親知らずを抜く。
ペンチでグサグサ歯を掴まれたときは痛くて「痛い」と主張したが、先生が私の主張に気付いた時にはすでに抜けていた。一瞬痛かったが、その後はべつに痛くも痒くもない。
昨夜は歯医者に行くのがあんまり楽しみだったのでよく眠れず、帰ってくるやそのまま昼寝した。
ヒグラシの声に起こされて部屋の電気をつけてびっくり。ひぃっっ、身の回りがなんだか鉄臭いわと思ったら顔の周りやコタツ布団が血まみれ。こんな時にどうして私は阿呆みたいに口を開けて寝ていたんだ!!はやく片付けておけばよかったコタツ。
しかもどうしたことか血が止まらない。歯茎からゲル状のものが・・・とても気持ちが悪い。しかしそれを傷からとってしまうとますます血がとまらない。おなかがすいたので何か食べようかなァとも思うのだが、恐くてとてもじゃないけどそんな気にはなれない。血の塩味のせいなのか唾液が多い。仕方なく血を飲むことになってしまう。相方によると、共食い防止のために血を飲むと気持ち悪くなるらしい。実践するに確かに気持ち悪くなった。おかげで食べなくともとりあえず平気。だって気持ち悪いからv
手術当日はアルコール摂取は控えてね、といわれている。でも人間やるなといわれるとやりたくなるのが人情。しかし、歯医者さんの言うことは聞いておいた方がいい。なぜなら以前故意に無視して大変な目にあったから。
もう眠ってしまいたいけれども、またスプラッタになるとクリーニング代が嵩むので当分不眠不休で勉強しようと思う。折しも試験期間。まともに講義をうけてないけどこれを落とすと卒業できないというスリルたっぷりなヤツです。
あぁ口の中が気持ち悪いです・・・

◎きみにしか聞こえない 乙一 
角川スニーカー文庫
乙一の切なさは、哀しいじゃないところがいい。思うに彼は厭世的な人なんだろう。でもどこかまだ信頼している優しいところがあって、その拮抗が「切ない」作風といわれるものになるのじゃなかろうかと。
ところどころに説明的な文章が入るのが理系ゆえと言うのは考えすぎだろうな。でも自分で書いていて、設定に突っ込みを入れたくなったんだろうか、というところが文章にあっておもしろかった。
肝心のストーリー。短編として落ちがちゃんとついているのがいい。

◎蛍火の杜へ 緑川ゆき  白泉社
この人の線描きしたみたいな絵はストーリーに良くあっていると思う。そして上記乙一に似た切ないストーリーって大好きだ。お面の使い方、自分の顔を隠すため、自分の顔を偽るため、顔に直接触れないため。

この状態でコーヒーを飲むと、精神的にも肉体的にも凶悪な気分になること請け合い。

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