MATRIX HAS YOU.

2002年10月5日
「マトリックスが見ている」という煽りがいいなぁ。haveの用法には悩むことが多いけれど、此れは英語って素敵やわぁと思う場合の文章かな。往々にしてアクション映画の英語はヒアリングし易いので頑張って聞き取りの練習をする。マトリックスはカッコいいからその内DVDを購入して飽きるまで見てみたい。
よい作品は何度見ても楽しい。予告どおりテレビ放映のマトリックスをみた。やはりあのビル襲撃シーンがいいですなぁ。粉砕された石の破片まで見える臨場感ある部分的なスローモーション。ソードフィッシュをまだ見ていないのだが、比較してみたい。トリニティの声がアンパンマンでスカリー捜査官の方だったので、はてイメージがつかみにくい。「よけてみな」のセリフでもっとドスを効かせて欲しかったかも。キアヌが救世主になるまでが、とても優男なひ弱なよれよれ感が漂っていたのは大変面白かった。でも実はふと思ってしまった。サングラスかけるとかれは和泉モトヤ氏に似ている・・・・。この場合どっちがどっちに似ていると言うのが妥当なのだろうか。あぁごめんなさいぃぃぃ。もう言いません!
船の名前であるネブカドネザルというのを見ても、ネオとアンダーソンの二つ名も、ネーミングセンスがあるのが羨ましい。自分で何か名づけようと思うと、ついつい英語古語ラテン語ドイツ語・・と単に翻訳してみようかな、くらいの芸なきことしかできない。もっとこう、雰囲気やイメージのある言葉の使い方が出来ないものかと思うことしばしば。あ、ネブカドネザルってシャンパーニュで一番大きなボトルの名前でもあって、もともとはワイン発祥地といわれるバビロニア国王の名前だそうで。背景に歴史や宗教をもってくるのは含みを持たせるのに効果的。でもそれをすべて理解して楽しめるだけの知識を受け手すべてに望めるとは思えないから、製作者の自己満足というか遊び的な感覚もあるのだろうか。そういう、着物のおしゃれは裏地を派手にするのが本当の粋なのさぁ〜というちょっと斜に構えたものは好き。願わくば発信者のそういう隠れた細工まで見抜ける人でありたい。
新聞で金沢仏壇の記事が載っていた。そこでも上記と同じようなことに粋を凝らす職人さんのインタビューがのっていた。仏壇という神聖なものだから、接合はすべて木組みでやるそうなのだが、組んで完成させたらそれは見えないでしょう?という場所に技術をかけた絵を書いてみたり彫り物してみたり金箔はってみたりするんだそうだ。見えないでしょ?もったいないでしょ?って聞くと、いや解体して掃除する業者の人が20年後くらいにみるかもしれん。いや拝む人のことを思えば手をかけてあたりまえ、手を抜いてどうする。云々かんぬんとのお答え。おぉ職人や!と感銘を受けた。そうなんですよねぇ、文化財指定されたような仏像とかも、何百年ぶりに掃除しようと解体したら裏になにか書いてあって新発見、というのが時々ありますものね。誰が見ずとも天知る地知る我が知る、見たいな。・・・あれ?これってなんのフレーズでしたっけ?

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