女性の夢とあこがれの代名詞、ハーレクイン(ほんとか?笑)を読んでいる。ははっ、と独り読みながら乾いた笑いを漏らしつつ新書で一冊3時間かからずに読んでしまえるのが良い。新古書店BOOKがつくお店で棚から一掴みして購入してくる。一冊100円というのはとてもお手軽で大助かり。なんで吟味もせずに一掴みで購入してもOKかといえば、だいたい換骨奪胎するとパターンがあるからである。何冊か読むとパターンが分かってくるのだが、慣れてくると今度はそのパターンごとにいかに変化をつけているかを観察するのが楽しかったりする。ハーレクインでもいくつか分野がつくってあることも知った。ハーレクイン・ロマンスというのがイギリスの作家による代表的なシリーズで、作品背景となっている価値観もちょっとステレオタイプ。でも楽しい。ハーレクイン・イマージュというのがさわやかな恋を現代感覚で描いたシリーズで、設定は新めだがやはりハーレクインでなんだか楽しい。などなどいくつかあるのだが、ロマンスが一番楽しいのは何故なのか。それはやはり水戸黄門だから。別に黄金色の菓子を喜ぶ金髪の王子様がでてきたり、華麗に武器を操る助っ人がでてきたり、風呂場でもろ肌みせる美人が出てきたりするわけではけしてないわけだが、絶対的なストーリーがあるので安心して読める。日本で時代劇が好まれると同じような感覚で、好まれるのだろうなと分析してみました。
 シルエット・ロマンスとつけられているのはアメリカ人作家による作品。しかしハーレクインはもともとイギリス発で、もちろん登場人物たちもヨーロッパ的な描写がしてある。人物紹介で必ず髪と瞳の色がかかれるのは、日本の小説ではあまりない傾向だなぁと思う。・・・日本製ハーレクインとかあったらどうやって人物描写するんだろう、なんて考えたりする。また、女性の年齢設定は20代なのに男性側はたいてい30代というのがパターン。畳となんとやらは新しい方がいい、のかもしれないけどちょっとム。男性側の年齢設定が高いのは、社会的経済的に高度さを求めようと思うと必然的にそうなるのかもしれない。でも15くらいの年の差カップルの話は好き。だから映画のレオンも好き。ファザコンのケはないと思うが、安定安心を求める性質はあるのかも。うご〜ん・・・そういう分析はちょっとショック。しかし楽しんでます。ビバ!ハーレクイン♪

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