ISBN:4167410052 文庫 菊池 寛 文藝春秋 2002/10 ¥500
むかーし、赤門の横だか裏だかにある弥生美術館に行った際に、初めて高畠華宵の名を知りました。本来の目的は夢路さんの絵だったのですが、同じく少女絵の人がいたのだなぁということもはじめて知ったのです。母親は上杉なんたらさんの女性画が好きで、私はあの人の女性画が好きです、えーと、ほら、あの、女性パイロットが口紅引いてからフライトするCMを昔やっていた会社が一時期採用していた人。えーと、眼が細くて、卵型の顔の女性で、ポートフォリオのようなカラフルな色使いの洋服を書く人の絵です。好きだといっていながら、名前が出てこないのでは説得力に欠けますが。
話がレビューになっていませんが、昼ドラで一回みたので、真珠夫人に続いて読んでみました。時代設定の勝利ですね!というか、主人公より妹の方がかわいいし、活躍しているし、見栄えがするし、一番いい場面で一番かっこよかったのですが・・・。要は新しい考えにそって動くものが幸せになれるようになりつつある時代の、女性の話でした。と解釈しました。守るべき貞操レベルはどこか?ってことを語りたかったのでしょうが、それなら最後から2番目の章だけのために250余ページを語ったのか、と思いました。新聞小説でこれを毎日毎日ちまちまちまちま読んでいたら、話の本懐はさぞやわかりにくかろうと思ってしまうのは、きっと書かれた時代中の意識階層では読めないからですね。今の時代では、ここまでそこはかとない部分に拘るという考え自体が薄れてきています。狂言を見て、そのまますべてを楽しいと思える人は早々居ないと思いますが、しかし時代を経ても共通している部分というのは楽しめました。昼ドラは不滅だ。
むかーし、赤門の横だか裏だかにある弥生美術館に行った際に、初めて高畠華宵の名を知りました。本来の目的は夢路さんの絵だったのですが、同じく少女絵の人がいたのだなぁということもはじめて知ったのです。母親は上杉なんたらさんの女性画が好きで、私はあの人の女性画が好きです、えーと、ほら、あの、女性パイロットが口紅引いてからフライトするCMを昔やっていた会社が一時期採用していた人。えーと、眼が細くて、卵型の顔の女性で、ポートフォリオのようなカラフルな色使いの洋服を書く人の絵です。好きだといっていながら、名前が出てこないのでは説得力に欠けますが。
話がレビューになっていませんが、昼ドラで一回みたので、真珠夫人に続いて読んでみました。時代設定の勝利ですね!というか、主人公より妹の方がかわいいし、活躍しているし、見栄えがするし、一番いい場面で一番かっこよかったのですが・・・。要は新しい考えにそって動くものが幸せになれるようになりつつある時代の、女性の話でした。と解釈しました。守るべき貞操レベルはどこか?ってことを語りたかったのでしょうが、それなら最後から2番目の章だけのために250余ページを語ったのか、と思いました。新聞小説でこれを毎日毎日ちまちまちまちま読んでいたら、話の本懐はさぞやわかりにくかろうと思ってしまうのは、きっと書かれた時代中の意識階層では読めないからですね。今の時代では、ここまでそこはかとない部分に拘るという考え自体が薄れてきています。狂言を見て、そのまますべてを楽しいと思える人は早々居ないと思いますが、しかし時代を経ても共通している部分というのは楽しめました。昼ドラは不滅だ。
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