引き続きコードギアスの話題。
自分、古い人間なものでついつい新しい出来事に出会うと辞書を引きたくなるのです。最近お気に入りの辞書はなんといっても、グーグル先生です。

世界観の設定とか、国の定義とかそういった詳細はおいといて。
グーグル先生からウィキにたどり着き、一通り読んだ。

気になったのは、ピカレスクとアンチヒーローでした。
日本におけるアンチヒーローはたいていかっこいいよね。銭方親分とかも、いわゆるアンチヒーローだと思うのですが、かっこいいですものね。

ルルーシュというキャラをアンチヒーローというカテゴリに含める話がでてくるのは、手段を選ばない、あるいは手段が正攻法ではないからでしょうか。
あるいは、直球キャラタイプだと思っていたスザク君が実はぶっちゃけた過去をもっていたからでしょうか。

ウィキにあるピカレスク小説の説明を読むと、どう考えてもコードギアスには当てはまらないとおもうのですがいかがでしょう。・・・確かに、ルルーシュとスザクの物語は成長物語ではないから、ピカレスクになるのかもしれないけれども。

ってか、ルルーシュはシスターコンプレックスとマザコンとエディプスコンプレックスが混ざってんじゃないだろーか。とか言ってみる。
でも、恋愛を動機にしない物語の場合、たいていは此れまでの人生に関わってきた家族に対する情念か、友情か、が動機になるのである意味正しいのかも。

ルルーシュがアンチとして当てはまる点。
体力がない。周囲の人をこまとして使っている。自分の失敗=身勝手で命のやりとりを行っている。反逆者やテロから出発して、独裁にたどり着いている。
ルルーシュがヒーローとして当てはまる点。
組織の旗印になっているカリスマ性がある。知略で戦っている。守るべきものがはっきりしている。苦悩している。倒すべき大きな敵を持っていた。行動の真意を秘めている、かつ最終的に人道的観点からも認められる結論にたどり着いた。

孤高のヒーローというテーマが一貫していて好みだった。
王の力=ギアスは、人を孤独にするという命題。
本当の王は孤独であるという命題。
自分の意思を貫くものは孤独であるという命題。
周囲に真意を理解されないという命題。
などなど。


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