就職に先んじて働く経験をするインターンシップ制度がある。うちの大学では学院生の単位救済措置としていままでは使われていたらしい。最近やっと正しい使用法を大学側が認識したらしく、学部生を対象に募集を今年かけたため、いい機会と思い応募した。国が推奨しているのか企業側はいやいや応じているらしい。国が進めているわけだから行政関係の官公庁は多く門戸を開いている。だから県庁や市庁は結構快く受け入れてくれるらしい。しかし企業側はそれほど歓迎してくれるわけではないので、大学側としては優秀で足手まといにあらない人材を送りたいという思惑が有ることを今日の面接で知った。非常に不愉快極まりない面接であった。そもそも企業等は特にそうだがはじめから経験をもっているような人材を求めすぎる。はじめから経験のある人間なんぞいるものか。どこかで初めての仕事をしない限りは経験者にはなれないのだ。それなのに、その初めのチャンスを与えることを嫌がる。即ち人材を欲しがるばかりでちっとも育てようとしてくれない。インターンシップは人材育成の初歩的で第一歩的なイベントなのに、大学側も受け入れ側も本来の意味を失ってはいないか。パトロンや旦那さんとは言わないけれど、人材育成が出来る機関でもいいからないものかしらとつくづく思ったりする。
 それはさておき今日の面接は本当に不愉快であった。かなり侮辱されたものと受け止める。それをおっしゃったご教授ご本人様曰く、就職面接ならすでにわたくしは落とされているとのこと。言葉遣いは言うに及ばず、面接を受けるつもりならもっと勉強してこいだそうだ。わたくしの大学の生徒はそれでなくとも社会からは信用度が低く、点が辛いとも。インターンシップに参加するからには我が大学を背負っていくことを自覚すべしとも。時間に遅れてきて、途中からしか生徒の発言を聞かず、先にいらして同席されていたもう一人の方の方針を無視したことをしっているのだろうか?これだから大学教授は・・・といわれるのではなかろうかと今のわたくしが書いてもきっとただの負け惜しみにしかならないのだろう。もうインターンシップに本来わたくしが求めた意義は見出せなくなった。面接結果が出る前に申し込み申請を取り下げてくることにする。

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