親族相続編

2002年8月7日
 ただいまの集中講義は民法第4編親族相続編について。このあたりになると刑法にまして判例がどぎつい。人間って醜いわ・・・と思うことしばし。でもそれを面白がってしまうあたり、対外わたくしも問題ありだろうな。「王妃の離婚」に描かれている離婚はまだ「神のあわせたもうたもの、人これを離すべからず」というマタイ伝がいきているのだが、現代日本の離婚は破綻主義といって客観的に壊れていたらこれはもうどうしようもないね〜という観点らしい。そして裁判離婚の判例で著名なのは「ふんだりけったり判決」というもの。カフェー丸玉事件についでステキなネーミングだと思うが、その内容はとっても可哀想なものである。日本はいまだこんな意識が残っているのは考え物。訴訟大国といわれちゃってるどこかのお国みたいに、離婚裁判で一生喰っていくわ!というのもいやだけどさ。しかし民法もいい加減改正すればいいのにねぇ。4,5編はもうカナ漢字表記から現代表記になっているのでよみやすくて助かった。

本日の食い倒れ日記
コーラです。コカ・コーラとかペプシとかいわれているアレです。何を思ったかすっごく飲みたくて、おっきなペットボトルでダイエットペプシを買ってきました。そしてひたすら飲んでました。固形物は一切口にせずにひたすら0カロリーで栄養はナトリウムだけという赤茶の液体を飲んでました。なのに翌日体重計に乗ると重くなってたんですね、これはもう体内で水を作り出す自給自足体制が出来上がってしまった体質なんだろう、と思ってます。えぇ人間は息をするだけで水を作れるのですってよ。あぁ涼しいところでおいしいものが食べたいよぅ・・・こう、なんかご飯をおいしく頂こうという気力が削げる日々です。

はだしのゲン

2002年8月6日
 詳細を覚えていないのは、それほど自分が幼かったからなのかそれともいつもと同じく単に忘れっぽいからなのか分からないが、多分小学生の低学年の時に家で「はだしのゲン」を見せられた。はっきり言って大嫌い。これが私の恐怖感のすべての元凶であるといっても過言ではない。今でも怖い夢といったら自分で増幅してしまった原爆イメージの恐怖感だから。いってしまえば「枯れ尾花」のせいであって、けして作品に罪は無い。あえて言えば、繊細で影響を受けやすい子供にあのように強烈なものをみせた父親を恨む。・・・繊細だったんです!絶対この日記を読んでくれている人のなかでここを読んで噴だした人がいることを確信するが、本当に昔は繊細だっただよ?アニメの耳成方一のおかげでこの!私が!一晩ねむれなかったことだってあるんだぜ。だから青少年保護、という文言にときに納得することもある。まぁこれはまた別のお話です。しかしこれを見て以来戦争・原爆関係の本を読み漁り、一般的に嘆かれる若者より知識はもっている自信がある。嫌いだから避ければすむとは思わなかったからなのだが、小学校の図書館に入っている程度の本でも結構恐怖感を増幅するものはあって、いまだなんとなくイメージの払拭が出来ないでいる。大学1年時に教養として開講される程度の心理学の知識で自己分析もしてみたが、一度まずいと思って嫌いになったピーマンを再びうまいものだと思うのは難しいらしい。というわけで本日原爆記念日、西に向かって合掌。

☆マタ・ハリ
淀川氏監修のクラシックムービー100選より。ガルボが美しいです。そして悲しいお話です。ドイツのスパイとしてパリで活動するマタ・ハリはスパイの禁忌、恋に落ちてしまいます。その相手はロシア軍人で秘密文書を運ぶ人。しかしその軍人さんは文書を運ぶ途中に飛行機が撃墜されて失明してしまう。そしてマタ・ハリもとうとうつかまってしまい銃殺刑が確定。失明した軍人さんに監獄であることを隠して最後の邂逅となるシーンのガルボが本当に美しい。始めの登場シーンでインドのシバ神へささげる舞を踊るシーンはちょっと変かなぁと思うのはわたしだけかしら・・・

☆上海特急
これも100選。こちらはディートリッヒ出演。上海リリーと呼ばれる女性と英国人医師とその他もろもろが乗り合わせた上海特急での旅を描く、グランドホテル形式の作品。これも深い!楽しい!リリーと同室の中国人女性がまたきれいで、ストーリーの上でもかなりおいしい役かと。この時代感もとても好き。

☆アンタッチャブル
ビデオの整理をしていたらでてきた。禁酒法時代、のさばったシシリアンマフィアを追い詰めるお話・・・?あらすじがうまく説明できないが、これも白黒のコントラストがきれいで時代感ある映像が好き。それに音楽も良い。とくに橋で酒の運搬を襲撃するシーンでかかるクラシックはいいよなぁと思う。アンディ・ガルシアはてっきりマフィア側の配役と思ってた。思い込みとヒット作品のイメージって恐ろしい。ケビン・コスナーはこの頃はまだいい時代なのかしら、このままおとなしく役者さんしてればよかったのにね。デニーロがマフィア・ドンをやってましたが、アナライズ・ミーを見て以来どうも笑える。しかしなんといっても素敵なのはショーン・コネリーですな!カッコいいわぁ。ハードボイルドなタッチが気に入ってます。

 実はガルボよりディートリッヒよりバーグマンが一番好きだったりして。

お出かけ

2002年8月5日
 友人と食事にでかけた。彼女のバイト先だったのでデザートをサービスしてもらったりとお得な夕食であった。料理はさておき、ベルギービールをの飲んで感動。ドイツはイモとビールとソーセージのイメージがあるが、ベルギーというとチョコレートと王様しか思い浮かばない。チェリーの香りと色をもったビールとの触れ込みで、すっごくいい香りがした。瓶入りなところからしてビールといっても、日本でいうビールとちがうことがうかがえる。麦芽含有率が50%前後で発泡酒は25%未満だからこれの方がうまい!と主張してあったラベルが笑えた。しかし輸入する時点で関税が課せられるだろうから、結局は国内産のビールと同じくらいに値段なんだろうか?輸入品の場合はどう分類されるのか知りたいな。国際経済法の試験は多分だめだろうけどさ・・・


たまねぎ君の逆襲

2002年8月4日
 うぅっ、悪かったよ袋に入れっぱなしにしていた私がいけないのよね・・・というわけでたまねぎを腐らせてしまいました。腐ったたまねぎほど凶悪なものはない、といっていたのは誰だったろうか。
 でも解けた表面を取り除いて、まだ形状を止めた部分は甘くてうまいこともあります。たまねぎ消費のためにポテトサラダを本日の食い倒れに指定。
 みじん切りより大き目の手抜き切りのたまねぎをいためて、じゃがいもと混ぜるだけ〜♪それにお好みでマヨネーズとか、ゴマドレッシングとかを加えます。面倒なのでそのまま食べてましたが、飽きてきたらコロッケを装って、フライパンで焼いてみたり、ホールトマトを加えてチーズを加えてグラタンにしてみたりと使いやすいので作るときはドーンと鍋いっぱい作ったりする。鍋いっぱいのジャガイモがボールいっぱいのポテトサラダになります。思えば芋好き。その昔、箱いっぱいの新ジャガを購入して人々に不気味がられたことがあったなぁ。でも箱いっぱいというとすごくたくさんのイメージがあるけれど、芋2キロってそんなにたくさんでないのよ?わたしのことを非、常識的と言った誰よりも非常識な某御仁よ。米も芋も小麦もパンも好き。でもマメが主食なのはどうなんだろう。マメが主食圏には住めないかもしれない。

◎マリア様が見てる  今野緒雪 コバルト文庫
ロサ・カニーナまで4冊読破。フランス語に慣れるまで名前がすんなりでてこなかった。波津彬子氏がこの人の別著「夢の宮」という作品に絵をつけていらっしゃったときに読んだことがあったことに気づいた。あんまり好きな文体ではないのだけれど、こういうお話は楽しいものだ。女子高校を舞台に繰り広げられる、非日常的なおんなこの達の物語。

日中は蝉3種が大合唱をくりひろげ、少し気温が下がった夜は早くも秋の虫が鳴く。どっちでもいい、どっちでもいいのだが頼むからもう少し窓から部屋から離れてくれまいか・・・
 テレビでジュブナイルをみました。地球の未来を年端も行かぬ子供に託してしまうのが、日本あにめの伝統。これを軍隊にまかせてドラマ化するのがハリウッド映画、とわたくしは分析中。その分類で行くとまさにこの邦画は日本の映画だね!しかし、技術的には申し分ないし、ストーリーもハリウッド映画と比較できてなかなか。金城氏主演の次回作もこれは見てみたいかも。いい監督さんなんですね。キャスティングもなんだかイメージがしっくりくる。テーマ曲があの人なのも、時代を超越シテルイメージをだすには最適だなぁと。ゴジラ、メカゴジラにどっと疲れを覚えて以来あまり邦画に良いイメージをもてなかったが、これからは偏見こそすてねばなるまい。それはそうとなぜ林原めぐみ氏が出演してんだろう、とおもって最後のキャストをみていたらテトラの声でご出演だったらしい。うーむ、女神から石ころまでなんでもできる、この方もすごいひとだ。
 犀の河原(石積みのほうではない)で花火大会があったらしい。音で気がついて外に出てみたら、場所によっては花火が見えた。しかしめがねを忘れたため空の星を見ると違いないくらいにしか映らなかった。ので、すぐ飽きて部屋に戻ってしまった。しかし1時間ちかくそとでは雷に似た破裂音がする。昔終戦日に近いある日の新聞投稿欄に、花火の音を聴くと空襲をおもいだしてつらいという文章を見てひどく落ち込んだことがある。確かに間近で花火を楽しもうと思って見ている分にはいいのだが、部屋にいて音だけを突然きいた瞬間は何事かと思った。
今年も原爆投下日や終戦日やが近づく。すると無性にヴェートーベンの月光が弾きたくなる。けしてたいした腕ではないため、3章は弾けない。弾けないが弾きたいなァと思う。でもそもそも今手近にピアノがないからなぁ・・・
 邦楽が音楽授業に取り入れられることをにらんで、筝普及のためのワークショップという主に音楽の先生を対象とした会に参加した。生田流という流派を中心とした研筝会が主催する。競輪、オートレースの売上金による(財)公益資金記念財団の助成金のより実施された伝統音楽の普及助成事業。ほぅ、こういうところに使用されていたのか・・・。それはさておき、軽く歴史的変遷の講座を受けて、実習としてちょっと弾いて、家元の娘さんによるすんばらしい演奏を聞く。同じ曲でも弾き手の技量でこうも違うものかとびっくりした。当然といえば当然、かたや大学にはいってからの一過性趣味、かたや生まれたときからの英才教育。音楽の難しさのいったんはそんなところにもあるのだろうか。
 さて簡単ながらうけた講座のなかで、何故今邦楽を義務教育にとりいれるのかという話。あたりまえの回答は日本人としての意識を推進するため、とか日本人としての文化を再認識する、とかであった。しかし個人的にそれは国粋主義とはいわないまでもナショナリズムに傾いた感じが好きではない。そのためもあった、講義していただいた佐賀大学田中健次氏曰く「コミュニケーション手段として音楽を考えると、西洋音楽という一つの道具しか持ってないよりも多様性を知ることができるよう邦楽という他手段を知る」ためではないか、に共感。音楽も感情表現という手段の一環ととらえれば、表現のための道具は多く持っているに越したことは無いと思う。そもそも義務教育は、こんな知識もありますという場との設定・出会いを演出することが限界ではないかと。・・教育論に興味はないですがね。
 午後からだったので、午前中は学校にいくつもりだったが、すごい天気だったので行く気がしなくて寝ていた。そしたらあやうく寝過ごしそうになって、上記開催場に行くのに遅れそうになったよ。でも本当にすごい天気だった。大雨の警報がでて放送がかかるくらい。雷とか風とか朝っぱらからえらい天気だった。なんであんなひどい天気だったのか。その後晴れたけど蒸し暑くてそれはそれで大変であった。
 本日からですよね?仕様開始の声が掛かっていたのは。戸籍を実家においたままの身としては非常に不安。法律の本質として、何もないときは問題にならない。判断しなければならなくなる、逆にいえば判断できるのは所謂「具体的な争訟」が起こった時だけなのだ。事後の補完という本質論を法学概論でやった記憶があるが、今回も多分どこかの誰かの情報が犠牲にされて、大量に業者に情報の流出があったとか悪用事件がおこらないと個人情報保護法の成立によって住基ネットが語られるようになることはないのではないか、との危惧感を持っている。自覚している部分でもって、わたくしは大変自己中心的なひとなのでどこかの誰かが犠牲になってくれて、事が是正されるならよいのだけれども、そのどこかの誰かが自分を含んだ自身周辺でおこったらやだなぁと思うのでちょっぴり反対意思の表明なんぞしてみたり。
 岐阜県ではたった2つだけだが地方公共団体が住基ねっとの施行日を延期する表明をしているのだが、実家村のそのとなりの町がその2つに含まれていたのでびっくりしつつちょっとニヤリ。なかなか根性あるでないですか。このような地方の一団体が大きな組織行政に反対表明する動きは大切だと思うわ。職人とは、ちょっとした工夫を凝らすことで自分の生活を豊かにしようという心でもって生きていた、一庶民のことをいう・・とかなんとかうまいこといった人がいたが、そういう職人的一庶民が現代は少なくなってしまったのがつまらない。職人的一市民が集まった公共団体だったら、組織的な動きに反対するくらいの動きはバンバンでてきてしかるべきではないだろうか、との考えにいたりて上記隣町の行動を好ましく思う。うちの村はどうなってんだろう。なんの確認もなされてないけど。

日焼け止めを塗るのをちょっとさぼって朝8時と夕方5時に15分ずつ学校と家とを往復したら、左腕に時計焼けができて鼻の頭が変色して首の色が途中で変化するに至る。恐るべし、真夏の太陽。
そう叫びながらも、自覚しながらも、夜明けの涼やかな時間帯に吹くわずかな風に誘われて眠気が走る。眠気が・・・ねむけが・・・(_ _>>>>

気づけば昼過ぎ。まぁ大変!今日から集中講義だったのに!でもいまさらいっても仕方ないわね。あーそぼっ♪という次第。なぜだ、なぜなんだ、どうしてこう寝てばかりなんだ・・・。しかも一反寝付くとおきません。どうして気づかないのだろうという状況になってもおきません。阪神淡路大震災のときも気づかなかったし、ベットからおちても気がつかないし、どっか神経が切れているのかしら。鈍いです。今日も眠るつもりはなかったし、寝ないように畳の上にいたのですが、結局そのまま畳の上で寝ていた。何処でも寝ることができる自信がある。そして本日もいい天気で日中の気温はよくあがりました。起きたら畳に寝型がついてました、汗で・・・そこまでなって何故おきないんだぁ!!!我ながら得たいが知れない感じ。

◎友よ、静かに瞑れ  北方謙三  角川文庫
男はかつての友人に会いにその町にやってきた。しかしお目当ての友人は逮捕され勾留されていた。友人を釈放させるためその街にとどまり、腐りかけた街を騒がす存在となった男。かつて愛した女と古い友人の間に生まれた少年を鍛えながら、男は闘いに身を投じる、金ではない目的の為に・・。

大好きなブラッディ・ドールシリーズに出てくる人物達を良いとこどりで一人の人間に再構成したような男のキャラが大変素敵である。社長で下村でドクで藤村さん。相変わらずかっこいいハードボイルドの典型作品でした。

明日は出席しようっと。それはそうとうちの近所にすむ鳩は真夜中1時くらいに時々鳴きやがります。びっくりするからやめてほしいです。鳥目の鳥らしく夜は寝てくれ。

蝉と子守唄と風鈴と

2002年7月29日
 視力もさることながら、耳が悪くなったというか遠くなったように思えてならない。自分の聞きたいと思う音が、以前は聞き分けることができたと確信できるのに今は雑音になってしまった。ふむ。感覚は衰えるというよりは鈍くなるという方が適切かもしれない。でも別に不自由があるわけではなく、単に自分が普段使っている道具に変化が生じてなんだか違和感を感じる程度のものである。視覚より音の感覚の方を気にかける傾向はあると思う。身内のなかでは一番音楽には興味を持っている。とはいっても音の聞き分けができるとか音楽に関して知識が人一倍あるとかいうものではまったくないので、役に立つものでもない。
 今日は一日家にいてコタツ敷きを撤去しつつ掃除した。おぉ畳のすがしさよ。しかし暑さに負けて昼時に畳に寝転がってお昼寝をしたら、下にしていた左頬がだんだんに・・・なんか未だにちょっとだんだん。しかし畳好きだ。和室も好きだ。フローリングは生活するに便利だけど素足で歩き回って寝転がりたいとはあまり思わない。単にそういう環境で長期生活したことがないからかもしれないけど。足が太く短くなっても正座出来るほうがいい。というかもともと足はふと短いし。胴も長いし。遺伝子に多く「日本人」が文化の中で作った部分を持っているので、その身体にあった環境を好ましく思うのでしょう、きっと。(笑)
 一日家にいると、夜が明ける蜩の声から夕方涼しくなってきてから風に吹かれる風鈴の音から昼寝させるためか階下の子守唄まで変化する音がいろいろで楽しい。確かに夜の方が静かで、明るくなると明確な音がしなくてもざわめきが広がって騒がしくなっていくのが不思議なもの。自分がされて嫌なことは人にもしないように、がモットーなので人様のプライバシーを覗くきはさらさらありませんが、階下の方は留学生のご夫婦でいらっしゃるため、窓を開けているときに聞こえてくる音楽は耳慣れないものが多い。今日聞こえた子守唄らしきものも、音律がとても健やかで素敵だった。それで上記のだんだんに至るわけなのがなんか単純で幸せ(笑)
 サランラップのCMに使われている曲が今とても気に入っている。マイケル・ナイマンの楽しみを希う心とか、数年前のアニメで使われていた光差す庭・虹のプレリュードという曲が大変好きで、それらに通ずる感触を得た。しかし何処にもその曲の情報がない。どっかにタイトルなり演奏者なり作者なり書いておけっ!とご立腹。どなたかご存知でしたら教えてやってください。

◎鬱金(うこん)の暁闇1 破妖の剣シリーズ
前田珠子著 コバルト文庫
人間とそうでないものが暮らすとある世界。人間に害をなす妖魔などと呼ばれる者たちを唯一退治できる人間を集めてこれを仕事としている浮場の一員であった、主人公ラエスリールはその異端な出生を端を発していろいろと不幸に巻き込まれつつ上記のごとき仕事をこなすことで満身創痍になっていくお話。どっちが主人公なんだかわからないような癖の強いキャラたちに助けられつつ戦いつづける彼女に幸せが訪れる日は来るのか?!(←かなりいい加減な紹介ですのであまり信用しないでください:笑)

待ちに待った作品なのに薄っ、あとがきを含めても200ないです。そして本当に完結させるおつもりがおありなのでしょうか?という内容な気がしてなりません。次回作が年単位で待たされることのないように祈るばかりです。

本日の食い倒れ日記
今日は質素にそうめんとお茶しか口にしてません。暑くって食欲もそげる。このわたしの食欲を奪うとは今年の暑さも油断できませんな。しかしめんつゆがなくてしばし考える・・・考える・・・・醤油でいっか!に落ち着く。しかしおいしくなかったのでもうちょっと考える。うまみがないのが、はりやないのだからダシをいれよう!と顆粒のダシのもとを醤油に入れてみる。しかしおいしくないので、めんつゆのCMにかつおと昆布の結婚とかいうのがあったなぁと思い、しぶしぶ昆布でちょっとダシをとって上記液体にさらに加えてみる。なんとなくいい感じになったのでそれで食す。おうちでつくる手作りめんつゆはどうすればうまくできるのでしょうね?明日はちゃんとかつおだしをとってやってみましょう。とても暑いので水分補給は大事だなと思い、お茶を鍋に2杯ほどどーんと作り置く。ペットボトルなどに詰め替えて冷蔵冷凍しておきます。銘柄は棒茶というお茶の木の茎ばっかりを使ったお茶です。加賀の特産で、香ばしくて気に入ってます。こちらでは番茶として一般的に飲まれているのがこれなので一番お安くてに入ります。なにせ茎ですから。明日は何たべよっかなぁ〜♪火曜日だし買出しにいこうかしら。
 別に寝ぼけたわけではありません。他の地ではあたり前のようですが、最近まで日曜日は大学図書館がしまっていました。しかしわたくしのゼミの先生はいろいろと改革を提唱するのが、好きな方らしく先生曰く僕の主張により試験期間限定とはいえ日曜日も図書館が空けられるようになったらしいです。ゆくゆくは恒常的に開けるように運動するとかしないとか。・・・そんな活動してんなら、独立法人化を阻止してくれよ、先生よ!それはさておき、確かにずっと図書館が開いているのは大変便利です。別に資料がいるわけではないけれど、部屋にいるとあまりの暑さに能疲労を起こすのです。つまり避暑しに図書館に行くのですね!なぜかLPが設備されているので勉強しないで一日映画をみているのも楽しいです。作品は白黒の古いものばかりでわたくし好み。オールドムービーの女優さんはどなたもこなたも素敵に見えます。多分白黒ゆえの肌の美しさが際立つのでしょう。キートンとかチャップリンのサイレントやトーキーへの移行時期の微妙な時代の作品もおもしろいです。

本日の食い倒れ日記(←定着したらしい)
今日は暑かったので、冷酒を調達。ビールはがぶがぶ飲んでしまうので本当に暑いときは避けがち。量より質で勝負!・・・今日はね。北陸で幅をきかせているのは福光屋ですが、今日は別どころ。小堀酒造店「水蛍−mizuhotaru−」です。清酒で原材料は米だけが売りで、米・米麹・醸造アルコール(米どり)との表記。能登の海洋深層水と白山の伏流水を仕様。注意がきが「あまりに澄み切った味わいに、ミネラルウォーター等と間違えないようにご注意ください。」ですって。冷やして飲んだら本当に水みたいでした。最近とみと不況な酒造業界では新たな購買層として女性をターゲットにした商品が多い、に沿った商品かな。個人的には飲みやすいとくせがないと個性がないは違うべきであると思います。飲みがたい、という個性がそれの特徴なのではないのかなぁと。酒臭い麹くさいが清酒でしょ?まぁ清酒でビールの代わりになることで消費を伸ばそう、という思考回路は経営的に分かりますけれどもね。いやべつにだからこの水蛍がわるいというでないです。飲みやすいしすっきりなので、薄味のご飯のお供によいです。呑み切りサイズ300ml小瓶もかわいいです。色もみずいろで涼しげ。清酒は九谷焼のぐい飲みで。惜しいかな焼き物は色が透けないので冷酒用のベネチアグラスのヤツがほしいなぁ・・・・酒について語る女・2○才・・・・いいのかこれで、本当に?!
 せみの声に悩まされている知り合いがおります。部屋の後ろに山と畑があるわたくしの環境ならまだしも、都会で道路ばかりの土なんかあるのだろうかという地で蝉に悩ませられるとは難儀なこってす。
 蜩は今のところ4時過ぎくらいから鳴き始めます。静かなところへ突然一匹が口火を切るのですが、まだ日がさすでなく何をきっかけに感じるのか不思議です。そして第一声から大合唱になります。しばらくは、おぉ夏の風物詩よ!と聴いていられますがだんだん部屋の窓に近づいてくるとそうもいってられなくなります。遠くの鳴きが最大限になる頃、自分の声を聴くために独壇場をもとめて飛んでくるのか我が屋の壁に張り付いて鳴き始めます。エコーがかかるくらいの遠くで鳴いてくれる分には確かに夏の風物詩ですが、耳元で鳴かれた日にゃぁただの騒音もいいところです。がしかしそれも6時を境に静まっていき、今度はジミジミジャワジャワ鳴く方に移ります。こっちも身近で鳴かれるとなかなかつらいものがありますが、まぁ気温がかなりあがってくるので夏だと思えばそれはそれ。耐えます!
時々どう考えてもまだ暑い時間帯に、アブラゼミに雑じって蜩の声が聴かれることがあります。でもすぐに間違いというか場違いに気づくのかアブラゼミにかき消されますがね。
 引っ越した当時はなかったのですが、今窓をあけた目の前に畑が作ってあります。今はナスときゅうりとトマトが作ってあって、鳥の羽音がしたかと思うと嘴にはトマトが・・・なーんてシーンを真近で観察できるのは楽しいです。しかし真昼のシェスタをむさぼってるときに限って畑のお手入れにいらっしゃるものだから、あけた窓から部屋の中は丸見えではずかしいったらありゃしない。こういうのは賃貸契約に入っているのかなぁと借地借家法をめくってみるがどうもプライバシーというのは法文になっているのはなかなかないらしい。くやしい・・・
 試験が終わって来週からは集中講義のために通常よりハードは講義スケジュールとなっていますが、それまではちょっと暇なので昼真っからドラマなぞみてみる。わたくしのまわりではなんだか話題をさらっていた某夫人の物語後のドラマです。小さい2人がでていた頃にちらと見たことがあって以来でした。お嬢さまと使用人の男の子の身分を越えた恋物語らしい。小さいお嬢さまを、薬用ソフレ?だかのCMですごく生意気な子役の役をやっていた子がやっていたのにとってもかわいかったのにびっくりしたのです。で、今日見たら大きくなっていて話がすすんでました。そして来週から成年バージョンになるらしいです。で、その成年バージョンの使用人役の方が一作前の仮面ライダー役で出ていた要ジュンという人だったのでびっくり。あの手の正義のヒーローものは一回でたらあとはどうしようもないと思っていたのに、役者さんとしてちゃんと活動できるんだね。単なるわたくしの偏見ですが、頑張れ仮面ライダーよ!

本日の食い倒れ日記。先日の北海道土産とともに南瓜とたまねぎが届いたので、南瓜のポタージュをつくりました。ポタージュといっても材料を煮て牛乳をいれてミキサーで粉砕して煮込むだけ。時々贅沢するときは生クリームを入れますが、大抵はご飯でとろみというかコクを出します。でも今日はご飯もなかったので、昨日少し残しておいたリンゴ酒を入れました。リンゴと南瓜は相性がいいらしいです。カレーに入れてもなかなかつかえます、気の抜けたリンゴ酒。・・・スープ使う料理酒が常備されている家と友人にいわれてしまいました。赤ワイン白ワイン日本酒米酢もどんとこい!(泣)

試験終了

2002年7月25日
 とりあえず前期単位分の試験を終了。わーいわーいこれで自由です。お祝いにはシャンパンをどうぞ。でも今日はまたまたリンゴのお酒で。フランスはノルマンディー産。”ラブリック・シードル・ブリュット”の銘です。ドーンと・・・実は一ケース買い置きしたのです。だって!!なかなかないんですもの!!べつにのんべぇだからではありませんわよっ!だからいまはリンゴ酒がたくさんあるんです。リンゴなので基本的に甘いのですがそのなかでもちょっと辛口の部類にはいるやつなので飲みやすいのです。甘口の方はもうリンゴジャムを伸ばして飲んでいるような気になるくらい甘いので、せいぜいコップ一杯でデザートワインくらいがいい。ラブリック・シードルは甘いながらも一本くらいあけてしまうんですね、これが。(←ただののんべぇともいう)本日のおつまみは鮭とばです。北海道旅行の土産を送ってもらったのです。からい・・・がうまい。しかしこの塩はゆさは日本酒が欲しいなぁ。北陸産の地酒満歳楽で、とても面白いやつがあります。夏向きで氷室開きにちなんだ、凍らせることができる日本酒。これも酒というよりデザート感覚でいけます!
 
やばいですねぇ。これだけ喰っちゃァ呑みしていたら脂肪の増加に反比例して財布が・・・・。

雪辱のうなぎ

2002年7月24日
 うなぎを食べました。満足!
いやぁうれしたのしの夏休みです。本当はまだ試験もあるし集中講義もあるしゴマすりすりのお仕事もあるのですがちょっぴりこころに余裕ができたから夏休みなんです。だからずっと寝かしてあったワインをあけました。うーふ〜ふ〜あいかわらず呑み食い日記になっております。今日のワインはイタリア産ペッシェヴィーノ・ビアンコの白です。お手ごろ価格なのでイタリア産は結構ご贔屓です。そしてこのビアンコは瓶がお魚型で大変かわいいのです。ビアンコという種は酸味がきいているので割とあたりも多い。白ワインは好きなんですが、ドイツの白は甘口が多いからあんまり好かんのです。いや、値段にこだわらず追求すればうまいものは川沿いにたくさんあるなぁとは思いますがね。ほっけにしようか鮭にしようか考えて、白だからちょっと脂肪があったほうがいいかしらんということで色も合ったほうがいいかと、鮭をフライパンで蒸し焼きにして箸で毟って食す。フライパンで焼くと皮までカリカリにできるから切り身の魚ではよくやります。ほっけはグリルで焼きますけどね。
・・・・・・・・
うにゃぁ酔っ払い。それにしても2時間で一本空くってどうよ?以前ドイツに留学した経験のある先生曰く、2日で一本ワインを独りで空けていたくらいだから僕はお酒は強いんだよ、とのこと。訊かれもしなかったのであえて自分のことは何もいわかったがまぁ弱くはないと認識できた出来事であった。とはいえわたくしは飲んでそのまま寝てしまうのでさほど強いとも思われない。まぁ酒豪には遠いからどっちでもいいや。今日のワインは食事のお供でちょいと飲むにはいいけど、映画のお供でそれだけ飲むには主張が強すぎる感じ。時間をおいて酸化させるとあまり好ましくない味のように思う。冷やしたままのほうが良かった。手をぬいてワインクーラーをつかわなかったのもいけんかったな。でも瓶がかわいいので飲んだあともなんだか嬉しい。栓があったら中に水入れて冷やして枕にしたら、今の時期重宝するかも。兼六園に行くだらだら坂沿いにある焼き物屋さんのショーウインドウに、猫を模した焼き物の枕があってこれも大変かわいくてひんやりしてて素敵。何故飾り物なのに知っているかというと、猫好きで同じくこの猫枕にほれ込んだ友人が持っているからである。しかしこの枕、自分で買ったわけではなく彼氏が別れ際にくれたらしい。なんで別れる人の誕生日プレゼントにその人の好きなものをくれるのか?なんか手切れ金っぽいイメージがついてまわってしまう。まだ余裕があったころにやっていたサークル仲間の友人で、同じサークル内で付き合っていたためいろいろと事情はあったみたいだが、でもなんか話を聞いたときにとても不思議だった。そういうのにかんしては初心者なのでよくわからない。でもあの猫枕に罪はないしかわいいのでいいなぁと思う。しばし考える・・・でも栓がないからやはりこの瓶はリサイクルにまわされる。思えばこのように瓶を愛でる思いは谷川俊太郎氏著の「リタとリサ」という絵本に端を発する。郵便局の社会見学でなぜか貰った。はてあの絵本はいまいずこへ・・・

◎雨柳堂夢咄9巻 朝日ソノラマ  波津彬子
金沢出身の漫画家さんでとても絵が素敵。書かれるストーリーもわたくしの好みにとってもマッチした、骨董などに感ずる知識などもうやらましく思う。金沢の町は歩いていると「ただいま外出中、御用の方は勝手にみてね」という看板を年中出している骨董やサンが突然あったりもするが、きっととくにこのような環境に身を置いて育ったかたなのではなかろうか。雨柳堂という店のまえに柳を構えた骨董屋サンのお話。おじいさんとその孫の蓮が骨董とお客の縁を取り持ってくれることでいろいろと短編のお話が入っている。もちろん骨董といってもいろいろと憑いていることが楽しいわけで、蓮さんはそれが見えるために気難しい骨董のお世話をさせられてしまうという。文庫でも出ておりますので是非読んでね〜♪(←宣伝;笑)

そういえば初期のこの話のなかにも上述のごときものが出てきた。かわいがっていた子犬が死んだためそれを模した焼き物をつくってそばに置いていたが、肝心のその子が死んでしまってからは骨董だけが残ってしまうという悲しさ。もっともその焼き物は湯たんぽとして使われていたから今の季節には暑いのだが。今はやはりあのヒンヤリ猫枕が恋しい。

どえらい、おそがい

2002年7月22日
やっとこさ試験も残すところ後3つ。うち2つは下準備さえしておけばよかろうというものなので、ほとんど夏休み気分に突入。いやしかし本当は今年は夏休みはないのだが気分だけでものびのびと、と思い夏の読書フェア真っ盛りの本屋さんへゴー!
コミックスと文庫を購入。アイスを買ってお家に帰る。暑いけどヒグラシが鳴き始め、日が暮れると網戸にはせみがぶつかってきて、しばらくすると湿気を含んで涼しげな空気になる。今年の夏中につんである本を読破したいとは思う。なんだか朝からラジオの音がするのは夏休みになったかららしい。ラジオ体操の音がする。朝もはよからごくろなこって。早起きするくらいなら徹夜したほうがマシだし確実なわたくしはラジオ体操という習慣が大嫌いだった。なのに地域内で私の学年は自身のみであったため小学6年の夏はラジオ体操当番となりひどく苦痛な夏休みを送った。過疎化の村という行政状況を恨んだ初めかもしれない(笑)

◎ぼっけぇ、きょうてえ 岩井志麻子 
角川ホラー文庫より
解説が京極氏だったため買ってしまった。本当に恐かった。日本の怪談話ってでも好きだ。団扇片手に汗かきながら、盆踊りのCDをかけつつ夕涼みしながら読む。正しい日本の怪談、というカンジだった。ホラーは好きではないが怪談は好きである。その方が怖いし。西洋のよろいを着た亡霊よりも白い衣の裾を赤く染めた足のない女霊のほうが好感が持てる・・・?ともかくこわい怪談話だった。短編が4つ入っているがやはり表題になっている作品が一番だ。方言で飄々と昔話をすると実はみんな怪談話になるんじゃなかろうかと思う。因みに本日のタイトルは郡上弁です。名古屋の植民地と言われてしまった岐阜県の高山と美濃の間にいちする地域です。
ところでなんだか断定しちゃってる解説が実はこの本の文章の中で一番怖いのではないかしらんと思うのは私だけなんだろうか。

先日書いた律儀に読んでは感想をくださる方が、私が毎日必ずすることは寝ることと食べることだと書いたら、その方は寝ことも食べることも必ずしもしないという。ではいっそ息の仕方でも書くか?!毎日必ず私は呼吸しております・・・時に座っていても腹式呼吸を心がけて腹直筋を日々鍛えてます。一分間に息をすること平均18回くらい。吸ってはいて吸ってはいてしております。・・・金魚の毎日になってしまうじゃないか。しかしこれでヤツも何もいえまい。必ずしも息をしていません、といったらもうお付き合いするのは止めようと思います。だっってそれってすでに人間外だしねぇ。
先週は中国産鰻が一匹500円最安値であったのに、需要が供給を上回るからなのか今週はスーパーの鰻も値上がり中。。でもやはり夏の暑さを風鈴と団扇でしのぎ、つまり風情情緒伝統を大切にするがために体調を崩しそうになっても意地を通す生活をしている身としては、やはり土用の丑には食わねばなるまい、うなぎを!でもない袖は振れないので値引きされる閉店間際を狙って夜になるのを待つ。
・・・・・・
すると友人から電話がきて鍵を落としたのでとめて欲しいとのこと。テスト前だし部屋は汚いしましてこれからうなぎを買いに行くつもりだから嫌だとはいえない・・・。それにこれ以上友人を減らすのはいくらなんでもいかんなと思い快く引き受ける。そして友人がやってくるまでの間にがーっと部屋を片付ける。ありがとう友人!このところずっと掃除しなきゃしなきゃといいつつしなかった掃除が君のおかげで終わったよ!だがおかげでうなぎをゲットするまえに閉店しちゃったよ。うなぎよ・・・・これで需要が少なくなったらまた値下げして出回るなら一日くらい遅れてもいいから買いに行くのだけれどこれがもう売ってないんだよねぇ。時期を逸すると物事はなかなかうまくいかないので、タイミングというのもまた大切なものであると実感。年中うなぎを提供してくれるうなぎやサンに行こうかしら。うなぎーうなぎー♪(←意地汚い・・・)

こんな日記を律儀に読んでは感想をくれるある方が君の日記は食べて呑んだことしか書いてないといった。一応反論したが確かに日記を見る限り呑んで食べたことが書いてない日は少ない。しかしだからといって毎日飲んでいるわけではない。単に日記を真面目に書こうかなと思うのは、呑もうかなという余裕があるときだというだけのことであってAがBだからB=Aと考えるべきではないと思うわ。それに絶対毎日やることは寝ることと食べることなんですものっ!寝てる間は夢もめったに見ないので書くような話もないし、すると必然食べた話になるのだよ。いいぢゃないか別に食べて呑んだ(くれた)話だって。それが一番感想もあるんですもの。えぇ改めて考えるとそれはそれでどうかと思うけどそれがわたくしのよさなんですもの。世を捻くれて主観を語るのは兼好法師の昔から日記の常ですわ!
 とりあえず3つほど順調に試験を終える。まだ5つ残っているがこちらはさほど切羽詰ってないのでなんだか開放されてしまった週末。すると途端にいままでやりたくて、終わったらあそぶぞあそぶぜあそぶさ!と思っていたことをやろうとする意思はどこへやら。何故だ!!
 京極夏彦氏の作品のなかでは「鉄鼠の檻」が一番気に入っている。人は自由のなかではそれを思わないのに、何故檻をみればそれに反発するのか。制限されることはそれほど厭うべきことなのか?思えば制限することと規律付けることはどこに境界があるかといえば結局主観の区別しかないのだろうか。
 
 エピソード2はヨーダ様が大活躍らしい。映画も見に行きたいがそれより部屋の掃除のほうが先決だな、やはり。これはやる気がなくてもやらないと本当に腐海に呑まれて死んだらしゃれにならない。

ついてます!

2002年7月16日
 買い物にでれば狙ったように通り雨にふられ、講義にでればうたたねしている瞬間をねらってテスト範囲を説明され、忘れた頃に昔出した公募作品の受賞外通知が届く。なんか踏んだり蹴ったりなところ。めずらしく、本当に珍しく勉強したせいなのかやっぱりついているのか、右肩が妙に重くて苦しいし。寝ても寝ても眠いし。昨日などちょっと休憩するつもりが、コタツに座った格好のままで7時間寝てました。普通途中で起きるだろうが・・・まったく我ながらあきれる。しかし一つよいことが。上記選外通知ながら、応募者のなかから抽選でくれるプレゼントを貰った。しかも消費できるものだったので大変嬉しい。なんてチープなわたくし。

◎秘密1 清水玲子 白泉社 JETS COMICS
以前ワイルドキャットに入っていた作品と、2001年バージョンと称した同様設定をいかした別作品をまとめたもの。相変わらずお美しい絵でもって、グロテスクな描写をきれいにストーリーにのせているのでとっても気持ち悪いし怖い。人の記憶を脳の映像を覗くことで死んだ後に見ることが出来る、というのが基本設定。2001年バージョンのほうは、それが犯罪捜査に導入されたらという話。死後の身体は器物扱いだし、モノの人権は認められていないしありえるかもなぁと思いつつ読む。いかん、頭が役立たずの刑法に冒されている。でもそれも明日までさ、と刑法のお勉強に戻る。

真珠夫人がなんだか評判になっている。ドラマは面白かったが、新聞の批評によると菊池寛の原作とは違う話でドラマは多分に脚色された脚本オリジナルらしい。よかった、ずっとみながら明治の文豪といえども人間だもの、食っていかなきゃならなかったのだねなどと思っていたのでちょっと安心。

追い詰められて。

2002年7月14日
 試験の季節です。それでなくとも暑くて眩暈がしていらいらしがちなのに、余計ストレスを感じてしまう。そんな状態で刑法のお勉強をするととっても心がすさむ。Cを殺そうと思ってAは飲み物に毒を入れた、しかし同時にAの存在をしらないでBも致死量の毒をCを殺すつもりで入れた。Bの罪責を問う。・・・知るか!そんなことすんな!と突然乱心してノートや判例集をなげてみたりします。そして頑張ってよく分からない学説をよんで読んで20ページくらい読んで、結論をみるとだからといって結論的に罪状判断の違いは見られない、だったりする。・・・なんなんだ!だったら書くな!とシャーペンの芯を折ったりします。もういやです。でもやらないといけないのです。しかしこういう時にかぎってその他の事由が気になる。数ヶ月放置されているお部屋の隅の埃とか。同じくずっと放置されていた積読本とか。そんなことしている場合ではないのに。
 まぁせいぜい頑張ります。

◎やさしい竜の殺し方 津守時生
なんだかしれないが、頬の筋肉が疲れるくらいずっと読みながらにやついていた。よく笑った。感動するべきなのかもしれないが笑えて仕方がなかった。いやいいお話だった。新書版で全部読みたかったがなかったので途中から文庫へ移動。タイトルが好きだったので文庫でも新書のタイトルを使って欲しかったとちょっと残念。作者が魂の16分の1くらいを売り渡してしまった部分の話にはあえて触れずにおきたい。ファンタジーは大変すきである。魔法ものがすきである。憑依魔法ってキャラの入れ替えが出来て便利な設定だなと思った。・・・感想にも紹介にもなってないわ。
 りんごのお酒シードルをひいきのワインやサンで発見し、特価だったこともありドーンと買った。で、台風もなんのそので本日届いたのでほんを読みつつ勉強しつつ呑む。シャンパン風で栓があけにくいのだがシャワシャワしていて冷やして飲むと大変うまい。りんご大好きなわたくしとしては大変お気に入りの逸品である。ワインっぽいが度数はビールくらいしかないので一本あけるとちょうど眠れる。今日はもうやる気がしないのでこのまま寝たいと思うときに限ってそうないかないのが腹立たしい限りである。

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