土曜の真昼間に、再放送でないドラマがやってました。しかも定番の金田一耕介シリーズ。えー、「横溝正史生誕百周年記念金田一耕介ファイル・迷路荘の惨劇」なるもの。そして、注目すべきは金田一耕介役を上川隆也氏が公演していたこと!うっきゃー、格好良すぎでっせ旦那!っと、土曜の午後にテレビに向かって奇声を発しておりました。わたくしは上川氏が大好きです。所属劇団のキャラメルボックスには詳しくないですが、彼の出ているドラマは一生懸命チェックしてます。今回の金田一役がなんだかとても素敵でした。袴姿がいい感じ。頭をかくしぐさもラブリーvv金田一耕介役でマイベストは古谷一行氏が演じたドラマでしたが、順位交代。見事上川氏好演の金田一がトップとなりました。あぁ楽しかった。
 ドラマ自体が丁寧なつくりで、戦後昭和のレトロ感が出てました。所々手抜かりがあって、現代がモロバレしているところもありましたがそういうところは笑い所として流す。重厚なイメージにあわせるためか、バックの音楽にチェロを使っていてとてもよかったです。チェロの低音で少しかすれた音とか、チェンバロの軋むような音とか、手風琴の音とかがレトロなイメージと強く結びついていて、そのような音に似合う時代がとても好き。今回のような昭和の没落華族さまがいる時代とか大正時代とかですね。明治村に行ってみたい・・・・。
 京都祇園祭にからめた舞台設定だったので、京都観光をしているような映像がたくさんありました。ドラマの中で犯人の女性がお茶を飲んでいた庭は、山形有朋の別荘という無リン庵(リンの字が変換できません〜)ではなかったかしら。他にも南禅寺とか水道橋とかが意味あるのか?という感じで写されてました。いいなぁ、京都にまた行きたいです。そういえば今日から清水寺の夜間参拝公開が始まりますね。以前京都に行った時はもみじで名高い永観堂の夜間公開に運良く行き会い、ライトアップの美しさを堪能してきました。寒かったけど:笑。秋ばかりだから春に行こうかしら。そして人力車に乗るわ、また♪たっかいけれど、楽しいので好きです。エビス屋さんが好き。
 横溝正史は読んだことがないです。ドラマの原作にされているので、なんとなく知っているような気になってしまい読まないままになっているのは松本清張や江戸川乱歩と同じ。自分で購入して、という機にはならないが大学の図書館にも無いです。中学の図書館に江戸川乱歩の全集はあった気がするけど。横溝や松本は全集の方が多いように思いますが、全集に縁のある学校図書館には置き難い作品ばっかりだからあんまり縁が無かった・・・とも考えられる。巨匠の作品をまとめ読みする機会が何かあればいいといつもおもいますが、そんな機会にめぐり合うシュチュエーションが今の世の中であるのでしょうか?いや、大学図書館で見つけたから、池波正太郎氏の全集を端から読んでるけども。

裏山で雨に打たれて散っていく葉を、部屋でぬくぬくしながら窓から眺めて、ちょっとばかり秋を噛み締めてみる。本当は兼六園に行こうかと思うのですが、寒くてね。日曜日があったかかったら出かけようかな。今年は寒いばかりで秋がなかったため、読書の秋!っていう時がなかったんですよね。本もって出かけたい、どっかに・・・・(といいつつ、食欲の秋は十二分に堪能した:笑)

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索