ISBN:4061960423 文庫 坂口 安吾 講談社 1989/04 ¥1,470

桜が咲いていた頃に読みたくなって購入。短編なので、好きなところから通勤中に読んでおります。桜の下には死体が云々・・・の出典だとばかり思っていましたが、そこまで具体的なお話ではありませんでした。あと、ひだの木地師に材をとったお話を書いているのが氏であることをこの本ではじめてしりました。精神的にマッチしてしまうところをみるに、今はとっても落ち込んでいるんだということを自覚します。
堕落論も我が家の本段の後ろの段に常備されていますが、これも我が家に常駐することになりそうです。
高校の現代国語の時間に、坂口安吾の文章は三島幸雄だか森鴎外だかを髣髴としませんか?と現国の先生に聞かれましたが、そこまで暗くないと思っています。もっと暗いとかより、軋んだお話ばっかりで気が滅入ります。・・こういうのは純文学というのでしょうか。

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