「となりの801ちゃん」 小島アジコ 宙出版

駅中の本屋さんは、最新作しかおいていないのであまり立ち寄らない。だって、最新作はポップがついているので、ついつい衝動買いしてしまうのだ。本日の衝動対象は、朝日新聞で紹介されましたポップにやられました。だって、朝日新聞と腐女子という2単語の組み合わせがなんともいえぬ妙技をかもしだして、コーナーの一角さえ不思議ワールドにしてたんだよ!

近頃はやりのブログ本でしたが、大変愉快でした。あらすじ、もとい基本内容は、オタク会社員の方が付き合っている腐女子の彼女をモチーフに4コマでつづる日々の悲喜こもごもとのこと。・・・人間はなんだかんだいって、自身の身に引き寄せられるものに哀愁を感じるものなのです。

収穫は、自身はまだまだ腐女子には及ばないということ!
「攻め」の反対は?に対する御答えで腐女子レベルがわかるらしい。私は、防御!だった。・・・笑点みたいやん。

全体的にほのぼのと楽しみましたが、こういうパートナーが身近にいたらもっと人生楽しくなるのに〜とちょっと切なくなりました。昔、北斗の拳と甲殻機動隊とガンダムについて、熱く語るツレがおり、北斗の拳は私も大好きだったので、さまざまな角度からお話を楽しみましたが、甲殻機動隊あたりから怪しくなって、ガンダムにいたりお手上げになりました。そこで、相手の興味具合をみてひいてくれるなり、加減してくれるなりということができない人だったらしく、疎遠になって以来会話しなくなりました。こう、同士はほしいけど、できるだけレベルにあったツレじゃないと楽しくない!というのは、オタクであろうと一般的な趣味の話であろうと、同じだよ、と思います。オタクだけがちょっと異常なイメージをもたれていますが、会社で最高の成績を上げて、その給与の多くをガンダムに費やす知人がいます。ガンダムにかけるお金が欲しいから、仕事してんだっと言い切る彼はむしろかっこいいやんけ、と思わずにはいられません。会社に貢献し、消費によって社会を牽引する新しい正しい社会人の姿だと思いますっ。

とにかく、「二次元になりたーい」発言に共感。そうね、二次元になりたいね。寝なくても、食べなくても、お化粧しなくても生きていける人になりたい。(いや、寝るのは好きなので、いいけど)
あ、あとツンデレの意味をようやく理解。きっと、もののけ姫みたいな人のことだv

一番気の合うツレが、一足先に実家へ戻ってしまうため、しばらく気の置けない話ができる人が身近にいなくなってしまう。そんな不安もあり、こんなパートナーがほしいなぁと珍しくしんみりした次第。

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