ISBN:4120037398 単行本 森 博嗣 中央公論新社 2006/06 ¥1,890

スカイ・クロラシリーズの4冊目。時系列では3冊目。

クサナギ氏の言葉使いが、ときどき女性化していた。
あぁ、クサナギ氏が変わってしまう・・・という哀愁にみちた一冊だった。
前作2冊はクサナギ氏視点だったが、今回は別視点に意向。キルドレから見た世界を書いているからだろうか?

愛情とは、という結論付けがとても素敵だった。
戦いは醜いものだ。醜いものは嫌いだ。だから戦争は嫌われるべきでやめるべきだというイコール定義はできない。
なぜなら、戦いを醜いと定義するかどうかという一点が抜けているからだ。
ふむ、なるほど。愛情はすばらしい。すばらしいものはいとおしい。だから愛情はいとおしい者に向ける感情だ、というのはどうだろう。むふ・・・。

装丁の空はいったいどこなんだろう。
日が暮れたあとの、雲の上の世界だろうか。雲のない満月の夜は大変綺麗だが、くもの上ではいつでも夜、月がみえるのだろうか。

To be continued Next mission"Cradle the Sky"

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