奥様の貫禄
2002年10月9日電話会社から勧誘の電話を受けた。うちの電話はいたずら防止と某テレビ局の料金徴収をばっくれるために(笑)ナンバーディスプレイ機能をつけている。非通知だったので、出る前から不吉な予感はしていたのだ。非通知の企業からかかってくる電話は勧誘か宅配便のお知らせ。しかしこのときのわたくしは少々熱に浮かされておりまして、通知をみないで電話をとった。おかげでサービス嬢のよどみないお話を30分ほど聞くに至る。ほとんどボーっとして働かない頭できいていたので内容は覚えてない。しかもそのときは熱があるとは思ってなかった。ともかく、その勧誘自体はあっさり大嘘ついて断った。どーでもいいことだが、昔から電話勧誘に対して相手を煙に巻いたりあっさりお断りする方法には定評があったりする。学習塾や通信教育のお誘いには「もう、申し分のない成績でオール5ですのよ。ほほほほほっ」とわらってみたり、着物をつくりませんかには「すでに売るほどもってまっせ」といってみたりなど。エステの勧誘には「わたしはそこまで醜いとあなたはこのわたくしにたいして、おっっしゃりたいのですか?」と詰め寄ってみる。まぁそれはいいとして、この電話会社の勧誘はなかなか丁寧で慣れたものだった。バイトでマーケティングの仕事を時々するので、うまいなぁと思う人の会話方は観察するようにしている。きっと専門の人だったのだろう。しかし、勧誘自体の話はうまかったと断言するが、ある一点で彼女は大いなる過ちをおかした。それはわたしを「奥様」と称したことだ。はじめに言われたときは、否定の意味もこめてしばらく沈黙していたのだが相手はそれを肯定ととった。その後迷わずわたくしに対して奥様と呼びかける。とりあえずその後は適当に返事を返し、お断りに段になった。すげなくお断りし、最期に「わたくしはまだ独身で学生の身ですので」と返した。すると彼女は恐縮するようにかまいませんですわ、ご縁ありましたら今度ともよろしく〜という。それはいい。お手本回答だ。そして、捨てセリフ。「どうもありがとうございました。お時間をおとりしまして、もうしわけありませんでした、奥様」といって電話を切った。・・・アレだけよどみなく言葉が出てくることからしておそらくはプロだろう。よもや間違いとは思えない。とすると、わざと?わざとなの?!!きぃー!!!と怒り心頭である。それにたまたま間違えたとしても、かりにもプロのくせにそんな失礼な間違いすんな!といいたくなる。今思えばその日は風邪の引き始めで熱が上がりそうなとき。ハイになっていたのかもしれない。異常に腹が立って、早月さんに電話した。どうも寝ていたらしい彼女を相手にぶちぶちと文句を言ってみる。翌日彼女からは何か怒られたような気がするのだが、夢?とメールが入る。いや、怒ったのは本当です、しかしあなた相手ではありません。寝てるとこに変なことで電話してごめんねぇ。
常日頃から、どうも一人暮らしの女性というにはどうよ?という突っ込みは自分でしているけど、見ず知らずの他人に肯定されるのはやはり悲しいもの。まだ奥様じゃないもんっ奥様じゃないもんっ(笑)
常日頃から、どうも一人暮らしの女性というにはどうよ?という突っ込みは自分でしているけど、見ず知らずの他人に肯定されるのはやはり悲しいもの。まだ奥様じゃないもんっ奥様じゃないもんっ(笑)
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