痛し痒し

2002年11月20日
 自分にないものを持っているが故に憧れを強く持つけれど、だからこそその憧れに自分が近づくことができない・・・・ということを実感。

◎臨機応答・変問自在2 森博嗣 集英社新書
 まえがきで森さんは繰り返している、この本の何処が面白いのか?と。面白いです、おもしろいです先生!!そこで森さんのように生きてみたいものだ、という思いを抱いた一ファンとしては読了後おもしろかったと感じてしまったことにちょっとばかり落ち込んだりするわけだ。でもおもしろかったんですぅ〜。
 森さんの思考によくある指向性として、「あまり後悔したことがない。もっと後悔しておけばよかったなぁ」ですとか、「あまり物事にこだわらないようにすることに、こだわって生きてます」という言い方が好きです。楽しかった。

 スマートに生きたいものですな。

小春日和

2002年11月19日
 風も(いつもと比較すれば)穏やかでいい天気だったので、日曜日に続いてお出かけした。日曜はあまりの人間の多さにぐったりして果たせなかった目的を色々と果たしに。
 緑のロゴで有名なコーヒー屋さんでちゃんとメニューを見て、頼んだことのないなんだかかわいらしいものを頼んでみる。いつもはサクッと決められる本日のコーヒーをトールで飲むだけ。それ以外の商品がわからなかったのです・・・でもさ、でもさ、たまにはなんだかクリームが乗ってるかわいくて甘そうなのを飲んでみたかったんです!でもよく分からないし、忙しい時にトロトロしていると店員さんも殺気立っているから頼めなかったんです!平日の真昼間、店員さんはとっても親切で丁寧。「他にサンドイッチやビスケットはいかがですか(ニコッ)」といわれたので「ではこれも下さい(ニコッ)」と、ケースを指さして知らないでっかいクッキーを頼みました。おいしかったです(笑)。いつもはスコーンばかり。アメリカ系の焼きっぱなしででっかいクッキーみたいなのがすき。今日食べたやつはなんだったのかな〜。
 そのあと本屋さんでソファの一つにくつろいで本を選びつつ座り読みしつつ購入。でっかい本屋さんは楽しい。
 そして思い立ってめがね屋さんへ。近頃多い若者向けのやっすい眼鏡屋さん。「もっとよく見えるようにしてください!」といって検査してもらったら「(前のめがねで)1.2までばっちりみえてますけど・・・」と不信の目で見られた。そして何か色々と要望をいって話しを聞いて、自分が店員だったらこんな客嫌だ!ということをやった気がする。わたくしの矯正最高視力は1.5らしく、それを引き出すことは可能だがそこまでやると身体にはあまりお薦めできないとか。「でも見たい。しかし健康を害するのは嫌です。中間とってください」という無茶なことをいう。でもやってくれました。ちゃんと説明もしてくれました。今かけているめがねも通常はやらんだろう、というレンズだったらしい。でも多分私が要望したからだとおもう。希望に限りなく応えてくれた点は評価するが、無茶しているという説明がなかったので以前言った眼鏡屋さんの評価は下がりました。今日のところはちゃんと納得させてくれたので、今後はこちらはご贔屓にしようと思います。こんな客いやだ・・・あぁ。
 眼鏡屋さんバトルで小腹がすいたのでドーナツやさんでコーヒーとドーナツ一つを食す。さっきかった本を読み出したら面白くて、店の片隅で新書を手に笑いをかみ殺す。活字を読んで笑うと無気味だと高校生のとき言われたが、面白いものは活字から受けるものの方がおおいと思う。そもそも笑いの多くは言葉でしょう。
 そんなこんなで疲れてそろそろかえろっかなぁと思った頃に、冬の名物になってきた街路樹ライトアップに行きあう。おぉ、素敵や。しかし今日は月も大きく、無茶眼鏡にしたために遠くがより美しく見えたためか、月の方が綺麗でした。青い空に白い月が大きく見えるのもステキ。
 
・・・あ!お出かけにかまけて食料品の買出しをわすれた!火曜日だったのに・・・

マフラー

2002年11月18日
に限らず、首に巻くものが苦手です。ネックレスも嫌いでチョーカーなんてもってのほか。どうしてこんなに苦手でダメなんだろう、もしや前世は打ち首だったんだろうか、いやいやもしかして絞殺されたか罰当たりにも首吊り自殺でもしたか?な〜んてロクでもないことばかりいってます。しかしこの季節、マフラー一枚でずいぶん違うものです。しかし冬服を購入する時点でマフラーしなくても暖かい服!という思考があるため、コートにはそれ自体にファーがついていたり、ジャケットは立て襟つきだったり、ハイネックの服ばかり。マフラーはダメなのに徳利は大丈夫なのか?えぇ大丈夫。此れはクビに巻きついているものではなく、服だ服なんだ服の延長だ・・・と我と我が身に言い聞かせるのです(笑)自己暗示万歳(←単純なのでよくかかる)。 そんなこんなで寒いのが嫌いなのにあまりマフラーにはお世話になれない。だが、若者が大学構内でカジュアルに決めつつアクセントとしてかわいくマフラーを使っているのを見ると羨ましい。ジーンズとハリポタマフラーを合わせるとかわいいんですよ!大学に行く時の服装はむちゃくちゃテキトーです。夏なんかジーンズと5年くらい前から持っているダバダバのTシャツを日替わりで着ていくだけだもんねっ!冬なんてコートとか上着を脱がなくてもいいな、と思ったらほとんどパジャマ代わりにしているような服をコート下に着ていくからね。ただゼミがあるときだけはちょっとばかし気を使ってみる。はじめのうちは面倒臭くてスーツをそのまま着ていってましたが、それだと返って不振な目で見られるのでさらに気を使い、カジュアルでかつ上品に・・・センス皆無のわたくしにはゼミのある日はある意味地獄。おんなじ服をおんなじ組み合わせで着ていくと「あ、おんなじだ」って言われるしさっ。ほっとけっ!ってなもんですが、指摘されるとそれはそれでやはり気にするしさ。だれかわたくしの専属スタイリストになってください・・・・。自覚はないですがそのようによくぼやくらしく、「女性よりファッションに情熱を燃やす彼氏を見つければいいのでは?」と言った友人がいる。あー、いいなぁそれ。と同意したら「相手に失礼だよ、それ・・・」だそうで。君がいったんじゃないか!!
 ま、そんなこんななわたくしですがボランティアでファッションコーディネーターをやってくれる方募集中(笑)
 土曜の真昼間に、再放送でないドラマがやってました。しかも定番の金田一耕介シリーズ。えー、「横溝正史生誕百周年記念金田一耕介ファイル・迷路荘の惨劇」なるもの。そして、注目すべきは金田一耕介役を上川隆也氏が公演していたこと!うっきゃー、格好良すぎでっせ旦那!っと、土曜の午後にテレビに向かって奇声を発しておりました。わたくしは上川氏が大好きです。所属劇団のキャラメルボックスには詳しくないですが、彼の出ているドラマは一生懸命チェックしてます。今回の金田一役がなんだかとても素敵でした。袴姿がいい感じ。頭をかくしぐさもラブリーvv金田一耕介役でマイベストは古谷一行氏が演じたドラマでしたが、順位交代。見事上川氏好演の金田一がトップとなりました。あぁ楽しかった。
 ドラマ自体が丁寧なつくりで、戦後昭和のレトロ感が出てました。所々手抜かりがあって、現代がモロバレしているところもありましたがそういうところは笑い所として流す。重厚なイメージにあわせるためか、バックの音楽にチェロを使っていてとてもよかったです。チェロの低音で少しかすれた音とか、チェンバロの軋むような音とか、手風琴の音とかがレトロなイメージと強く結びついていて、そのような音に似合う時代がとても好き。今回のような昭和の没落華族さまがいる時代とか大正時代とかですね。明治村に行ってみたい・・・・。
 京都祇園祭にからめた舞台設定だったので、京都観光をしているような映像がたくさんありました。ドラマの中で犯人の女性がお茶を飲んでいた庭は、山形有朋の別荘という無リン庵(リンの字が変換できません〜)ではなかったかしら。他にも南禅寺とか水道橋とかが意味あるのか?という感じで写されてました。いいなぁ、京都にまた行きたいです。そういえば今日から清水寺の夜間参拝公開が始まりますね。以前京都に行った時はもみじで名高い永観堂の夜間公開に運良く行き会い、ライトアップの美しさを堪能してきました。寒かったけど:笑。秋ばかりだから春に行こうかしら。そして人力車に乗るわ、また♪たっかいけれど、楽しいので好きです。エビス屋さんが好き。
 横溝正史は読んだことがないです。ドラマの原作にされているので、なんとなく知っているような気になってしまい読まないままになっているのは松本清張や江戸川乱歩と同じ。自分で購入して、という機にはならないが大学の図書館にも無いです。中学の図書館に江戸川乱歩の全集はあった気がするけど。横溝や松本は全集の方が多いように思いますが、全集に縁のある学校図書館には置き難い作品ばっかりだからあんまり縁が無かった・・・とも考えられる。巨匠の作品をまとめ読みする機会が何かあればいいといつもおもいますが、そんな機会にめぐり合うシュチュエーションが今の世の中であるのでしょうか?いや、大学図書館で見つけたから、池波正太郎氏の全集を端から読んでるけども。

裏山で雨に打たれて散っていく葉を、部屋でぬくぬくしながら窓から眺めて、ちょっとばかり秋を噛み締めてみる。本当は兼六園に行こうかと思うのですが、寒くてね。日曜日があったかかったら出かけようかな。今年は寒いばかりで秋がなかったため、読書の秋!っていう時がなかったんですよね。本もって出かけたい、どっかに・・・・(といいつつ、食欲の秋は十二分に堪能した:笑)

日常のつれづれ

2002年11月16日
珍しく重力に逆らわない雨が降ってました。シトシトと、傘にあたって規則正しい8ビートを刻む。何処をみても均等にふる雨。こういう雨の時は風情があって良い。それではいつもはどんな雨が降るのかというと、傘を差してもあまり役に立たないくらいの風が吹いているため、まっすぐにも降らないし風に煽られて強弱がついているし、突然止んだり降ったりさながらジェットコースターのような気まぐれさ。ショパンの雨だれの対極にあるイメージ、とでもいいましょうか。それはさておき、今年はまだ紅葉らしい紅葉を目にしていないのにすでに落ちた葉をたくさん踏んで雨の中を歩いてかえってきました。雨で落ちてしまったのでしょうか。兼六園は今が紅葉の盛り。この雨で見に行く前に散ってしまったら残念だと思いつつ、多分今週末も部屋のコタツでヌクヌクして動かないのだろうな。寒い時って何もしたくないです、本当に冬眠したい・・・。

あ、なんかまた日付がずれているわ。これは本当なら金曜日の日記に書くべきなんだと思います。

 新発売のビールと発泡酒を一本今夜のお供に。350のビールより500の発泡酒の方が安い・・・変なの。しかしもし発泡酒税が上がって値段に差が無くなったらビールの方がいい。あ、でも今日呑んだビールは限定モノでしたがあまりすきではありませんでした。ホップより麦芽や大麦にこだわりのあるもののほうが好き。キ○ンの秋味はうまかった・・・。発泡酒も日々進化して初期のものよりずっとおいしくなりましたね。今日呑んだ発泡酒も上手かった。
 ビールのつまみというと、必ずイモを買ってしまう。そのままイモだったり(お家で煮たり焼いたり炒めたりする)、加工イモだったり(ポテトチップスとかですね)、調理イモだったり(大学イモとかポテトフライとかお惣菜ですな)、ツマミが芋になる。どうもわたくしはいもがとても好きみたいです。わかったよっ、自覚したよ>早月さんよ!
 米が主食の日本人ですが、いもが主食の文化にもだから溶け込める自信があります。ドイツはビールも上手いしいいなァと思ってます。しかし豆が主食の文化圏はどうでしょうか?というのを思案中。いやだからどうしたってことはべつに・・・。単なる食い倒れ日記の片鱗ということで:笑。

望郷

2002年11月15日
◎望郷 北方謙三  集英社文庫
 いい酒かいい気分の時に読もう!と思っていたので、来週のボジョレーと一緒に読もうと思っていた。ところが何かに憑かれてしまい勢い勝負で読了。あぁ、やっぱりもっと元気なときに読めばよかったよ。素敵なんだけどね、胸が熱くなる感じなんですけどね、哀しいんだよぉぉぉおおおおおお!!それが北方氏の魅力であり毒であり媚薬であり。フォスターの老犬トレーの単音譜面が解説部分に載っていたが、知らない曲だった。口笛はふけないので携帯にでも入れてみようかなぁ。

千里ヶ浜に先日の波浪時に船から落ちたコンテナが流れ着いた。200台とも言われる新型テレビが浜に転がる様は、なんだか現代美術のために作られた写真でも見ている気分になる。恐るべし日本海の荒波。私のいるところから鉄道で30分とかからずに日本海が見えるところへいける。夏に一度行ったことがある。その時は砂浜が楽しかったが、日に焼けすぎて顔が痛かった。冬の日本海。何かハードボイルドちっくな出会いがあるかしら。山育ちで磯臭さにあまり執着心はない。しかし「冬は海からやってくる」なんて、社長に言われてしまうといろいろと妄想がっイメージがっ膨らんでしまう。ブラディ・ドールシリーズをコートのポケットに入れて、冬の荒れ狂う日本海を望みながら読むのが密かなる夢。海に臨むうまいコーヒーを出してくれる喫茶店があれば猶良し。しかし現実的な問題として絶対に寒いと思う、私には耐えられないだろう。寒いのキライです♪

冬眠中

2002年11月13日
につき、おこさないでください(笑)

英語の勉強。

2002年11月11日
就職時には間に合わないが、これが私の能力の一つですといえるくらいの英語力を身に付けたいと本気で思い始めた今日この頃。ぼちぼち勉強しています、英語を。昔はラジオ英会話を聞いていましたが、最近はテレビの英会話を週2回づつみています。再放送とあわせて同じ課を3回は放送しているので、できるだけ何回も見て必然的に復習することになるようにテレビチャンネルをあわせてます。アクションものの洋画とかは、字幕を見ながらなら割とヒアリングが出来ます。つまり日本語から英語への変換はできる。読むのもハリーポッターの概要を理解するくらいならできる。しかし話せないので言葉としての本来の役割を果たせない。1週間でいいから、英語だけの世界に漬かってみたら劇的な変化が起きたりしなかなぁと安易なことを考えてみる。今ハとりあえずひたすらヒアリングの訓練と単語を覚える。語彙を増やせば会話が豊かになるのは言葉の基本です。英語ができるようになれば、海外旅行に一人旅でも大丈夫な気がする。よし、頑張るぞ!と思ったが、わたしが行きたいイタリアスペインなどではあんまり英語できても関係ないらしい・・・・ラテン語の方が役に立ちそう?

◎B.B.Joker 4  にざ・かな
実はかの迷作「X−ペケ−」よりスキかもしれない四こまギャグで少女まんが。生物がすきです。今回謎の生物の謎が一つ明らかになりました。あぁ、笑った♪

◎食と薔薇の日々 1  松苗あけみ
以前一条ゆかり氏の食生活というエッセイ漫画でおいしそうな、と評されていた方の作品ではないかしらと本屋さんで目が合ったので読んでみました。おいしそうでした。自分でおいしいものがつくれたらいいなぁと心底思います。

◎月夜烏草紙 及川七生  白泉社
新人さんらしい。作品時代設定が東京異聞に重なって、懐かしいイメージのある話だと思った。人の精気をえさとする妖怪の2人組みとはいからさんが通るみたいな女学生を配した、オムニバス形式で進めるストーリー。時代設定がとてもスキです。

◎ガートルードのレシピ3 草川為 白泉社
人形悪魔のプッペンがかわいいです。どうやって収集つけるのかとっても楽しみ。お兄ちゃんが少女まんがに無く、屈折していてたのしいです。

漫画ばっかり読んでる気がする。えぇそのとおりです、漫画ばっかり。活字に使う時間が減ってます。でもいいんです、この日記は日常がテーマだから♪
しかし、おいしくないときに食べると食物に申し訳なくてあんまり食べる気にならない。珍しくドーピング剤(薬局でかう栄養ドリンク)も飲んで真面目に薬も飲んで学校もサボりっぱなしで寝ているのに直らないです。どうしてでしょう?風邪は発症させないが吉です。みなさまどうぞお気をつけて。


あれ?土曜と日曜の日記が逆転してますね。おかしいなぁ・・・
とは、前期に受講した講義に来ていたこの地方では大手にあたる某企業の法務部責任者である外部講師がご自身の父上の口癖として紹介された格言である。納得。
わたくしは言い訳魔である。自身の失敗やなにかを真摯に受け止めるまえにへ、理屈をいろいろとこねてしまう。人に責められるとパニックを起こしつつ反論するために訳のわからんことを口走る。まったく・・・・己の行動に誠意と自身と責任を持ちたいものだが、なかなかハードボイルド小説のようにはいかないものである。自己分析なんぞしていると、いかにも自分はどうでもいい、何もできない役立たずと己をののしりたくなる。落ち込みモード発生中。

◎風葬  北方謙三  解説:夢枕獏
 老犬シリーズその2。非常に悲しかった。戦うシーンが非常にスピードがあってかっこいい。そしてやはり悲しい。「壊れかけた友情の音」というフレーズが素敵だった。壊れる時音がするほどの友情というものをみてみたいとさへ思う。シリーズはもう1冊あるが、もう一人の自分とも言うべき人物を失ってどうやって続きがあるのか。持論としては、死んでいくものも悲しいが、残された者のほうが辛いと考えている。続いていくことが悲しいと思うので、3冊目はますます哀しくなるような予感。もっと元気な時かうまい酒を手に入れた時に読もう。

☆インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
 わたくしが映画にはまったのは、インディ・ジョーンズがはじめ。大好きである。その昔考古学者になりたいと思ったのはこの影響も大。砂漠のイメージに渇望を覚えるのも多分この影響がある。学者と冒険者という正反対のような人生のあり方が好きなのだろう。
 ハイソン・フォードの出世作でもあり、最後の聖戦はショーン・コネリーも出演。敵役にもわりといい人がちらほらと。スピルバーグ監督の若かりし頃の奔放さと監督としての洗練さが程よいので今でもやはり見て楽しめる作品である。冒険シーンの途中でうつる空の青さが目に付いた。ハリソン・フォードが若い・・・磯部さんの声が懐かしい。いいなぁ、これで淀川さんの解説がついたら完璧なのに。

懐古趣味が強い訳は上記より。寒いのも起因。しかしとりあえず風邪は何とか回復。ご飯食べよ〜っと(笑)
わたしはカウンセラーになろうと思う。
カウンセラー=人の話を聞くのが仕事
人の話=言葉ですな
つまり人からウィスキーを受け取るのが仕事になるという。学者先生の中には趣味とお仕事が同義の方をよくお見かけしますが、辛くなった場合に責任が付きまとうため個人的には別の方が好ましいとは思ってますがね。つまり趣味と仕事が一緒になりそうかなぁなんて。しかしその場合私の方がカウンセラーを必要とする状態になりそうですね、依存症になって。・・・・・ジョークです。えぇこれはほんのジョークです。

◎もし僕らのことばがウィスキーであったなら
    村上春樹  新潮文庫
 いやぁ〜なんて素敵なタイトルなんでしょうか!旅行記というかエッセイになるのでしょうか。写真がきれいでした、このようないかにもなヨーロッパ風景がとてもスキです。旅のテーマはなんとなくでいいから(いや「なんとなく」の方がいいのかな?)持っているといいなぁとはわたしも思います。因みに上記舞台観劇した旅のテーマは「夏の雪辱」です。なんのことかというと、夏に一度同じところを尋ねたのですが、準備不足で果たせなかったことを今回やりました。そしたらそれ以外の予定をすべてすっ飛ばしてしまったという・・・。夏の雪辱を晴らして新たに秋の雪辱を創ってきた感のある旅でした(笑)いや、嘘嘘そんなこと思ってないですよ>早月さまvv
 あー、肝心の感想。その風土、飲むまでの経緯、飲んだ感想、歴史等々切々と語られているなぁと感じました。ウィスキーは氷や水で変わるものだから、あちらの方がうまかろうと単純に思います。それを本当に切々と語ることができるのはやはりスキだからなんだろうなぁと。いいなぁ、こんな旅したいなぁ。私だったらワインが街を流れているというところがいい。人生観どころか人生そのものが変わるくらい飲んでみたいね、心置きなく。

こんな本こそツマミにして飲もう!というところですが、今は喉がいたいのでおとなしく諦める・・・私ではない。消毒しょうどく〜。しかしさすがにウィスキーはまずいだろうと思い、最後のとっておきシードルを開ける。甘いのでこれはこれでよし。おなかがすいたので久しぶりに宅配ピザを頼んでみました。しかし今の天気はまさに北陸の冬、波浪警報をだすほどの風と窓をとどろく雷音。くそぅここはいったいどこなんだ、裏日本か?!と飽きもせず悪態をついてみる。ごめんよにぃちゃん。こんな日に2輪なんか運転さしてさ。しかしおかげでうまかったよ、なんぞと思っていたら窓を打つぱらぱらという音がする。はてなんかしらんと外をみたれば雪でした(涙)。さっきまで雷なってたのに!昨日はあったかかったのに!・・・あ、でも雷は雪おこしか。毎年思うが、冬だってのに雷が鳴るのが不思議でしかたない。実家では雷とは暑い夏に涼しさを運んでくれる夕立の知らせだった。暑さの象徴。しかしこれももう3年目と思うと感慨もある。感慨もあるが、寒いものはさむいです。今日もコタツでヌクヌクしてます♪

ハスキーなお声。

2002年11月7日
を通り越して声がでない。枯れてしまいました。おかげで新聞勧誘の人を軽々追っ払えたのは良かったがしかし喉をいためると辛いですね。飲んでも食べても血の味がする・・・。そうそう、喉から血がでるという経験を初めてしましたよ。恐かった。痛いし。引きはじめの頃は鼻水がひどくてそれはそれで自分もみた人も気の毒な感じでしたが、咳くのも人様に何かとご迷惑。ウイルス飛ばすし、うるさいし。まぁ鼻垂れ女子大生よりは対外的にいいけどさ。どうもなかなかバラエティにとんだウイルスだったようなので、連休中にお世話になった方の家にばら撒いてきたことが心配。大丈夫でしたかぁ〜?

今日は蟹解禁の日でした。ニュースでは初物を買い求める客でにぎわう近江市場が映ってました。不景気の昨今は身が詰まっているけどお安いコウバコガニのほうが人気らしい。かにぃ〜。しかしわたくしは食べやすいのでタラバガニがすき。いやどちらもうまいんだけどさぁ。ま、今年は口にできるか微妙な感じであります。


あがっっ!!重ねかきしてしまった!

みんなのうた

2002年10月30日
が、大好きです。最近のはポップに走りすぎてそうでもないですが、古い童謡調を残しているのは大好きです。夕方の5時45分くらいから毎日2曲ずつリクエストでいままでのみんなのうたを流してくれる地方番組が(局は同じなんですが)あって、間に合いそうな時は一生懸命大学から帰ってきてテレビをつけて、聞きます。
今日はポンポコこだぬきの歌でした。アニメも好きだが、歌がいいので大好きです。だってこだぬきなのに翌年の冬までおんなのこを待っているんですよ。切ないですよ。赤い手袋を耳につけるのがまたかわいらしいですしね。そして歌っているのが下条アトム氏であることを初めて知った。下条氏といえばエディ・マーフィーの吹き替えとか某紀行番組のナレーターとかいろいろご活躍ですが、歌も歌うのですね。もう一曲は割れないたまごがどうしたこうしたという曲。卵をテーマにした秀逸作といったらやはり「恋するニワトリ」だと思いますが、この曲もわけがわからない童謡特有のおもしろさがあって非常に懐かしく思いました。いや、知らない曲だったんですけどね。
秋に聞きたいみんなのうたは、風のオルガンだかおじさんだかいう曲です。おじさんが手風琴を廻しているアニメ映像と、曲の最期の「ストリート、オルガン、風のおじさん」とかいうメロディーだけ覚えている。メトロポリタンミュージアムもすきです。最期にドガの踊り子の絵に入り込んでしまうアニメーションも気に入ってます。
よくわからないとえば「アルタルエーゴ!〜のネコ〜」という曲とか、「サラマンドーラ、サラマンドーラ、火の中の竜〜」たらいう曲とかも好きです。しかし肝心のタイトルが分からないため、リクエストもできない。
以外に著名人が参加しているみんなのうた。歌い手はもちろん作詞作曲にもいろんな人が携わってます。坂本龍一氏の曲で「コンピューターおばあちゃん」という非常にシュールな歌詞の曲も好きです。荻野目洋子さんが歌っていたと思うのですが、何とかジャングルという曲は小室徹夜氏が書いてたはず。
好きとはいわないけれど、妙に記憶に残っているものとして「チュンチュンワールド」という、なんかそこのフレーズだけ妙にノリノリで記憶している曲がある。あと「地球はみんなでだ・い・が・ぁ・しょう〜♪」というフレーズの曲。
「変なABC」とかは中学で初めて英語を習った時にとても納得したような覚えがあります。世界史でインドをやったときに「マハラジャ」って本当にいたことを知って感動したし。
と、以上のようになかなかに奥が深いのですよ、みんなのうた。


カツクラーの心意気

2002年10月29日
万歳ばんざい!活字クラブのキャラ投票で、我が愛すべき愛しのヴァクス・スタンリー・ホルサー氏が栄光の第2位を獲得いたしました。先回の成績は24位。すばらしい快挙ですわ。しかも本来注目されるべき主人公は第5位にとどまっていますから、いかに今回の成績がすばらしいかが分かるのです。しかし!このすばらしい結果に水をさす事実。それは第1位との差がわずか1票差であること。うがー!!!あとっあとたったの一票だったのにいいいいい。しかも個人的にとても悔しいことがあるのですわ。この投票について一人がもっている得票数は10票まで。本来なら自分のプッシュするキャラに10票すべてを投じるべきとは分かっていますが、正しいカツクラーのあり方として初投票には火村先生に投票しなきゃね♪と思ってしまったのです。つまりどういうことかといいますと、今回涙を飲んだヴァクス氏の1票を、火村先生に投じてしまったのです!あぁっ、あの時そのおろかさに気付いて10票すべてを彼にささげていたら一位になれたのにっ!!と本屋で立ち読みしながら本気でうなってしまったわたしはどうなんでしょうね?あははぁん。

というわけで本日の日記は、早川書房・ハヤカワ文庫より出版の「銀河の荒鷲シーフォート」シリーズ、ディヴィッド・ファインタック著、野田昌弘訳にご出演の「ヴァクス・スタンリー・ホルサー」氏、キャラ投票2位獲得の快挙を祝うでした(笑)

か、書きたい!!

2002年10月25日
かきたいのですが、ちょっと書いてしまうのはもったいないんですぅうううう!!!上下巻一緒に買ってきて良かった。というか一緒にしか売ってくれませんが。うおぅおうぉぅぉう!

あしたから温泉にいってきま〜す。まだ何も準備してないです。やばっ。

そうそう。サッポロ黒ビールの新しいCMが最高!!今日始めて見たのですが、むっちゃかっこええっ!いいなぁ、皆さんの意思が声もかけずに一つになるっっていうのが素敵ですわね。いいなぁ、オヤジパワーって感じですよね。
あははははっ!このタイトルだけで何のことか分かった方はすばらしいです。大学生協でハリポタがおいてあったので、購入してしまったのです。一応ペーパーバックで通読はしてあるのですが、全然分からなくていろんなファンサイトで知識を補充していたせいか、全く覚えのないストーリーが脳内に溢れている。おかげで邦訳ハリポタを読んでいると「あれ?こんなシーンがあったような無いような・・・」と思うことしばしば。ともあれ、大変楽しいです。今日の日記はちょくちょく下に感想が増える予定。以下ネタばれと思わずに、妄想に雑じってネタばれしている可能性がありますのでご注意ください:笑。というか感想なのでほとんどバレバレです。知っていることを前提で書いてます。未読の方は読んではいけません。せっかくのハリポタの楽しさを余すところ無く味わうためには、以下読まれないことをお薦めします。・・・・だって全部感想かいたらそうなったんだもん。

◎ハリーポッターと炎のゴブレット
 ハリーもホグワーツ4年生になりました。幸せな3巻最期からちょっと悲しみも引きずってますが、生活環境も初期に比べれば格段に向上して楽しく始まります。シリウスパパは、逃亡生活のためにやむなくハリーと離れ離れになってしまいましたが、南国で元気にやっている模様。あぁ、あの全身毛皮で暑い国にいって大丈夫なんでしょうか?時々お便りのやり取りをしている、養父と養子のやり取りが微笑ましいです。
 さて、相変わらずのダーズリー一家を相手にしながらも大分したたかになってきた感のあるハリー。「殺人犯の名付け親に手紙をかいちゃおっかなぁ〜」という脅し文句はどうなんでしょう。パパが悲しむよっ!しかしそれによってウィーズリー家にいくことができました。今年はクディッチのワールドカップがあるため、ハリーも一緒に観戦に誘ってもらったのです。クディッチの所はとても原書では解読できなかったシーン。むずかしいのだよ、あのスピード感を英語で語られると。世界レベルを目の当たりにして大興奮のハリー君ですが、嵐はいつでも突然やってくる。例の「あの人」の影がちらちらと。4巻はあの人の暗躍も一段と大きくなるみたいですな。
 クディッチのシーンもいいのだが、一番注目はウィーズリー一家勢ぞろいシーン。一巻で出てきたドラゴン使いの長兄チャーリーと次兄のビリー登場。この際チャーリーはもういい。ビリーが!ビリーお兄様が!もう超クールなんですよ!邦訳はとにかく「かっこいい」になってました。原文は「COOL」ですよ!だって銀行員という堅い職業なのに、ロックコンサートにいっても溶け込める服装なんですよ!片耳に牙のイアリングで、ドラゴン革のブーツで、長髪の上に一家の性質で赤毛なんですよっっっ。素敵だわぁ。でもお母様には長髪が不評みたいです。預言者新聞でも「長髪のアホ」とかかれたことがあるんだそうで。わー、もっとこの方の活躍シーン作って欲しいわぁ。
 そしてワールドカップの終了と共に休暇もおわり、新学期です。いつものとおり列車でホグワーツに向かいますが、天気がすぐれません。いままで学校の始まるときはいつもワクワクしたハリーの様子が書かれていたのに、今回は嵐の日。どうも不穏な描写、ローリング氏の心意気が伺えるというか。学校の関心事で一番のことといったら、「闇の魔術」の先生でしょう!かのルーピン先生は行ってしまわれたしね・・・。もしかしてパパシリウスと密かに仲良く南国にいたりしないかな、とか妄想してみる。そして今回の先生はなんと実務家です。今はもう引退していますが現役時代は「あの人」勢力である闇の魔法使いを捕獲するのが仕事の人で、アズカバンの半分を埋めたという豪傑。このムーディー先生が「超クール」と生徒に表されてます。あ、だからビリー様のときはかっこいいだったのね。今学期も楽しそうです。講義もルーピン先生からお手紙を貰っていたそうで、ちゃんとした講義。
 ワールドカップに続いてのイベントは三大魔法学校対抗試合。あまりの死者数のために、何百年も行われていなかったのだがここに来て何故か復活。3つの魔法学校から各校代表者を一人ずつ選出して、優勝を競うというもの。代表に選ばれると、試験を必ず受けなければならない。魔法契約というものの効力らしい。しかもその試験はとても危険で難しい。この代表を選ぶところで、タイトルの炎のゴブレットの正体が判明。もちろんハリーはでるよね!と期待していたら、代表に立候補するのに年齢制限が設けられたため今回は見送りになった。・・・ふふふっ、そんなわけあるかーーー!!!お約束、ハリー君は何者かの陰謀によって代表選手に選ばれてしまう。自分が望んだことではないのに、友からは嫉妬され、周りからは卑怯者といわれ、一人で命さえ落とすかもしれない試験に悩んだりと踏んだりけったりでとても胸痛む場面でありました。なんだか4巻は今まで以上に不条理とかどうしようもないことに対する憤り、というものを匂わせるエピソードが多い気がする。ハリーくんの境遇がここに来てまた悲しい。特にマスコミ(というか預言者新聞の記者)のやり方がとても腹立たしい。何でも批評として受け止めるのもどうかと思うけれども、ちょっと現実世界に対するJ.K.ローリング氏のメッセージ性が強いのではないかしらんと思ったり思わなかったり。
 もっとハリーが器用であるとか、人に守られて頼ることを知っている人間であればよいのにと本当に思った。もっとシリウスパパに頼れ!彼はその方が嬉しいはずだ!読んでる私もその方が嬉しいし!と一人部屋で身悶えする。手紙からハリーの身を案じてパパご訪問と相成りますが、ハリーは自分のためにシリウスを危険にさらすことに恐怖さえ感じてしまう、というところがさ。恐くて全然大丈夫ではないのに、どうして自分は大丈夫とばかり言ってるんだろう、という冷静な自己分析が悲しかった。今のうちにシリウスと仲良くして甘えてほしいなぁ。しかしそのためには「例のあの人」と決着をつけなくてはならない。決着をつけるべく戦うためには、せめてもう少し大きくならねばならない。でも大きくなってしまったら、パパと子供として甘えられる関係というのは難しくなってしまいそう。だからっだから今のうちに甘えて欲しいけど状況がそれを許さないわけで・・・というジレンマ。いや、別にこの2人だけの関係に執着したいわけではないのですが、好きなんですよこの組み合わせ。ハリー君は14歳にして春が来たみたいだし、此れからますます親という家族とは疎遠になっちゃうのかなぁと思ったからです。

さて、対抗試合の第1課題を終えて上巻終了。明日へ続く。
 

計画倒れ

2002年10月23日
あ、いかん。寝過ごした。
というわけで、朝ご飯をたべる時間には起きませんでした。それどころか目が覚めたらもういい時間で大学にもいきませんでした。債権各論と手形小切手法と国際取引法の日だったので、講義に出ないと非常に自分にとって不利なことになる日。それはわかっていたけれどどうにも動く気にもなれず。追い詰められてなきながら行動する方が効率がいい、という癖がついていて、どうしてもギリギリにならないと行動を開始しないという悪い習慣がある。今回も多分そうなるのだろうか。
だから昨日のカレイは夕ご飯になりました。なかなかおいしかったです。冷凍してると、よく忘れて放置してしまうことがある。その間に冷凍くさくなっておいしくなくなってしまうのだけど、イカとカレイの冷凍は割とよく持つ。お安いときにちょいとストックしておくと便利です。

◎フルーツ・バスケット10巻 高屋奈月
はとりさんが好きです。幸せになってほしいです。この人は一番、なんというか捉えづらい位置の人のような気がする。蛇のかたは自分で脱するでしょう、犬の方は自ら踏み込んだ事っぽいからそれはそれでよいでしょう。若者組は今やってるし、透くんの登場でお話を書いているのだから、なんとかなるでしょう。・・・どうもストーリー本筋と関係ないから作品として踏み込まないんだよっ!という脇人物に激しく感情移入してしまうだ。とにかく、はとりさんが動き出したエピソードがとても嬉しい。
透くんの苦悩まで、書き込むとは思わなかった。高屋さんの作品はこのように一歩踏み込んででどれもスキだ。もみじくんの年相応、いや年に似合わぬ本音を漏らしたっぽい表情がとても切なかった。彼もまた、抱えているのだろうな、とな。いやー、これをどう収集してくれるのか、ひっじょうに楽しみ。今後とも要注目作品。

いいなぁ〜。たった一人でいいから、というかたった一人の人を見つけられたらそれはすごく幸せな気がする。その自分にとってのたった一人が、また誰かにとってもたった一人だったりする構造のフルバになりそうでないですか?あぁ、ちょっぴりハーレクインちっくやで(←まだ言うか・・・)

華麗なる煮付け。

2002年10月22日
冷凍庫を見たらカレーの冷凍品を発見したので、煮付けてみました。華麗なるカレーに煮付け・・・・お後がよろしいようで。

お気に入りの本のひとつに、池波先生作の「闇の狩人」上下巻がある。何がスキって、あの脈略のない秀逸なストーリー。インプリンティング宜しく記憶喪失になったとはいえ大の男がころっと見知らぬ小男を信用していいのか・・・?っていうかどうして突然池波先生の体験談が語られているのだ。いや、作中では神様にあたる作者が、神様としての人格をもって違和感なく作品ストーリーに入る込んでいる、という書き方は大好きなのだがいかにも面白いではないか。だから池波先生って好きさ。しかし一番すきなのはやはりおいしそうなお料理のかずかず。例に漏れず闇の狩人でもおいしそうなお料理が出てくる。寒い冬の真夜中に煮こごりみたいに凍りついた魚の煮付けで一杯やるのがいいらしい。あぁ食べてみた−い!というわけで、上記カレーの煮付けは手を付けずに一晩置いてみることにする。いや実を言えば、作ってみたけど出来たら食欲も失せてしまっただけんですけどね。朝ご飯食べる時間があるように起きなくっちゃ!

再びノ埋没

2002年10月21日
あるいは撃沈ともいふ。
うぇーん。味覚も戻ったし、声も戻ったし、意識も晴れたし、節々は痛いもののあとは正常に戻ったと思ってたのに!戻ってませんでした;泣。
お腹がすいたなぁと思って、雑炊でもなくおかゆでもなく、重湯をつくってみました。梅干をほぐほぐと実と種に分けて、一緒に煮込んでだしをとったもので作ります。梅の酸味と塩味にきれいな赤色で目にも爽やか。そこへ冷凍万能ねぎを加えます。赤とグリーンのコントラストも鮮やかな重湯の完成。実家から支給物資が届いたので、お米は新米です。米の香りが愛しいです。日本人やなぁと思います。ついでにほうれん草ともやしでお吸い物を作り、いつもより控えめながらひさびさのお食事を満喫しておりました。「おいしい関係」に描かれていた彼女の気持ちが私にはよくわかるよっという瞬間。
が、しかし。おいしく頂きまして、その後も切迫感のないほつほつとした休日の夜を楽しんでおりましたのに、内部はさほど回復してんかったことが判明。きっと珍しく食が細くなっていたせいなのでしょうが、胃が食事をうけつけてくれませんでした。うぅ、新米だったのに。もったいな(←失礼。)
風邪ぐらいなんや!そんなもん、運動でもして新陳代謝を活発にすればすぐなおるわいっ!という時代は過ぎ去ったのだ・・・ということを実感。もう、もう若くないんだわ。身体をもっと労わってあげませう。休肝日も創ってね。そんなわけで見かけだけでなく、内部増強というか補強というかを心がけねばならないことを認識した本日でありました。

◎この闇と光 服部まゆみ  角川文庫
失脚した父王と共に別荘の2階でくらす盲目の姫君・レイア。彼女の世界は父王が与えるものがすべて。テープに入れられた音楽と物語の朗読。それらを聞きながら父王と過ごす日々が彼女のすべてだった。というようなあらすじがついているのだが、前半と後半のギャップが大きくて違和感が気持ち悪いくらいだった。しかしそれが作品として作られたものである、と思えるから余計気持ち悪くて恐くて、だからそういう作品なんだといいますか・・。解説に少女革命ウテナの話が出てきてびっくりしたが、成る程求める世界観は共通しているのかもしれない。ストーリーや作品そのものもさることながら、タイトルが不思議に気になる。日本語だと「光と闇」の順で並べたいのが一般的。「闇と光」という並べ順は英語表現に近い。文化比較の意味よりは、単純に光と闇を並べて考えたときの優先順位なのだと受け取った方がこの作品にはぴったりくる。嫌いだとかそういう意味ではなくて、気に障る類の違和感というやつが長野まゆみ氏作品に感じるのと私の中では似ていると思った。

うがー!!!秋のなのに秋なのに。まだクリご飯たべてないのにぃぃぃx。
とりあえず元気になった。なんでかというとご飯がおいしい気がするから。ご飯がおいしいってすんばらしい!!!よく寝るとすぐげんきになる。我ながら分かりやすい性質でよかった、良かった。これは風邪とストレスが重なったのが本質だったからかもしれないきがしないでもない。しかし、とりあえずの方向性も決めたし、就活も頑張り始めようと思ったし、今週末はゼミで合宿で温泉に行くし、来週はゴッホに会いにいけるし、キャッツのチケットも取れたし、京都の紅葉は進んでいるらしいし。テレビは見れないけど読む本はたくさんあるし、テレビ局の集金はしつこいけど来年分の新聞契約で金券もらったし、雨降りだけどおかげで寒くないし、身近にアルコールはないけどテレビに映るバーの後ろにおいてある酒の種類が瓶で見分けられるし、ロスウェルは終わっちゃったけどアリーが始まったのでより良しだし。そうそう、今日のアリー5はとても興味深かった。集団訴訟=クラス・アクションというのは日本には制度設定されてない訴訟形態で、目的を同一にした多数当事者が集まって一原告となって訴訟を提起する。ポール・ニューマン主演のかの名作も原題はクラス・アクションである。日本では設定されていないが、金融危機といわれる昨今、投資家や特に銀行債権者による集団訴訟がよくおこされるようになっている。これにともなって日本でも制度として整えてはという話が、司法改革の一端としてある。学問として比較法はとても好きなのでまた機会があれば日記に書いてみませう。ですとか、電話会社の勧誘電話に対する苦情をもって電話会社を集団訴訟の相手方として出訴することができるか、というのがドラマに組み込んであるところがとても楽しかったのです。いいなぁ、ああいう訴訟が日本んでもできるようになったらすごい世論が混乱しそう:笑(←本当は笑い事ではない)先日アメリカで、タバコ会社がタバコを販売したせいで健康を害したから賠償金払えの裁判の決着がついてしまい、てっきり和解と思っていたのにタバコ会社が敗訴して賠償金支払を命じられてた。恐ろしい、さすが訴訟国家アメリカよ。・・・話がそれた。なんだかんだ、わたしは元気です。

◎デルトラ・クエスト  エミリー・ロッダ作
 1、沈黙の森      岩崎書店
 2、嘆きの湖
 3、ネズミの街
アメリカ、オーストラリアで大人気の最新冒険ファンタジー。全8巻でただいま4巻まで発売中。内容に言及すると、日本でドラクエが流行った頃に出版されていたロールプレイングの本版に脚色した感じで、それほど新しいというものではない。しかしまぁ売れるのはわかるかなという。私は装丁がきれいで面白そうかと思って手にしてみました。小学校高学年から、と設定してあったのでそれを考えるとストーリーに組み込まれた、読者に見せる謎々やクイズは面白い。しかし200P無くて一冊800円は高いよ・・・いや装丁が好きで手にとったんだから文句いう筋合いでもないんだけどさ。

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