方

2002年6月3日
 どうも、忠臣蔵が日本人の心には深く根を張っているらしい。忠誠心は己が死をもって示すのが、その最たるものである、というのがセオリーになってしまっている。個人的にはそもそも、そういうくらぶべくもないものを量りにかけること自体が好きではない。恋か友情かとか、家族か恋人かとか、この場合は自分の命か忠誠心すなわち主か。
 月曜の10時からやっているドラマになんとなくハマって毎週新聞を読みながら見る程度に気に入ってる。ストーリー自体はきっと原作の本を読んだほうが楽しいだろうと思う話運び。だが、視点になっている社長という人に助けられて、恩義を感じてもいるし心酔してもいる、児玉という役のひとが妙に気に入ってしまったため、毎週出来る限り見る。役者さん自体がまずなんか好み。そしてやっている役所がまたまたツボであります。でも、どうしてこういう役どころはいつもいつも、話の途中で死んだり殺されたりするのか。すなわち、わたくしがドラマや映画や読書で気に入った人はたいてい無事にラストを迎えることが少ない。悲しいかな、この児玉氏も本日の放映で死亡した・・・。
 どうも副官的な存在を果たしている人が好みらしい。そんな人たちはたいてい自分より大事だ!と言い切ってしまえるくらい心酔している上司とか友人とかがいる。ある日その人のためだったり、忠誠心を試すためだったりとなんだかんだいいながら、にっこいり微笑んで死んでいったりする。見ているほうとしては何故死ぬんだ!!と思うことしばしばだが、散り際の見事さにまたほれこんでしまったりもする。自分のために生きないところがかっこいい、というキャラなのかもだけど、こういつもいつもしなれると、ドラマを見ながらおちおち「この人素敵だ〜vvv」とも言えなくなってしまう。(笑)

やたらにのどが渇く。意地汚くラーメンのスープまで飲むのではなかった。(←底のコーンが食べたかった;笑)

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