何度書いても入れないため、ここ数日の日記は悉く電脳の海へ消えました。いつか生命を生み出す源にでもなればと思います、合掌。

まとめて近況を記してみる。
7月30日一つしかない試験を終える。これで単位を落とすと私に来年はない(←マジです)午前中に試験があったので、午後からは開放感も手伝って町に繰り出す。といってもバイトの研修があったからに過ぎない。それだけってのも味気ないので、ついでに県立美術館で開催している「ミレー・コロー美術展」に行ってくる。晩鐘や落穂拾いは大好きだけど、一番すきなのはルノワールなのでちょっと趣向が違ったけど楽しかった。印象派に移行する少し前の時期の画家たちの作品で、しつこいくらい細かい自然描写が美しかった。しかしそれは裏を返すと光りと影が構図のなかでくっきりと別れ、しかもそれをぼかした絵になっている。それが印象として暗い。風景画なら、うそ臭いくらい青い空を書いてあるのがすきである。記念に絵葉書を購入して帰る。

31日。相変わらず日中から涼しげ。歯医者さんへ行く。先回抜いた親知らず痕は特に問題なく、消毒だけしてもらう。下の親知らずが顔を出し始めていたため、「抜きましょうか、せっかくだから(ニコッ)」「(ひぃっっ)けっ結構です!!」「そっかぁ。じゃあ九月くらいに予約しといてね」・・・話聞いてくれよ先生。でも結局抜いた方がいいという結論に納得し、九月に下の歯も抜きます、えぇ決めたからには抜きますとも。

8月1日。突然暑くなる。エアコンがないってやはり生物として正しい生活です。息してるだけで汗が・・・

2日。「観能の夕べ」という夏になると毎週土曜日に開催される、宝生能舞台へ行く。詳細↓
http://www.geocities.jp/kacha30/kannou.html
狂言はやはり分かりやすくて楽しかった。隣に座っていた小学生の男の子も、仏師の早代わり(というにはいかにも大らか)な演技に笑っていた。しかし、肝心の能の方は美しく幽玄ではあったがまったく理解不能。「ぃよ〜ぉぉ」ポンッという鼓の音しか聞き取れないし、夕顔の霊はほとんど動いてくれないし、それはそれで美しいのだけれど。結論、眠気に負けました!だって昨日あんまり寝てなかったんだよ。ごめんなさい、演者さま。
帰り道、川沿いで行われる新聞社主催の花火が上がるのをちらと見る。

3日。バイトに身をやつす。

4日。暑さにうだる。新しいめがねを買う。前のは、したまま寝てたら鼻当てが壊れました。同じところでフレームもレンズも全部込みで固定価格!というプラスチックの眼鏡。夏らしくブルーのフレームで。ちょっと恐いかも・・・

5日。うだうだする。暑い。相方から蝉ヘルプのメールを受け取る。西に向かって合掌。

大地の子が再放送中。この作品大好きです!陸一心というキャラクタも素晴らしいし、演じている上川氏も大ファン。でも一番ストーリーとして胸に込み上げるのは、陸徳志という一心を日本人だと知りながら養子としてその愛を惜しみなく注いだ養父さんの存在。それを支持して支えた奥さんもすごいけど、一心がパパパパ言っているのでどうしてもね。
明日は原爆記念日。未だ苦しんでいる被災者がいらっしゃるのに、世界は戦火に満ちている。
戦争なんかすんな、馬鹿!!

理由

2003年7月28日
宮部みゆきではない:笑。
昔から膝が無意味に痛い。検査したこともあるけれど、特に原因も見当たらない。しかし未だ突発的に下肢が痛むことがある。痛いというか、しびれて肉が溶けているのではないかというようなじんわりした痺れというか、とにかくつらい。そのくせ直ると、ぺろりとはがしたように治る。だから周りの人に主張してもあんまり信じてもらえないというかむしろうるさがられていたというか。別に病名なんかどうでもいい。痛みがとれるなら。理由がわからないというのはそれなりに不安ではあるけれど、別に困るわけではないのだ。京極堂がそれに名をつけることで分類して安定を図るように、ただ安心するだけ。どうでもいいけど脚が痛いわけです。

◎ホリック  CLANP  講談社
もともと作者によって、垂直にストーリーをつなげるという趣向が大好きである。クランプの作品は、CLANP学園とかXとかつながっている作品が多くて密かにほくそえんで楽しめるのがまた楽しかった。ここにきて、今までのすべての作品をつなげようというから非常にたのしみである。パフのインタビューで初めて知って買ってみたが、これは私の上記趣味にひっじょうによくマッチしそうである。
とはいえ正直Xを先に完結してほしかったかなぁ〜と思ってみたり。

◎掌の中の小鳥  加納朋子  創元推理文庫
日常ミステリとでもいうべき作品か。かわいい。楽しい。デニュー作の「ななつのこ」もすきだったが、これもとてもいい、ほのぼのした謎解き。人が死なないミステリって大切だと思うのです、はい。

エビスがやっと再発売。前はかなりのフィーバーだったが、間が開いたことで熱も冷めてしまったのではなかろうか。頑張って欲しいものだ。

・・・・・

2003年7月25日
3回くらい同じ内容の日記を書いて書き込んだのに、結局書き込めなかった。だんだん端折っていたとはいえ、3度まではちゃんと内容を同一にして書いていたがもはやこれまで。
手抜き日記になりぬ。
親知らずを抜く。
ペンチでグサグサ歯を掴まれたときは痛くて「痛い」と主張したが、先生が私の主張に気付いた時にはすでに抜けていた。一瞬痛かったが、その後はべつに痛くも痒くもない。
昨夜は歯医者に行くのがあんまり楽しみだったのでよく眠れず、帰ってくるやそのまま昼寝した。
ヒグラシの声に起こされて部屋の電気をつけてびっくり。ひぃっっ、身の回りがなんだか鉄臭いわと思ったら顔の周りやコタツ布団が血まみれ。こんな時にどうして私は阿呆みたいに口を開けて寝ていたんだ!!はやく片付けておけばよかったコタツ。
しかもどうしたことか血が止まらない。歯茎からゲル状のものが・・・とても気持ちが悪い。しかしそれを傷からとってしまうとますます血がとまらない。おなかがすいたので何か食べようかなァとも思うのだが、恐くてとてもじゃないけどそんな気にはなれない。血の塩味のせいなのか唾液が多い。仕方なく血を飲むことになってしまう。相方によると、共食い防止のために血を飲むと気持ち悪くなるらしい。実践するに確かに気持ち悪くなった。おかげで食べなくともとりあえず平気。だって気持ち悪いからv
手術当日はアルコール摂取は控えてね、といわれている。でも人間やるなといわれるとやりたくなるのが人情。しかし、歯医者さんの言うことは聞いておいた方がいい。なぜなら以前故意に無視して大変な目にあったから。
もう眠ってしまいたいけれども、またスプラッタになるとクリーニング代が嵩むので当分不眠不休で勉強しようと思う。折しも試験期間。まともに講義をうけてないけどこれを落とすと卒業できないというスリルたっぷりなヤツです。
あぁ口の中が気持ち悪いです・・・

◎きみにしか聞こえない 乙一 
角川スニーカー文庫
乙一の切なさは、哀しいじゃないところがいい。思うに彼は厭世的な人なんだろう。でもどこかまだ信頼している優しいところがあって、その拮抗が「切ない」作風といわれるものになるのじゃなかろうかと。
ところどころに説明的な文章が入るのが理系ゆえと言うのは考えすぎだろうな。でも自分で書いていて、設定に突っ込みを入れたくなったんだろうか、というところが文章にあっておもしろかった。
肝心のストーリー。短編として落ちがちゃんとついているのがいい。

◎蛍火の杜へ 緑川ゆき  白泉社
この人の線描きしたみたいな絵はストーリーに良くあっていると思う。そして上記乙一に似た切ないストーリーって大好きだ。お面の使い方、自分の顔を隠すため、自分の顔を偽るため、顔に直接触れないため。

この状態でコーヒーを飲むと、精神的にも肉体的にも凶悪な気分になること請け合い。

ヒグラシは二度なく

2003年7月23日
去年も同じことを書いた気がする。火サス風タイトル。今のところは、明け方夜が開ける前4時くらいと、日が暮れてから涼しくなった7時くらいに。一日2回なく。今年は梅雨明けも遅いし涼しいしなっつー!!って感じはあんまりないけれども、ヒグラシの声を聞くにやはり夏だわと思う次第。

☆シャイニング
ピアニストの話。ラフマニノフは自分好みの弾き手さんに出会うとものごっつ感動できる曲だと思っている。ベートーベンも割とそう。実在のオーストラリアのピアニストさん。比喩として正しいかどうか疑問だけど、スティーブン・ホーキング氏に似ている。ピアニストとしての人生がある。コンクールで最高の演奏をした直後に多分脳梗塞を起こして倒れてしまうのだ。だんだん子供に返っていくような精神と、より深みを増していくピアノの音。
半ノンフィクションだから、都合がよくて出来のいいストーリーではないけれど、ピアノという音楽を語っている映画として非常に秀逸だと思う。

☆スコーピオン・キング
原題ミイラ邦題ハムナプトラで公開されていた作品の、過去の話。アクションシーンでそれはインディジョーンズをパクり過ぎてやしないかい、と思うところもあったけれどもそれなりに楽しかった。
そもそも砂に題をとった作品が好きなんです。水でなく空でなく森でなく、砂にフォーカスしている映像とか、砂漠で生きていることの表現が好きなんです。
キング役の人が、昔コナンをやっていた頃のシュワルツネッガーに見えて仕方なかった。そして巫女訳の女性がとっても素敵。黒髪の魅力って尽きないわぁ。

2時間半の値段

2003年7月22日
タイタニックは3時間で、映画で1500円。
大抵の映画は2時間くらいで、1500円。
電車に乗ってプチ旅行で、特急代金込みで7000円くらい。
時給1000円なら2千500円。
別に他意はない。

◎僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 中島らも
「こういう青春を送ると、こんな人になれる」って帯に書いてあった。あるいはそうかもしれないけれど、こんな生き方現代とそのまま比べられてたまるか。ゼミの先生(もうすぐ定年)は労働法が日本に出来た頃から先生をやっているらしく、話の端々に時々わからないこともある、そんなのと同じような印象を受けた本。所詮私は「アジビラ」のアジとは、アジテーションのアジだと解説されるまでわからなかった世代の人間。
悔しいのか羨ましいのか分からないエッセイだった。

☆ニューヨークの恋人
メグ・ライアン主演。18世紀からタイムとラベルしてしまった本物の紳士と恋に落ちてしまった、ニューヨーカーのキャリアウーマンの話。
これは、ハーレクインファンの方には絶対お薦めできます。だってそのままな話だったんですもの。キャリアとしてバリバリ働いていた女性が、18世紀のエスコートを受ける、というのがこのストーリーの妙なんだもの!!(力説)しかしエスコートするのも大変だけど、される側もある程度の構えがないと成立しない世界だわとも思ったり。

私はハーレクイン・ロマンスが好きで、ロマンスっていうのは招待状を貰って花を贈られてドレスアップしてディナーを生演奏バックに楽しむものよね〜という夢を見らることができる人。しかし、ではやっぱりダンスも出来なきゃだからワルツステップの一つも覚えねば、と考えるリアリスト面ももちろんあるわけで。
ロマンチストとリアリストって絶対紙一重だわさ。

☆ブリジット・ジョーンズの日記
32歳になった身でみたら、どんなもんだろう。
真実の愛ってヤツは、林檎を齧ったり刺を指にさしたりしないとなかなかわからないものらしい、やっぱり。(←あんまり関係はない)
いつもは人が動かない平日や人がいないときにお出かけするのだが、珍しく人波にあわせて遊びにでかけた。稼ぎたければ人が遊んでいる時に働け、が信条なので、休日に働いている人をみるとうらや、じゃなくて大変さに頭が下がる思いがする。だからいつもならスルーといけるところで並ばなくてはいけなくてイライラしたり、さっさと対応しやがれっイライラいらいら、とか思ったりはあんまりしないんですよv
ともかく、当分人が出歩く時に出かけるのはやめようと思う。

☆チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル
踊る大走査線2が一番盛況で、ターミネーター3もいっぱい一杯で、しかし私が見たかったのは天使3人のこれなので、丁度空いており嬉しいことだった。でもチケットを買うときに「お一人ですか?」と念を押されたのがちょっと嫌な感じ。お隣同士になった方々、左側はヤな感じのカップル、右側は生ビールを飲んでいたよくわからないスーツの中年おじさんだった。肘掛をどちらも取られてしまったり、前列の客が子供のトイレに数回立って結構いい場面を遮られたり、やはり人が多いと普段より不愉快率が高いのかもしれないと思う。
映画は面白かった。ドリュー・バリモアがかわいかった。とてもかわいかった。アリー・マイラブのころから好きだったが、ルー・シー・リューも素敵。ドレスアップしてもワイヤーアクションしてもやっぱ黒髪はステキvvキャメロンも可愛い。とてもいい。←どうも感想がどれもこれも親父くさい・・・

ストーリーもスピード感溢れて楽しい。なんも考えなくていいから、非常に楽しく見られる。こういう映画は大好きさ。しかし、エンジェルたちのパートナーがそれぞれいるんだが、ドリューの相手がどれもこれもいまいちで彼女だけ扱いが、、なんか、、、って思った。敵役のデミ・ムーアは綺麗なんだかマッチョなんだかわからんかった。フェラーリはきれいだった。あ、水着に毛皮着ているシーンは素敵だった。
友情出演のように出ていた元エンジェル役の人は、もしかして当時テレビシリーズに出ていた役者さんだったのかしら。細部のジョークとか分かるともっと面白いだろうに。assに関するジョークシーンは断片的にヒアリングできたけど、珍しく字幕も上手かったのではないかと思われる。戸田さんではない人だったし。

お友達とランチ

2003年7月11日
私と違って顔が広く深く浸透しているお友達と、お友達の知っているお店にランチに行きました。そのお店の店長さんとお知りあいで、デザートをサービスしてもらって、料金までサービスしてもらって、次回用の割引チケットまでもらっちまったぜ。

そしてまだまだバーゲンの季節。
「これがかわいいよ」
と勧めていただいて、試着してみて、
「・・・これなら(私にも)着れそうなきがします」
という会話を繰り広げながら一緒にお買い物をする。そして
「さっき買ったスカートのうえにはどんなのを合わせたら良いのでしょーか?」
とわたくしが問えば、
「最近の流行だとこんな感じ〜。ガラクさんならこんな感じ〜。でも前一緒に買ったあの服でも靴を可愛くすればあうのでは〜?」
と応えてくれるお友達を尊敬します。
すげぇ。なんで人の服まで覚えているんだ。私は昨日ご一緒したゼミの方々がどんな服着ていたかも記憶に無い。先週のゼミではどの服を着ていったのか自分で記憶がないために、今週のゼミで同じような服装をしていき、
「あらガラクさん。今日は先週と同じ格好なのね」
と指摘されたりする。ほっとけっ!ってなもんですが、世の人々は大変な苦労をしているのですね。毎日毎日服と髪と化粧だけでここまで気を使っていたら、人生はさぞ大変だろうと思う次第。
少々ひねくれ気味です。(前からだったというつっこみはなしで:笑)

「最近明るくなったねー」→前は暗かったんかい
「近頃かわいいねー」→前はブスやったんかい

もっと素直になろうよー。
誉め言葉は精進の糧。
貶されるより、減点制より、プラス思考の方が好き。

とある番組をみてから、会話中に「なんか」という不確定なものを表現したい時についつい多用してしまう間投詞?間もたせの言葉を使わないように気をつけている。
中学の先生で、話の途中に「えー」という言葉が不必要に混ざって、文節が切れすぎて何を言いたいのか分からなくなるという方がいました。近頃の若者はそれが「なんか」になっているらしい。
でもさ、会話ってそこはかとない話題を流さなくてはいけないのでしょう?必要なことだけを一文で言い切ると「つめたっ!!」って非難されるんですもの。それで一生懸命昨日見たニュースの話とか見たい映画の話とか私には全然関係も興味も無い相手のお友達の話題とかを話そうとすると、どうしても分からないとか不確定である要素を「なんか」といってしまうんだよ!

うわーん、わたしが悪いんじゃないもん世の中が悪いんだもん、うわーん!

これから刻一刻と刑の執行日を待つ囚人のように日々を過ごさねばならんのかと思うと憂鬱。そんなに嫌か自分・・・それくらいならやめればいいと何度おもったか知れないが、でももう決めたので抜く。本当はすでに執行、ではなくて実行されているはずだったのだが、歯科医の方と私の都合で2週間後に変更。これから毎日カレンダーに×印でもつけていこうかしら。
しかしとりあえず今は大分良好。痛みはとれましたし、歯石のお掃除までしてもらったし、バーゲンに出かけられてワードローブが充実したし(←関係ないし:笑)

九月に近くの音楽堂でオペラ「アイーダ」がやる!是非是非生で見てみたいとずっと思っていたけれども、チケットお値段設定の桁が一つ違った。自分で働いてドレスアップして出かけられるくらいになってから見に行こう、と未来に誓ったのでありました。
毎年やっている土曜ごとの能鑑賞会に今年こそ言ってみようと思う。金沢も今年が最後だからね。一般に普及させようという目的で行われるものなので、とっても気軽に見に行ける能会なのです。8月には兼六園の夜間無料開放とともに薪能もあることだしね♪


ハードカバーの英語の本というものを始めて購入した。ハリーポッターの5巻である。
カバー折り返し部分の紹介文を解読するだけでぐったり。それでさえも、なんとなく多分こんな感じ?といった自分の想像力で笑っている状態なのが悲しい。とりあえずチャプター部分だけ追ってみて、全体の流れだけ把握。そして細かい妙味を理解して楽しむのは邦訳がでるのを大人しく待つことにして、とりあえず全体のストーリー把握を目標にしてただいま遅々として解読中。
私はサントリーが大好きだ。宣伝「だけ」上手いエセ商人とか言われることもあるかもしれないけど、宣伝が上手いのは本当のことだと思うし、業界順位はそれなりとして別に無意味に威張っているわけでもないし。とにかくすきなんだ―!!!!
山口瞳先生と縁深いバーがあることをしったのがきっかけだったという、ある種本末転倒だけど、開高健もほとんど読んだことないけど、好きなんです。就職活動の時だってちゃんとエントリーシート出したよ。返事はこなかったけどさ・・・・。なにかの拍子に商品を比べることになったとき、品質やわたくしのこだわり等に差がなかった時はメイカーで選ぶ。もちサントリー贔屓でっせ旦那!!
今日はトリスを買ってきた。そしたら面白いグラスがついてきた。背が低くて寸胴のグラス。丁度愛用していたロック用グラスを割ってしまったところだったのでとても嬉しい。因みに割ってしまったグラスはおジャルマルがついていたこれも懸賞グラス(笑)それはさておき、今回のトリスグラス。氷を入れて、トリスを注いで、しばし待つ。するとプリントしてあるトリスのキャラクターの顔色が変わるのです!おもしろいぜサントリー!!おまけ一つとっても、他社より面白くってところにコンセプトを置いているところがすきなのさ。アルコールなどの新商品を宣伝販売するマネキンと言われるアルバイトをしているので、余計にそういうメーカー事情が見えるようになったのだけれども、サントリーはやっぱ面白いと思うのよね。だから好きv
そういって今日もグラスを傾ける。

◎料理人 ハリー・クレッシング/一ノ瀬直二訳
「平和な田舎町コブに、自転車に乗ってどこからともなく現われた料理人コンラッド。町の半分を所有するヒル家にコックとして雇われた彼は、舌もとろけるような料理を次々と作り出した。しかし、やがて奇妙なことが起きた。コンラッドの素晴らしい料理を食べ続けるうちに、肥満していた者は痩せはじめ、痩せていた者は太りはじめたのだ・・・・。悪魔的な名コックが巻き起こす奇想天外な大騒動を描くブラック・ユーモアの会心作」

台所を預かる人物はすべてを握っているという真実を描いた話。毒入りスープで一緒に行こうの歌(タイトルが分からないわたしを許してください・・・)を思い出す。本日のタイトルはこの本より。
つまり、いままでの生活に退屈していた家人たちをコックが変えてしまったのだ!というと、映画「ショコラ」みたいな感動ほのぼの物語りになりますが、もっとブラックジョークの効いた、私好みの話です。
そうして名コック・コンラッドは何故自分の料理で太っている人を痩せさせ、痩せていた人を太らせたのか?というのを考えるとストーリーが予想できる。
何はともあれ、台所を預かる主婦を粗略に扱う旦那様は、殺してくれと言っているのと同義だな、と思う今日この頃。
ほんと・・・凶悪なものはない。
腐ったカテキンを見るたびに、小学生のとき聞いた岩倉具視毒殺事件を思い出す。
さらに、くさった卵もまぁどうしょーもない。小学生のとき、目玉焼きを作ろうとホットプレートに卵を割ったところ腐っていてえらい目にあった。このような腐った卵を、これから卵焼きを作ろうと思って3つ卵をすでに割りいれていた器に割ってしまった瞬間、自分が当たりいいのか運が悪いのか本気で悩む。
さらに、ヨーグルトになってしまった牛乳とかもとても悲しい。発酵を越して腐敗してしまったヨーグルトってのがあることを知った瞬間も悲しい。
どうせまだ当分は喰えないのでしばらく冷蔵庫は空にしておこうと思う。

今日の歯医者さん日記。
歯石を取りに行く。今日はいつも対応してくださる朗らかで柔らかな方でなかった。歯石とり専門の方なのかな〜と思って納得したけど、ひどく対応の仕方に差があるなぁと思った。分かりやすく言うと粗略に扱われたように感じた。いつもの居心地(医者に居付く気はさらさらないけど)が良すぎるのか、今日がやっぱり悪かったのか。
歯石ってみがいて簡単に取れるものだと思っていたら、ガリガリと不快な音をさせて取るものだった。しかも歯と歯茎の間の隙間を無理に広げてガリガリやるからとても痛かった。しかもガリガリやったあとに、機械で私の嫌いな羽虫系の音をさせながら研いてもらった。・・・・・ぃでえっっ!!!!って思わず叫びそうになった。唇を削られたから。くそぅ、それなのに謝罪の言葉の一つもなかったぞ。結構無様に腫れている上に、沁みてコーヒーも飲みにくい。憂さ晴らしにバーゲン中の町を見て回っていろいろ買い物を楽しむ。ハートに羽が生えた形のピアスを購入。ほくほく。バーゲン中のファッションビルを見て回りながらバーゲン中でないお店で可愛い服を買うvちゃんとお店の方にコーディネートしてもらったのでちゃんとかわいらしく着られるv
なんだか散財率の高い一日だった。ものすごく楽しかったからいいのだけれど・・・

◎サキ傑作集 岩波文庫
「世にも奇妙な物語」みたいな短編で、面白い。例えが逆か。ドラマがサキストーリーのような妙をテーマにしているのだろうな。このような短編は非常に好きだ。特に、刺青奇噺なる話。上記ドラマで、同じようなテーマの噺を見たことあるような気もするけど、原作にしていたのかしらん。
食べなくても息をすることで体内生成過程が進み、体内で水ができるため太ることは可能らしい。
相変わらず歯は違和感がありますが、大分よくなりました。腫れも引いたことだし、覚悟して金曜に抜いてきます。
さて、このところ歯が痛いために食事を抜くことが多かったはずなのに、体重の方は小憎らしいほど変動なし。と思ってたら、なんと増えてたりして。なぜ?!って訳で上記話題につながるわけです。
いや、時々何かが壊れたようにビールなどを買いこんではジャンキーな食物を貪り食っていたからかも・・・。

明日も歯医者。また消毒してもらって、ついでに歯石というやつを取ってもらって、覚悟ができたので金曜日に抜いてくださいとお願いしてくるのです。
あ、自分では歯磨きは生活習慣のなかで一番手を抜いていることだったのに、何故かブラッシングを頑張っていると誉めてもらいました。謎。元来丈夫だからなのかなー。いいことだ。

何故かくもしつこく歯の話を書くかというと、抜きたくないからです。でも日記に書いて公開というか公示してしまった以上、ヤラネバナラヌ!というプレッシャーを自身にかけて逃げないようにして覚悟を決めるためなのです。
わたしみたいなのが政治家になったら、公約が絶対に果たされるようになって世の中が今より健やかになるか、自殺死体が一つ増えるかのどっちかだろうな、とか考えて一生懸命気を紛らわせる。うぅ。なんで私はここまでしてわざわざ歯医者へいくのであろうか・・・・
最近日記が滞っていたのは、歯が痛いしか書くことがなかったせいと、自分でホームページを始めたせいである。カウンターの回りからしておそらく自分とチェックを頼んだ某相方くらいしか見てないだろうと思われる駄文の園。でも、毎日更新してみようと決めてしまったため、毎日苦しんで更新している。とりあえず日々一つずつなりとタグを覚えたり、色変え技術を習得したり、勉強にはなっている。始めは文字を並べることしかできなかったり、とりあえずこれをコピーして貼り付けなさい、という支持に黙々と従うだけであったものが、今はちょっと自分でタグを書くことができる。しかしまだまだ自分の意思によって出来た、ではなくて、出来たものにとりあえず自分の意思をあわせている感じ。今何とかしたいのは、リンクすると下に入る線をけすこと。すたいるしーと、というのでやれ!とモノの本にはかいてある。すたいるしーととはなんぞや?というところから始めないといけないため、当分問題解決にはいたらないだろう。 
そんなこんなで毎日チマチマホームページを改造しているため、日記にまで余力がまわらなかったりする。
しかし!自らに課したからにはやってやるぜと思っている次第である。(いやほんとはすでに一回サボってるんですけどね・・・・)

あれ〜ぇえ??

2003年6月29日
昨日自己最高文字数を記録するほど書いたのに、書いただけで満足してしまったらしい。何書いたんでしょう。多分親知らずを退化させなかった進化過程への恨みつらみとかそんなものだと思われる・・・

☆キャスト・アウェイ
これ見たら、歯医者さんいってよかったぜ!と思えました。
それはさて置き。無人島で一人生き抜く映画です。
一人しか画面にいないので会話がない、つまりセリフがない、それでどうやって見せるのか?というのが見所かと思います。

☆フィールド・オブ・ドリームズ
この映画みて泣けるうちはまだまだいけるんじゃないかと思う。えぇ、ですからタイタニックエンディングなら全然オッケーだと思います>かつらぎ様
野球にはトンと興味も知識もないので、もっと知っていたら楽しめるのかなぁ。しかし、結局ケビンコスナーがあんな無茶が出来たのは単に奥様が理解ある人物であり、経済的問題も最終的には解決できたからだと思う。現実に熱情だけにしたがって人生やってられっか!!
「さくら」という邦画がある。沿線に桜並木をつくろうと家庭を顧みずに桜を植え続けた男の実話。もちろん家庭は破綻し、奥さん子供は苦労する。しかし男は桜並木の功績として世からは認知され、男の夢を果たそうと死んだ後も人々が桜並木を伸ばしつづけてくれたというわけだ。でも奥さんとか子供はどうしろってだよ。
という上記感想にむちゃくちゃ反するけれども、この映画を見て泣けるうちはまだまだいけるんじゃないかと思うわけです。

☆ドン・ファン
どうしてジョニー・ディップ氏は、あぁコスプレちっくな衣装が馴染んでしまわれるのでしょう。シザーハンズの時からファンさ。
無価値な現実より魅力的な妄想の方が、時に人を変える。それなら妄想だって別にいいとおもうんですけど、なんでだめなんだろうなぁ。

☆男が女を愛する時
メグ・ライアンはアルコール依存症になってもかわいい。そしてアンディ・ガルシアは制服が良く似合う。
ストーリーとしての醍醐味はわかったけれども、奥さんが旦那さんに自分の痛みを分かってと要求するのなら、何故彼女は旦那さんの痛みについては言及しないのだろう。それって不公平だと思うし、夫婦であることを理由にするなら、お互いに相手の力になって欲しい。少なくとも私の理想ではそうなのであるから、この映画の中ではメグライアンの奥さん役がちょっと勝手なんじゃないかしらと思ったり。自分が弱いことを免罪符に相手を傷つけてもよいとは思わない。それは未成年だから人殺しをしてもいいの理論に似ている。
でもこの映画の主眼は、旦那さんが奥さんを愛する時、だから別に虐げられていても奥さんに旦那さんが歩み寄る形になってもいいのだろう。
いろんな意味で身につまされる作品ではあった。

☆オータム・イン・ニューヨーク
リチャード・ギアは年くっても大変素敵vvプリティ・ウーマンの時と比べると、加齢は否めないがでもおじさまちっくでステキvv
しかし悲恋でした。美しく散る〜のは薔薇です(笑)

あ!思い出した!あややのスキャット紅茶CMはとてもかわいいと思います!スキャットっていうと、サントリーのトリスを思い出しますが、あんな重厚さはないにしろとてもいいCMだと思います。今一押しのCMなのです!
行って来たよ歯科クリニック。
良い先生でした。店内(・・・院内か、この場合は)もきれいで、無愛想な対応をされることもなく、現代的インフォームドコンセントが行き届いた良い医院でした。しかし如何せんそういうところはあちらの方も割高っていうかなんていうか、ねぇ?安物買いの銭失いを対照的に行くって感じのところでした。まぁ、大学生の保険使用の話とかも教えてもらえてそんなには負担も問題もなし。
しかし!どんなに話手いるときは温厚で優しそーな先生であって、治療に入れば痛いもんはイタイんじゃー!!!!!嫌ですいやですというオーラを発したけれども、結局親知らずは最終的に抜く方向で治療方針が決められました。でも今はまだ腫れているので、それが引くまでは洗浄だけってことで洗浄して膿を排除するのだと思いますが、とにかく第一回の此れがひどく大変ものすごく痛かったです。冷や汗が出たぜ。先生の方も何か感じたのか「痛いですか〜?」と途中手を止めて聞いてくれましたが、口開けの状態でしゃべれるはずもなく(笑)、しかしもごもご言ってたら分かってくれたらしい。とにかく痛かった。
そして鎮痛剤3回分と、抗生物質をもらって一回目は終了。この抗生物質というのが、一日2錠ずつ3日間服用し、7日間効果が持続するという今までお目にかかったことがないものでした。珍しくアルコール絶ちしてきちんと服用してみる。
第2回目は10分かからず終了。サクッと洗浄してもらうだけ。お支払も缶コーヒー分だった。日本医療費の不思議よのぅ・・・・。一回目より大分痛くなかったので、浮かれて帰りにコーヒー屋さんでモーニングしていった。そしたらカフェインに反応したのか、なんだか気持ち悪くなる。いや、単に前日痛くて寝不足だったからかも。フラフラしながら帰宅する。

大学生になってから初めて自分で保険証を持って病院へ行った。できれば行きたくないものだす。
やだなぁやだなぁ。とりあえず目先の問題は解決したからもう歯医者行くのやめよっかなぁとか思ってしまう。だって抜くの嫌だ・・・。そもそも昔から歯医者にいい思い出なんかないんだ!まして抜歯には恨みつらみを伴う思い出しかないんだ!ほんと、やだなぁ親知らず抜くの・・・

決意しました。

2003年6月25日
あした歯医者に行ってきます。
ちょっくら痛かったけれど、ほっといたらりっぱに生えてきた右上親知らず。
続いて右下親知らず。これも自然治癒力でいけるかなぁと思ったけどダメだった・・・とうとうモノが噛めなくなったので観念して歯医者さん予約をしました。念に何度かずつ存在に感謝するのは職業別タウンページ。タクシーとかクリーニング(とりに来てくれる)とかを探すのに使ったこともあります。しかし今回ほど感謝したことはないぜ。

先週くらいからしつこく痛かったのですが、誕生日を友人が祝ってくれるというのでそれが過ぎるまでは〜と今日までに至る。

あ、ぞろ目な年になりました。某相方は25までは素直に誕生日を喜びなさいといってました。力いっぱい祝いました。(私のような人間失格気味とお付き合いしてくれる貴重な)友人とお茶してお買い物してイタリア料理店でディナーしておいしいワインを堪能してケーキを好きなだけ食べて翌日は限りなく自堕落な一日を過ごしました。
ワインうまかったなぁ〜やはり白はいいもの飲まないと!おいしいですよね!赤はテーブルワインから何から素人なりにのみ散らしていますが、普段白とは縁がなく、友人の好みに合わせて甘口をセレクトしたので料理に合うかしらと思ったら、大変おいしかったです。ちゃんとソムリエの資格ありのシェフがいらっしゃって、お店のグレードはちょっと高めで会社接待とかカップルが来てました。始めのうちはちょっと粗略に扱われていた気がしましたが、ガンガン(私が)呑みはじめるに普通に対応していただけるようになったし。小食な友人だったので料理は前菜みたいのを3皿取っただけだったのに、客単価はちゃんと出してきたし!そんなこんなな誕生日でした。

そして明日は歯医者〜・・・・

◎フルーツ・バスケット12 高屋奈月
一体どう収集付けるんだ!と読み始め当初から思ってましたが、ちゃんとストーリーが進展しているから素晴らしい。ちゃんとネーム作って予定立ててかいてらっしゃるのかしらん。
一番ハル君が好きですわ。十二支の中では彼は一番初めに瑕疵を埋めることができた人なのではないかと思います。それをしてくれたのがユキくんだからハルは特にユキ君の幸せも気にしてくれるんじゃないかしら。気配りさんで皆に優しくできるから、彼自身がどうなるかと思ってましたが、ちゃんと相方らしき方と青春するみたいだしっ:笑。
しかしシグレさんも素敵だっ。腹黒い人好きです。善人より悪人さんの方が見てる分には楽しい。でも大人で素敵で好みなのはハトリさんだと思う。彼は属性がアンジェリークのクラヴィスさまと一緒だと常々思っている。
逆に透君が一番苦手かもしれない。彼女の性はナンなんだろう。

絆と呪いはまぁやはり一緒だろうさ。呪いといえば、京極さ〜んいつでるんですかぁ〜

大学生協の本屋で森博嗣フェア開催中。持ってない本を数冊発見。しかし某相方が買ってたりすると勿体無いので聞いてから購入を検討。本当に建築家さんとセッション(コラボ?)して作ったガレージの解説本みたいなのが欲しい。本当になんて多彩な人なんだろう。女王の百年密室が新書版になってた。・・・欲しいな。しかし新書もっているのに文庫まで集めて、それだけでも大変なのに、ハードカバーを文庫新書とコレクションするのは無理でしょう。絵本とかは、どうしようかしら。あ、「議論の余地しかない」が大変好きです。森さんは言葉の使い方が素敵です。真似できない。あんなふうになりたい。でもきっと今よりもっと生きにくくなってしまうだろうな。

8月のガラク

2003年6月21日
キリンの限定発売発泡酒を飲んだ。ネーミングがよかったので、ちょっと真似してみた。しかし時は今まだ6月だよ・・・限定とはいえ名前からして8月までは売るわけだろう?それなのに限定発売なの?いやいいんだけどさ別に。

昨日は書いてアップした覚えのない日記がいつのまにかのってた。かなり酔ってたからなぁ・・・人間ってすっごぇえなぁ。記憶がなくても動いて思考しているのだ。しかし支離滅裂なのは仕方ないかなぁとか。

中古のゲームを買ったので珍しく一生懸命やっている、楽しい。ファイナルファンダジー8である。友人に借りて7はやった。エアリス・・・涙。そのときは一緒に攻略本を借りたので、それと首っ引きでやった。でも今回はまったく予備知識なしでやっているので度々パーティが全滅する。アイテム収集もままならないし、なんでもないところでイベント発生するまでのきっかけがわからなくてレベルが下がるまで無意味に歩きつづけたりする。でも何とかやっている。ある意味、RPGってゲームクリエイターという誰かの思考をトレースするものだと思う。上手く辿れればストーリーも楽しめるけど、ゲームに慣れない私はなかなかどうしていいのかわからない場面が度々ある。慣れてくると分かることもある。ゲームって楽しいかもね♪
わたくしは映画を見るのが好きだ。多分趣味はなんですかと問われた時一番すっきり答えられるモノである。音を聞いたり、読書やコミックス読み、いうまでもなく飲んだり呑んだり食ったりも好きだから趣味なのだがそれは置いといて。
映画鑑賞を楽しいと思うのは、得られない現実を擬似体験して悦に入っているだけの根暗野郎さぁ〜(とまでは云っても書いてもいないが、わたくしが思うにそう訳してしまった)という発言について。一賛同というか反論というかなんというか。
確かに擬似と思って分析したら、その好みで偏っていたり何だかんだの映画ファンはみんな現実で不満が多い問題人間ってことに分類できてしまう。
しかし映画鑑賞者って、皆がみんな擬似で楽しみたい人ばかりとは思われない。
身近な人間を例にすれば、私にはとても寄れないホラーや暗黒系映画を好んで見るが、だから危険なのではなく、だから現実に移さない思慮が働いているのだと主張し、そのように行動している。
そして私はその論理からいくと、ラブロマンス系映画が大好きなわたしはいい年した「夢見る夢子ちゃん」ながら、生身はダサいいい年した・・・・・・・。コメントを差し控えさせていただきます。

つまり何を思ったかといえば、心理学や臨床心理の一つとして個人の問題としての現実と擬似現実を分析理論化するのはかまわないし、説得力もあると思う。しかしだからといってすべてをそれに反映するのはけして正解ではない。
そんなこといいだしたら、ミステリー流行の昨今、人気作家のすべては将来刑事犯という理論に結びついてしまう。それは絶対違う。
個人を理解したいという感情は理解するけれど、だからといって安易な分析に頼るのはますますの乖離と分離を招くばかりだ。
すべてを含めて、あるいは境界線を脱することでパーソナリティという人間心理は始まるという考え方の方が正しいと私は考える。

どうしてこんなことを考え始めたのか。
もともと興味があった。
大学の教養単位で哲学を取った。
マトリックスを見た。
きっかけも原因も一つではない。そこから得られた結果について、どう批評してよいのかわからない。だから難しいのだ。だから一つではないのだ、ということだけでも伝わればいいのにと思った。

そもそも、現実であることと擬似現実であることとどれほど違うというのだろう。現実を是とする精神があるときはいい。もちろんそれが良き哉。擬似であることがそれほど、現実というものに劣るのだろうか。そのような次元で物事を比較考量するのは本当に難しい。
私自身だけの問題だったならば、私は「自分」と表彰できるものが認めた幸せがそれで由定義できる。でもそれ以外のことまではなにもできない。だって責任なんて取れない。
責任の意味。償いの意味。
はっきり云って無理です。傷ついたその人でない限り責任の範囲は限定できないし、まして償いの限度など・・・。
免許更新の際に受けた講習だけでも、背負ってしまった責任の重さに息が詰まりそうだった。でも有るかもしれない責任を恐れて、生自体を漫然と過ごすなら、それはまた誰かに対する罪になってしまうかもしれない。

結局私は今でも誰かが恐いのかも知れない。
そんなのは嫌だと思い始めた今がチャンスなのかも知れない。

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