再びノ埋没

2002年10月21日
あるいは撃沈ともいふ。
うぇーん。味覚も戻ったし、声も戻ったし、意識も晴れたし、節々は痛いもののあとは正常に戻ったと思ってたのに!戻ってませんでした;泣。
お腹がすいたなぁと思って、雑炊でもなくおかゆでもなく、重湯をつくってみました。梅干をほぐほぐと実と種に分けて、一緒に煮込んでだしをとったもので作ります。梅の酸味と塩味にきれいな赤色で目にも爽やか。そこへ冷凍万能ねぎを加えます。赤とグリーンのコントラストも鮮やかな重湯の完成。実家から支給物資が届いたので、お米は新米です。米の香りが愛しいです。日本人やなぁと思います。ついでにほうれん草ともやしでお吸い物を作り、いつもより控えめながらひさびさのお食事を満喫しておりました。「おいしい関係」に描かれていた彼女の気持ちが私にはよくわかるよっという瞬間。
が、しかし。おいしく頂きまして、その後も切迫感のないほつほつとした休日の夜を楽しんでおりましたのに、内部はさほど回復してんかったことが判明。きっと珍しく食が細くなっていたせいなのでしょうが、胃が食事をうけつけてくれませんでした。うぅ、新米だったのに。もったいな(←失礼。)
風邪ぐらいなんや!そんなもん、運動でもして新陳代謝を活発にすればすぐなおるわいっ!という時代は過ぎ去ったのだ・・・ということを実感。もう、もう若くないんだわ。身体をもっと労わってあげませう。休肝日も創ってね。そんなわけで見かけだけでなく、内部増強というか補強というかを心がけねばならないことを認識した本日でありました。

◎この闇と光 服部まゆみ  角川文庫
失脚した父王と共に別荘の2階でくらす盲目の姫君・レイア。彼女の世界は父王が与えるものがすべて。テープに入れられた音楽と物語の朗読。それらを聞きながら父王と過ごす日々が彼女のすべてだった。というようなあらすじがついているのだが、前半と後半のギャップが大きくて違和感が気持ち悪いくらいだった。しかしそれが作品として作られたものである、と思えるから余計気持ち悪くて恐くて、だからそういう作品なんだといいますか・・。解説に少女革命ウテナの話が出てきてびっくりしたが、成る程求める世界観は共通しているのかもしれない。ストーリーや作品そのものもさることながら、タイトルが不思議に気になる。日本語だと「光と闇」の順で並べたいのが一般的。「闇と光」という並べ順は英語表現に近い。文化比較の意味よりは、単純に光と闇を並べて考えたときの優先順位なのだと受け取った方がこの作品にはぴったりくる。嫌いだとかそういう意味ではなくて、気に障る類の違和感というやつが長野まゆみ氏作品に感じるのと私の中では似ていると思った。

うがー!!!秋のなのに秋なのに。まだクリご飯たべてないのにぃぃぃx。

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