男性舞踏家がプリマドンナ役をこなすという、どうしてこのような形態の芸術になったのかわからないけど、技術はすごいしおもしろいし不気味なんだけどステキな公演であった。女性プリマがやろうと思ったらきっと並々ならぬ努力と筋力がいるだろうなぁということをひょいひょい、という感じにやる。でもパドドゥなんかはちょっと持ち上げるのは重いのさ、という笑い場も多かった気がする(笑)
 現代音楽が不協和音階で作られる世界であるのと同じように、もとめられる美しさが芸術としてもはや出尽くした感のある今は新たな世界を求めるとみんなこうなるのだろうか。いや面白くて素人でもわかるし大衆に受け入れられると言う要素は大事だしすばらしい。いや笑いすぎて顎関節が痛いくらいです。後ろの席にいらっしたおばさまがたは珍獣を見るかのような感想を口々にささやいておりましたが、なかには女装?とはもともとちょっと意味が違うとも思いますが美しい方もいた。わざとおてもやんに白塗りカベにしてらした方もいましたが。アレはそういう売りでしょうしね。何はともあれ大変楽しかった。
 来年も来てくれたら是非鑑賞にいきます。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索