今時携帯をもっていないというのと同じくらい信じてもらえないのが、今時エアコンのないお部屋に住んでいるということである。携帯は処々の事情により涙を呑んで費用を捻出して持つに至るが、エアコンはなんかもうここまで耐えたから卒業まで耐えようと思ってしまったのが運のつき。あつい。シッケで蒸し暑いから猶絶えがたい。こう蒸し暑いと蒸篭で蒸し饅頭にされているようである。まったく、暑さにダレて鳴くせみよりも鳴かぬ蛍が身を焦がして余計暑そう・・・なんて情緒も吹っ飛ぶこの暑さ。でも体温調節をせざるをえない状況だと、交感神経がよう発達するそうな。鈍くなりがちな現代人に反して、アナログなわたくしは健康を地でいく生活を謳歌しているのよっ!とわが身を騙す。
 昨日の王妃の離婚にも語られていたが、男性のプライドというのをキーワードにするのは面白いらしい。・・・面白い?!興味深いにしよう。どっちにしろ怒られそうだが、因みにわたくしは女性。なので本当には理解不能。だから面白いといってしまうわけだが、別に現実で観察したわけではなく虚構のなかに描かれたアイデンティティの話。

 週末のテレビシネマは結構な楽しみ。新聞をチェックしていい方を選ぶ。選ぶと言うからには洗濯の余地があるのだが、2局で放送してくれるからである。いつもはたいていどちらかが好みに合い、どちらかが嫌われるわけだが時々同時に選べないプログラムを用意してくれるのがなかなかテレビ局側もにくいところ。今日は2局ともいいヤツをやってくれるので困った。そう言うときに限って録画用ビデオがいっぱいだったりする。でもみる。

☆ジャック・サマースビー
 南北戦争時代を描いたものはとてもすきである。風と共に去りぬはいうに及ばず。時代が、というよりその時代みたいな風景とか服装とか時代感が好きである。中学のときアメリカに研修旅行し、アーミッシュの村を拝見した。多分その記憶に通じるからだと思われる。それはさておきこのお話は、戦争から帰った夫は別人だったというお話である。別人だったら問題になるのだが、戦争に行く前より格段にいい人になって帰ってきたために奥さんはもちろん村の人たちもばん万歳。しかし旦那が帰ってきたために再婚してもらえるはずだったは約束はなかったことになる。それをうらんだ再婚予定男が嘘を暴きにかかる。再婚予定男のプライドがここで本日のタイトルにつながるわけだが、そのために傷つく人がたくさんでる。それなのに何故復讐に走るのか?そうしないと脚本が面白くないというメタ視点に走るのもよいが、男性のアイデンティティは個人的感情で表現されるものなのかと批評してみようかな。
 キャスト自体が大変いい配置。ジョディ・フォスターが貞淑な時代感をだした妻を演じているが、これが素敵。リチャード・ギアがまた情けない性格だけどいい人でいい家庭人になる役なのも素敵。この時代にある白人黒人の対立を絡めて、人生の意義という命題をからめて大変見ごたえのあるよい映画であった。3Kが変な訳され方していたのはちょっと嫌だった。悲しかったよ、最後が。

☆プリシラ
 こちらも作品に含まれた命題がいきる作品で、ストーリーを見ることが出来る映画という分類なのでどっちをみるか本当に迷った。結局みたのだがね。こちらは旅をするドラグ・クイーンの話。ドラグ・クイーンという男性は何をアイデンティティとして生きていくのか。これまた興味深いテーマになりそう。映像がとてもきれい、とくに砂漠の道をバスが走っていくところがお気に入り。アラビアのロレンスもイングリッシュ・ペイシェントもやはり砂漠と対比された映像が好きだった。音楽もたっぷり聴けるので大変好み。
 主要ドラグ・クイーン、つまり遠めには美しいが必ずアップにされるために後々げっそりしてしまう人。その役者さんたちの中になんだか見覚えのあるデコが・・・。デコ?デコといえばエルロンド様!(←何故?)ぎゃぁ!サラサラ金髪で長髪で人間との混血エルフのエルロンド様が何ゆえドラグ・クイーンを・・・という衝撃とともに、役者さんとしての器のでかさに感動した。けしてイロモノなカンジでなくこちらも感動できるよい映画である。

 夏休みを前にいろいろいろいろ今週末くらいから新作映画が発表される。いいなぁ郊外にいく手段があったらなぁ
 夏の暑い一日がおわり、夕方に涼しくなる頃ヒグラシは鳴き始める。それを聞くとなんとも哀愁ある気分になる。ところでヒグラシは涼しくなる夕方だけでなく明け方の涼しいときにもなく。早速今朝10分ほどだったがなくのを聞いた。もう夏らしい。寝たかったのに徹夜で読んでしまった以下。

◎王妃の離婚 佐藤賢一   集英社文庫
「Sum adooukatus novus ego.」って私も言ってみたいぜ!!ラテン語と法律をやっていて良かった!と実感してしまった作品。弁護士はいるぜ、新しくな、それは俺だ。(←直訳するとこうなる。ラテン語は動詞sumに格も人称も含まれるため通常主格の主語は強調のときとかしか言わない。つまりそのくらい自信をもっていえるのがうらまやしいなぁと)
正義観というのを弁護士みたいな法曹人は特に考えるわけで、青春を取り戻すためであろうがなんだろうが、法廷での攻防戦は非常にわくわくして楽しいものだった。しかしキャラとしてのストーリーはなんだか遠藤周作の沈黙を読んだ時みたいだと思った。なさけなっ。惜しいかな民法の親族編をやっていたらなお楽しく感じたろうと思うことしばし。時代設定もさることながら大学カルチェ・ラタンの存在が楽しかった。

◎ワンピース24巻 集英社
アルバーナ編が長すぎて、グランドラインの旅の一連としての目的を忘れていた。あまりにすんなりとその旅に戻るものだからちょっとびっくりした。これ以上メンバー要素は必要ないと思っていたので増えると思わなかった。大体5人が戦隊モノは定石だと思っていたしな、でもこれはこれで伸展があるのかな?人気が出すぎてスピードダウンした感は否めないが内容に落ちがないのはすばらしい。私がいうことではないがこれからもこの詰まったぎっしり感のストーリーで頑張っていただきたいものである。

◎歌行燈 泉鏡花  岩波文庫
昨日の古本屋さんで購入。小説のはずなのにセリフ回しを意識したような文体がとても好き。思わずバスを待ちながらぶつぶつと音読してしまうため、持ち歩くのは断念。家で時々独り朗読するに止める。

あーつーいーーーーーー。和室なのでエアコンのない部屋で今時生活している。湿気が・・シッケがぁ・・・・まとわりついて息ができないくらいです。あつい・・・
私はつかまってしまいました。
 今月から毎週土曜に観能の夕べという能楽の催しが行われるので、それをみるために今月の生活費を極力減らすはずだったのにバカスカと本を購入している。月が変わって3日目にしてすでに本代が○万に達していたりする。教科書代を含むのである程度は仕方がないとはいえ、ついつい生協の本屋ブースとか本屋さんに立ち寄るたびに新しい本が!並んでいるのですもの!私をよんでいるのですもの!!しかしまだ知人から読めと勧められ送られてきたまま詰まれ積まれた本たちがわんさとあるうえ、今のわたしには娯楽を止めて読まねばならん本が山とあるのだ。国際経済法のためにガット・WTO法の本とか、刑法総論のために刑法の論点と判例研究とか、財政法のために公共政策のすすめとか!なのに何故新しいものを購入するんだわたしはっ!
 それは期間限定で大学にやってきて、構内で販売してくれる古本屋さんだからである。今週しかいてくれないからである。こういう本に限って今手にしないとこれから先当分であえずに悔しい思いをするからだ。で、今日は何につかまったかと言うと井上ひさしの「東京セブンローズ」のハードカバーである。この著者がそんなに好きなわけではないが吉里吉里人は大好きである。で、この話もすきである。なけなし中身ながらさらに財布を逆さにふって資金をかき集めて古本だからそのまま購入するより安いサッ!と思い切って手にした。嬉しい!嬉しいがこれを読めるのは多分一ヵ月後くらいだろうな・・・本棚にスペースを作って一月飾っておこう。エンデのモモで出てきたあの葉巻がほしいなぁ、誰か時間を分けてくれないかしら〜♪

◎スカイ・クロラ 森博嗣  中央公論新社
梅雨でじめじめして空が低くてうんざりするので青い表紙がとっても心地よい感じ。短編を読んだときみたいな森さんらしい詩的なお話であった。車好きなハードボイルドを読んでいるときもそうだが、ちょっと機械のご説明が難しくて理解できないことがとても悲しかったが分からないなりに格好よくてそうね、そうなんだと納得しつつ。森さん自身は戦争を知らない大人なのでしょうか?そんな歌がありましたねぇ、暗めの歌詞に反した長調のメロディーをはじめて聞いたときすごい違和感を感じた。個人的には消えた8月の方が分かりやすくて好みではある。・・・ストーリーとは関係ありません。

 明日は梅雨の中休みだそうで晴れる・・・かもね♪、と笑うアナウンサーがにくい今日この頃。
誇る姿を一目みん、とな。桔梗あじさいグラジオラスその他いろいろ花が目に付く。ようやく梅雨らしくなって雨がしとしとふっているため咲いてもすぐに花弁が開いてしまうのは惜しいが、春にまけないくらいこの季節は花が多い。雑草ともいうべき中にも花が咲いているのをみつけるとちょっと嬉しい。

 動物性たんぱく質を補給するべく本日はお買い物にでかける。火曜市はお安いものがいっぱいあるので大助かり。普段はよけるようこころがけている動物性たんぱく質をここぞとばかりに買い込んだりする。たまごとか牛乳とか魚とかさかなとかサナカとか。最近のブームは一皿100円の小あじを買ってきてきて梅と一緒に煮てそのまま食べる。以前はちゃんとお腹の処理をしたり背びれの処理をしたりしていたが最近は面倒なので小あじやかたくちいわしでそのまま丸ごと頂いてしまえるお魚を購入。又はほっけですな!朝食にもつまみにもなる優れもの。でも魚の照り焼きというのがうまくできない。いつも照り焼きをめざした炭つき切り身焼きになってしまうのは何故?ただいま研究中。

 朝の10から鬼平犯科帳が再放送されている。今日は午後出勤だったため見ていたら、時代劇ながらかなり音楽がシュールだった。よく考えると主題歌からしてジプシーキングなのだから押して知るべしではあるが、クラシックからジャズまでいろいろとバックミュージックが駆使されていたことに気づいた。うーん、すばらしい。学校の図書館に鬼平犯科帳も全部入った、池波正太郎氏の全集が入った。これは卒業する前に読破せねばなるまいと心に誓う。全集とか〜シリーズと名のつくものを制覇するのが割と好きである。中学のときも高校のときも図書館の本棚一棚分の本を端から端まで読んだ。一つのまとまりを下したのだ!というくだらん達成感が好きらしい。そういう性格のため、毎年この季節になると本屋さんでそわそわしてしまう。「夏の100冊!」といってシリーズ化された日には挑戦者魂がうずいてうずいて;笑。しかし各出版社ごとの100冊シリーズをまい夏買い揃えていては財布が幾つあってもたいまい。とりあえず今年の夏は塩野七生著のローマ人の物語で。7月はハンニバル戦記。カルタゴとの戦いは歴史として学んだ中でも記憶に残るエピソードであった。読んでいる場合ではないのだがどうせ気になって勉強成果はやっても半分だから、と己に言い訳しつつ読む。
 シュールな時代劇といえば本日放映の陰陽師のドラマがひっじょうにおかしかった。おかしい=面白いの意だが、原作とはやはり赴きを異にする感じ。しかし楽しかった・・・うん。

 読書してテレビ見て食事して、一体いつ勉強しているのだろうと自分でも不思議、それもそのはず全く学習してない今日この頃。いかん、もっと自己批判の出来る人間にならないとね。はははは・・・
 今年は降水量が少ないらしい。いつもの半分程度らしい。そういわれると一日だけ耐えがたくしけった雨の日があったがそれ以外は良く晴れていたしいつもよりは曇りで空にふたがある日は少なかったように思う。しかしあまり雨が少ないと夏に水不足になるのでそれはそれで困る。しかし昨日くらいから本格的に雨が降り始めたらしい。引きこもっているので実感はまだないが、来週はずっと天気予報があめだしうっとうしいなと思いもしている。
 
◎MAZEめいず 恩田陸 双葉社
積んであった本の中から蒼さにひかれてがーっと読んだ。恩田陸というひとはアジェンダーセッティングはうまいが、必ずしもその答えを作中で示すとは限らないところが気になる。いってしまえばそれが魅力とも言えるし、森博嗣氏などもときどきそれを目的に作品を作ったりするわけだが明示された答えを求めてしまう単純な読者にしかなれないわたくしはそれにいらついてしまう。ストーリーは人が消えると言う謎の遺跡を調査するのだが、そのメンバーが非常に魅力的なキャラで見せる。一応の収集はなされたのでそうなのか、ともって読了。・・・感想になってないか。

明日もやすみだと思うと嬉しくてたまらない。永遠に続く休み時間という言葉がひどく魅力的に思えたのは中学時代だが、今はまる一日休みの休日の方が嬉しい。こうして人は大人になっていくのですよきっと。

月の出を待つ

2002年6月28日
 本日月齢18.4くらい。22:38月の出、8:23月の入らしい。うちの部屋は窓が東と北にあるので、日の出や月の出を愛でるに不自由しない。日当たりはいいのか悪いのかよくわからない部屋なのがたまに傷って思わないでもない。東のベットわきの窓をあけて月をみながら、辛口の白ワインで乾杯。飲んでいたらなにやら玄関で物音が。変だなァト思い見に行ったら宅配便がきていた。ちゃんと呼び鈴を鳴らしたらしいが聞いた覚えがない。でも呼び鈴を聞いた覚えはないが、玄関外でうごめく人の音はちゃんと聞き取ってたので、耳が遠くなったわけではないと思いたい。荷物はキリンビールのアンケート応募のプレゼントがあったたらしい。缶ビールが一ケース・・・これはもう呑め!っていう天啓だね!笑

 夜中のテレビシネマで007シリーズのムーンレイカーをみる。すっごぇえ!!陸海空を網羅しとうとう宇宙にまでとびだし、それぞれにボンドガールを配置し、形式美様式美を踏襲しまくりの脚本が笑えて笑えてこれはコメディー?!という作品にびっくりしつつ面白がりつつみる。川でおぼれたと思ったら敵につかまって、敵大将のいうことが「一泳ぎして疲れただろうボンド君。暖を取れるところに案内しよう」と連れて行かれたところは火炎地獄ですよ!様式美ですなぁと笑えること間違いなし。また好敵手としてでてくるジョージなる役が最高。飛行機から落ちても滝から落ちても生きている。ちゃっかり途中で彼女をゲット!ロードオブザリングのウル子を彷彿とする役でありました。これはもう007は2度死ぬに勝るとも劣らない笑いを取ること間違いなしであります(←間違った認識ですからね;笑)
 何故かくも部屋が雑多にみえるのか?答え、事実ものがおおいから。そしてちっとも片付けないから。一番散乱しているもの、それは新聞。毎日やってくるこの紙の束ときたらすごいものがある。次に部屋を腐海にしているもの、服。お洗濯せねばなぁとおもいつつベッド脇に日々積まれていくから。しかも最近は暑くなったり梅雨冷えしたりとすっきり衣替えができないためなおさらである。そして本が・・・場所としては教科書参考書類と趣味本と図書館の本がすみわけされているのだが、如何せん乱雑に積み上げられた後に、掻き分け掻き分け本を探した結果地に散乱する。本棚がすでに溢れて久しいため整理の仕様がないというのも間接理由である。では直接理由は何かといったら、掃除しない不精なわたくしの性質にあると。2日に一度は掃除機をおかけになると言うでんきひつじさんを尊敬する。掃除機かけたのなんてもしかして・・・2ヶ月前?笑。やばいであります、本格梅雨到来の前に埃を、ほこりを除去しないと!なまじ部屋が6畳二部屋という学生にあるまじき広いへやであるため、片付ける前に広げた方が早い、という悪い癖がつきつつある。掃除、そうじ・・・誰かお掃除しにきてくれないかなぁ。でも所謂リビングと言うべき場所(いや、和室なのでリビングもなにも本当はないのだが)の汚さにたいして、キッチンはわりと手が行き届いている。それはご飯はきちんと食べてしまう意地汚い性質に由来する。そしてこの季節、マメに掃除しないと茶色くてあぶらっこくねばついた奴が!そうヤツが徘徊するからである。あ、明日は資源ごみの日。ペットボトルをださなくちゃね。
 昨日の日記をみていたら笑った。酔っている・・本の感想を書こうと思って(多分)書籍名を冒頭にしるしているのだろうが、肝心の感想がひっとことも書かれてないではないか。というわけでちょっと補足。全10巻の壮大な歴史書、らしくこれから毎月文庫が出る模様。歴史の教科書がもっと詳しく、著者(作者かな?)の時代分類の仕方がかなり特徴的だなと思った。年表的なものではなく、読みやすさは言うに及ばず、なかなかにおもしろい。文章もさることながら、個人的には資料集をみているような地図な資料絵がとても面白い。この時代の地中海沿岸は民族も人種も、必然的に文明も雑多でおもしろいと思う。勢力分布図の移り変わりが興味深い。来月はアンソニー・ホプキンスを髣髴とさせる「ハンニバル戦記」がでる。今から楽しみたのしみ。
 順調にワインを消費中。ハーフサイズなので平日にちょっと食事しながら飲むに最適。ハーフサイズはコストパフォーマンスはあまりよくないことが多いけれど、お試しという意味では便利。また有名シャトーが遊んでいたりして面白みも結構ある。とはいえこう飲んでいてはお友達になるのが二日酔い。というわけで対策を検討中。↓

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アセトアルデヒド分解控訴・・・酵素はあまり多く持ってないとは思っている。遺伝的には強いのかもしれないが、家族の中では一番弱いと思われる。糖分とビタミンを摂取しろ、には賛成だがカフェインは納得がいかない。カフェインだけの効用を考えたらアルコールのあとにあまり大量に摂取するのは考え物というきがするのだが、学者先生のいうことは素直に聞いてしまう。権威に弱い・・・。
 夜中のテレビシネマ館で懐かしいシュワちゃんの「イレイザー」を放映。「イレイザー?・・・消しゴム?」と言っていた昔が懐かしい。「RUN AWAY」が大脱走と秀逸なタイトル邦訳されたりしていた昭和の時代は遠い。情報がそのまま入ってくる現代では、カタカナ音そのままに公開したほうが理解されやすいとか。夏公開の”M・I・B2”にみたいにもともと象徴的にタイトル化されている場合はいいが、Good will by hantting. のようなのはいい訳がつくと感動が増しそうだな、と思ったりもする。イレイザーにもどるが、公開当時はCGとかも新しかったのだろうが、今見るといかにも使いたくてこのシーンをつくったのか?!みたいな笑い所満載。違和感も大きかったりする。逆に精巧すぎて違和感を感じてしまうCGも最近ではあるが、これはまだ技術が使われ始めた頃なのかなと思った。分かりやすい脚本はシュワちゃんに良く似合って大好きである。(←もちろんこれは誉めている)元気になりたいときにみるには、彼の主演作は最適。コメディーもできる、というか実は素のキャラがコメディー?!という雰囲気はスタローン氏にはないものだからである。ターミネーターからバットマン
まで、テレビで見るには特に楽しい。かの淀川氏とシュワちゃんはなぜかしらないが仲良しだった。羨ましいのものである。

 酔っ払いはおしゃべりになる、を証明したことになるのか、本日の日記は過去最長と相成りまして候 

フード・ファイト!

2002年6月24日
といって何を思い出すか。けして数年前に放送していたテレビドラマのことではない。米国の肥満対策委員会のプロジェクト名とかなんとか。なんでファイト?と思ったが福祉政策概念が政策として日本ほどではない国にとって、肥満のための支出はさぞつらかろうなと公共政策論を展開する教授はいう。先日大統領もダイエットのためにもジョギングをしよう、という標語のもとにどこかのマラソン大会にでたとかいうニュースを見た。アメリカやオーストラリアでは肥満している人が人口の50%とかいうのはメディアの誇大ジョークなのかな。日本人は民族として腸が長いから肥満しやすい、というのは以前よく聞いたが近年は新人類化してると思う。足もながくなったし、背も伸びてるし、うらまやしいことじゃ・・・。
そもそも肥満できるほど食料があるのが問題なんじゃないか?食料輸入量を減らしてその費用を別途に回してみるとか。エコビジネスだか環境ビジネスだかはそういう発想だって気がする。なんか情報が不確かなことばかりなので、単なる酔っ払いのたわごと程度に受け止めてもらいたい。
日本もいま特別法人だかの民営化に向けた委員会つくりが話題だが、漢字だらけの難しい名称だけでなく通称として何か付ければいいのに。道路関係なら開けた道を目指す会だから「オープン・ロード」とか?(笑)フードファイトに倣ってロードファイトとかさ。
 お後がよろしいようで。
 成長が老化に転じました。お誕生日を迎え21歳になりました。でも本当の年齢はそれに10か月分を足さなければいけないわけで、脳細胞とか心臓とかはわたしが認識している年数より長い時間活動してきたわけですからね。

 土曜はバイトがあってひたすら働いてきた。帰ってきたらもう夜になっていたため、このまま素直に部屋に帰ってももたのしくないなぁと思いちょっとリッチに呑みに行く。久しぶりに一人でふらふらした。ちょっとロマンチストに過ぎるかなぁと思いつつ「21歳になるので21年ものの酒をください」と言ったら、わざわざ探して飲ませてくれた。うまかった。が、なんだったのかわからない・・・(笑)
満足して帰ってきたら、呑んでいただけなのでお腹がへってきた。よし!と酔った勢いで宅配ピザを頼む。確か2、3人前のはずのピザ一枚を一人で平らげる。恐ろしい・・・。本当はバースディワインが欲しかったのだが81年って(わたくしの手が届く範囲で)なかなかないのだ。81〜82はヨウローっぱが不作だったのかな。今度はアメリカ大陸でさがしてみよう。明日はシャンパンを開けてお祝いしてワインを買いに行こうっと♪

というわけでいつもよりリッチにスパークリングワインではなく、シャンパンのいいヤツを、でも財布と相談して量をハーフにしときました。それなのに普通にワイン飲むより酔う!顔が真っ赤!その後にワイン(赤)あけようと思ったのに〜♪
 踏んだりその1。また自転車を盗まれた。いつもは2つかけている鍵をひとつかけ忘れたらしい。かばんに入れているものと思っていた鍵が一つなくておかしいなぁと思っていたらロックはしたが肝心の鍵を抜くのを忘れていたらしい。そして今朝大学にいこうと思って駐輪場を見たらすでになかった。これで一体何回目なんだ!わざわざアパートの駐輪場に一つはちゃんと鍵がかけてある自転車を盗みに来る輩がいるとは思えない。それに以前にも隣の部屋の人に盗まれたことがあるので、今回も今住んでいるアパートの住人による犯行であろう。先回は近くの本屋に止めてあったのを発見して回収してきた。その前は未だ行方知れず。なけなしのお金で必要だから買ったのにこう度々身も知らぬぬすっとに奉仕していてはこちらの身が持たない。自転車泥棒は立派な窃盗罪を構成するのではっきり犯人がわかったら、今回はそれなりの処置をとるつもりである。まずは大家に電話だな。鍵をかけ忘れた自分が間抜けなのはわかっているが、人の事情を考えないやつに容赦するほど心の余裕はない。八つ当たりもこめてせいぜい償ってもらおうかな、もし犯人がはっきりしたら。
 蹴ったりその2。インターンシップに採用されてしまった。先日面接を受けたところではないので正確にはちがうのだが。最初に希望していたのは民間企業のほうだったのだが、面接でかなり腹に据えかねたので、面接をした教授にたいする苦情と共に申請の取り消し意思はすでにつたえていた。から、もう絶対採用はないと思ったが、官公庁の方に空きがあるらしい。多分第2希望でだしていたのだろう。もう嫌気がさして行く気が失せていたのでまったく覚えてなかったのだが。まぁ単位はくれるそうだし、公務員のお仕事を拝見するには公務員になるしかないのでめったにない機会ではある。と思ってお受けした。なんかでも嫌だな。
 踏んだり蹴ったりその3。母親に電話をしたらなんだか知らんが怒られた。電話で怒られるというのは耳元で怒鳴られるに等しいので大変嫌なものである。別にさほど私にとっては大切なことではなかったのでとっとと忘れるよう心がける。親不孝なわたくしをおゆるしください。

追加。止め。宗教の人のお話をとうとうと聞かされた。聖書の言葉を引用されて「心許せる真の友がいることはなににも変えがたい財産だと思いませんか?」とかなんとか。学校の先生なども一生に一度は聖書を読んだ方がいいとよくおっしゃってますから、どうぞこの冊子をと勧めてきた。宗教の勧誘などではありませんのでどうぞ是非この本をさし上げますので読んでみてくださいだそうだ。だんだん嫌になってきて最後はぞんざいにお返事をして帰っていただいた。大体2人組でまわっているところが嫌いだわ。「仏教徒ですから」「阿部氏著作の聖書翻訳を新旧ともに読んだことがありますから」「お魚が焦げますから」と適当なことをいったら「まぁ大変しっかりしてらして・・・」と棄て台詞?とも取れる発言をして帰っていった。
 なんでしょう。昨日はしゃぎすぎて今月の楽しい運勢を使い果たしてしまったのかしら・・・
 
 
 男性舞踏家がプリマドンナ役をこなすという、どうしてこのような形態の芸術になったのかわからないけど、技術はすごいしおもしろいし不気味なんだけどステキな公演であった。女性プリマがやろうと思ったらきっと並々ならぬ努力と筋力がいるだろうなぁということをひょいひょい、という感じにやる。でもパドドゥなんかはちょっと持ち上げるのは重いのさ、という笑い場も多かった気がする(笑)
 現代音楽が不協和音階で作られる世界であるのと同じように、もとめられる美しさが芸術としてもはや出尽くした感のある今は新たな世界を求めるとみんなこうなるのだろうか。いや面白くて素人でもわかるし大衆に受け入れられると言う要素は大事だしすばらしい。いや笑いすぎて顎関節が痛いくらいです。後ろの席にいらっしたおばさまがたは珍獣を見るかのような感想を口々にささやいておりましたが、なかには女装?とはもともとちょっと意味が違うとも思いますが美しい方もいた。わざとおてもやんに白塗りカベにしてらした方もいましたが。アレはそういう売りでしょうしね。何はともあれ大変楽しかった。
 来年も来てくれたら是非鑑賞にいきます。

アルマゲドンに思う

2002年6月15日
 掃除をしてたら探していた映画鑑賞ノートを発見。タイミングよく一番良く書いていた時期の劇場公開作が今テレビ放映される。本日もアルマゲドンを鑑賞。特別編とするだけあって、長かったし記憶にないシーンもあって面白かった。が、逆に削られたシーンがあったような気がするのは気のせいか?今まではビデオは長くなれば長くなるほど価格も上がって販売力が落ちるから、せいぜい宣伝映像をつけるだけだった。その点、DVDの特徴は情報集積力だなと思う。メイキングやいわゆるNGシーンなどで商品として付加価値を高めることができる。ようするにDVDの方が今は情報量でいったらお得だなと。欲しいなぁ・・・やはり世界標準といわれたVHS規格はもう過去の産物となろうとしているのだろうか。DVD購入を考える今日この頃。

 作品について。ノートをみるにこの当時は世紀末感をもったスペースものが流行っていたらしい。わたくしとしては、ミミ・レダーのディープ・インパクトの方が好きみたいだ。もっとすきなのはインディペンデンスディらしい。書きなぐりの字を解読するとアルマゲドンは演出されすぎたヒューマンドラマが鼻につく、らしい・・・多分この時期に考えていたテーマとぶつかった課題だったからだろうな。今日見たら分かりやすい、という利点の方が感じられて良い作品だと思ったし。
 リブ・タイラーは相変わらず青い瞳と赤い唇の対比が美しい美人さんだった。駄目押しに色白いし。エルフ役でも思ったけど黒髪ってのがまた美しさを引き立たせるのよね。美人の一つはパーツの比較が出来ることかなと思ったりする。赤いと青いなんてまさに対角色?対照色だし。その点日本人は黒髪黒目なのでより美白が大事なんだは!(何を考えているんだろう・・・)あ、この方がエアロスミスの娘さんとは知らなかった。
 ベン・アフレックは私の中で脇役のイメージをぬぐえない男だ。いや、性格には脇ではない。脇役といったらスティーブ・ブシェミのほうがよっぽど。(この人もなんだか結構好きな役者さんだ)グッドウィルバイハンティングみたいな、真中にいないでも大事でよく目立って、しかし消して主役とはいえまいという役の人。それから脱したくてパール・ハーバーにいったのかしらと穿った見方をすると、やはりこの人は主役としてこれからのハリウッドを背負ってほしいなぁとは思わない。(別に私に思ってほしくもなかろうが;笑)
 なんでも出来る、なんでも似合う役者・ブルースウィリス。この人も本当にすごいといつも思う。今日の作品紹介中に字幕ででた代表作は「ダイ・ハード」と「シックス・センス」。そうかぁ、これがいまの日本では代表作になるのかぁと思う。本邦初公開シーンとして、出発前にハリー(ウィリス役名)がお父さんに会いに行くシーンがあった。公開時にカットされたのはやはり、娘との家族愛を強調するために肉親は少ない方がいい理論が働いたのだろうか。ハリーにとって最後に会う、という意味の家族の存在が評点かしら。
 ロシアステーションでのドッキングシーンが印象的だったとノートには書いてあった。レブ役のピーター・ストーメオがいい味だしてたしな。名前をすぐだせないのが申し訳ないが、グリーン・マイルで囚人役をやっていた方がでていたし、ヒューストンステーション内での攻防戦を描くシーンをみてもいい役者さん、というか豪華なメンバーなのはまだブレイク前の方々を集めているからなのかな。
 ベン・アフレックの吹き替えが小杉十郎太さんだったのがかなりツボだった。この人自身は大変すきだ!!!好きだが、ちょっと貫禄ありすぎだろぅよこの場合は。空軍大尉のシャープ氏の声が大塚さんだったのが一番イメージは合っていた。でも今は大塚さん=アラゴルンが頭を巡るのでこれもちょっと笑えた。
 なにはともあれ3時間は長いけど、うちでだらだら見る分には十分楽しい。エメオスはきっと万万歳だろうな、とまた余計なことを思う。

 一日テレビを見ていたら、おいしいパンの特集みたいな番組を見た。フランスで日常食として食べる大きなフランスパンが食べたい。硬くて大きいフランスパン大好き。バゲットのはよく買ってくる。一度円くてクロスの焼きがついているやつが食べてみたい。恋愛小説家のラストシーンで、朝の4時だか5時だかに散歩に出る意義は焼きたてのパンを食べられることさ!というセリフがとっても羨ましかった。近くにパン屋さんできないかなぁ・・。
 就職に先んじて働く経験をするインターンシップ制度がある。うちの大学では学院生の単位救済措置としていままでは使われていたらしい。最近やっと正しい使用法を大学側が認識したらしく、学部生を対象に募集を今年かけたため、いい機会と思い応募した。国が推奨しているのか企業側はいやいや応じているらしい。国が進めているわけだから行政関係の官公庁は多く門戸を開いている。だから県庁や市庁は結構快く受け入れてくれるらしい。しかし企業側はそれほど歓迎してくれるわけではないので、大学側としては優秀で足手まといにあらない人材を送りたいという思惑が有ることを今日の面接で知った。非常に不愉快極まりない面接であった。そもそも企業等は特にそうだがはじめから経験をもっているような人材を求めすぎる。はじめから経験のある人間なんぞいるものか。どこかで初めての仕事をしない限りは経験者にはなれないのだ。それなのに、その初めのチャンスを与えることを嫌がる。即ち人材を欲しがるばかりでちっとも育てようとしてくれない。インターンシップは人材育成の初歩的で第一歩的なイベントなのに、大学側も受け入れ側も本来の意味を失ってはいないか。パトロンや旦那さんとは言わないけれど、人材育成が出来る機関でもいいからないものかしらとつくづく思ったりする。
 それはさておき今日の面接は本当に不愉快であった。かなり侮辱されたものと受け止める。それをおっしゃったご教授ご本人様曰く、就職面接ならすでにわたくしは落とされているとのこと。言葉遣いは言うに及ばず、面接を受けるつもりならもっと勉強してこいだそうだ。わたくしの大学の生徒はそれでなくとも社会からは信用度が低く、点が辛いとも。インターンシップに参加するからには我が大学を背負っていくことを自覚すべしとも。時間に遅れてきて、途中からしか生徒の発言を聞かず、先にいらして同席されていたもう一人の方の方針を無視したことをしっているのだろうか?これだから大学教授は・・・といわれるのではなかろうかと今のわたくしが書いてもきっとただの負け惜しみにしかならないのだろう。もうインターンシップに本来わたくしが求めた意義は見出せなくなった。面接結果が出る前に申し込み申請を取り下げてくることにする。
 あまりの寝苦しさに目が醒めたら2時だった。
しかも寝たのがいつなのか全く記憶にない。鏡をみると左頬に「庁ぐるみは否定」という文字と緑のインクの跡が・・・。どうやら新聞を読んでいたはずがそのまま熟睡したらしい。その結果哀れ眼鏡が。それにしても何故途中で目が醒めないんだ!!真昼間の最高温度を記録する時間にならないと目が醒めないというのも我ながら鈍いすぎである。ベットでならまだしも、コタツ敷布団の横の畳の上でそれほど寝心地がよいとも思えないのに。いまさら大学に行く気にもなれず、激しく後悔はしつつ新聞の続きを読むことにする。一番サボってはいけない日だったのになぁ・・・・。昨日は梅雨入りして湿気と暑さでいつもより心身ともに疲れていたのだわさ、脳疲労もそろそろピークに達した頃だし、そう!かの文豪カミュも(カフカでしたっけ?)書いているではないか。太陽が赤かったからだよ!と因果関係もない事象を引き合いにだして自己弁護することしばし。お腹がすいたのでちょっとすでに危なくなっていた小あじでエスカベッシュを作って食す。いや、さすがにアルコールは口にしてませんよ、本当に。
発泡酒がさらに値下がりしてとうとう135円を打ち出したとか。ありがたいこってす。さてキリン・サッポロのこの行動にアサヒは今後どう出るのかちょっと楽しみではある。
 金沢には石川県立音楽堂コンサートホールなる立派なでっかいホールがある。邦楽用の場所もあり、狂言や能や文楽はよく見に行くので行った事があったが、コサートホールの方は行った事がない。しかし今回はガーシュインをやるという曲目に惹かれて学生枠で耐えて鑑賞にいってきた。すばらしい。金沢フィルって結構レベルが高いようです。
 山下氏の演奏は多分始めて聞いたと思うが、さすが最近の一番人気といわれるだけあってすごくいいジャズピアノを聞いたきがする。ソロでも一曲ガーシュウィンを弾いてくれたが、手元に葉巻があったなら弦に近づけて見たかった!(笑;海の上のピアニストをご覧の方はきっと分かってくださると思う)ジャズ畑の人はみんなあんな運指法が出来るものなんだろうか。よくクラシックとジャズは別物である、みたいな話になるがどっちのほうが先にくるものなのか。チェルニーで挫折した人間にはあまり縁のない話ではあるが(笑)。
 アンコールまで聞いていたら終バスがなくってしまった。いったん繁華街まででて、そこから乗り換えて帰途につく。いい音楽で心は満腹だが、演奏途中で腹を鳴らしたわたくしは無粋者。でもいいの、霞とか夢を食べて生きていこうとは思わないから。家出乾麺のそうめんをゆでて食べる。しかし市販の麺ツユで食べたらなんだか変な味が・・・うおっ腐っている?!というわけで仕方なく醤油をつけてそうめんを食す。悲しい・・・。ほんのさっきまで、優雅にコンサートを聞いていたのに、今は乾麺のそうめんを醤油で(薬味さえないし)食べるのってなぁ。何だが必要以上にわびしく、貧乏さを感じるというかなんというか。でもいいんだ、本当に貧乏学生だから。若いうちに贅沢したらあかん!(←負け惜しみっぽい;笑)

衣替え

2002年6月9日
 毛布を一枚洗濯して、コタツの布団を一枚剥いで、羽毛のカバーを変えて、服をいれかえて完了。
良い天気だったので結構楽しかった。バックにヴェルディのオペラ傑作選をかけながら、適当な言語で鼻歌であわせて歌ったり。一回本当の舞台でオペラを見たい。カーネギーホールに響く音を、とはいわない。要するに生で聞いてみたい、見てみたい。素人なので、やはりアイーダが一番分かりやすくてスペクタクルで良さそう。でも椿姫のほうがドラマがあってたぶん好き。
 いつかイタリアに旅行したらミラノはスカラ座でカプチーノ飲みながらオペラみたい。フランスならパリはオペラ座でワインを片手に。日本ならサントリーホールで日本酒をお供にマダムバタフライかな?(笑)
 ここ3日ほど無償にチェロの音が聞きたくなった。チェロといったら、やはりバッハの無伴奏チェロ組曲がいい。早速クラシック専門店へGO!
 ヨーヨー・マが無難かな、とおもって探すが1度目の録音CDしかなかった。氏が20歳の頃の録音だが、確か最近坂東玉三郎だかが参加して演出して、新しく録音したものが出ていたはず。店内をくまなく探すが見つからず。店番をしていたいかにもギャル化なおねえさんに聞くのも気が引けたが一応たずねてみた。やっぱりなかったが注文書の中からわざわざ探してくれたのでなかなか良い人だった。しかし取り寄せとなると時間がかかる。それくらいならネットで取り寄せる。今聞きたいからわざわざ店頭に来たのである。というわけで奏者を変更。ここはセオリーに従ってパブロ・カザルス氏で。レコードから起こしたものなので録音自体も古く、あまり良い音質とはいえないがレコードを聞けると思えば臨場感として楽しめる程度。耳慣れた曲とは二味くらい違って、これが20世紀の巨匠かぁと聞きほれる。でもヨーヨー・マの静かでエネルギーを秘めた引き方も好きなので、また機会があったら購入して聞き比べてみるのも面白かろうと思う。新しい録音のほうが音声技術の点でいいから、というのもあるから。
 最近はクラシックがブームなのか、オムニバス形式の新しいCDがたくさんあった。値段は手ごろだが今ひとつこだわりにかけるというか、中途半端な感じのものが多いかなと。しかしパッヘルベルのカノンを筆頭に4曲ほど私好みの選曲でいいものがあったので合わせて購入。うっ、今月のお小遣いがなくなった・・・。組曲や協奏曲、まして交響曲の全曲集など買おうものならこの比ではないが、名の有る人の録音はやはり高いなと思う。先回のゼミで、労働者としての音楽家という面白いことをやった。有名で高名な演奏家は労働者とはなり得ないが、交響楽団のようなところで演奏する人たちは労働者である。彼らはその演奏によって代価を得ているからだ。しかし芸術の価値は本来ただ音を出すことだけ、ではないはずだ。しかし労働とは相当の労働によって対価を得ることをいう。そんな芸術家のジレンマの話とからむ。めざしたすべての人が、本当の意味での音楽家として働くことができるわけではない。
 話がずれたが、バイオリンよりチェロの方がすきだ。重低音の響きが重なるところがいいらしい。篠田節子原作の「ハルモニア」がドラマ化されたときに、仲谷美紀が演奏していた曲はなんだったかしらと思う今日この頃。

新聞

2002年6月4日
を真面目に読むと2時間かかってしまってつらい。社会面はまだしも、国際面と政治面を六法片手に読んだりするときもあるからかもしれないが、それにしても36Pの一日分で2時間って・・・。速読の練習が必要かもと切実に思う今日この頃。しかもまったくスポーツに興味はないので、Wカップの熱狂をしりめにスポーツ面はすっとばしている。だのに2時間さ・・・。今日も講義のなかで30分近くベルギーについて熱く語ってくれた講師あり。5年ほどすんでいたらしい。なんで突然ベルギー自慢?と思ったら、日本の対戦国だからか。今年の時事問題にはW杯も出るかも、とでも思ってもう少しスポーツにも興味をもってみないとね。でも最近までラグビーとアメリカンフットボールは同じだと思っていた。何がちがうのだろう。というか、アメリカンフットボールって一体どんな競技だったか?情報求む(笑)

忠誠心の示し方

2002年6月3日
 どうも、忠臣蔵が日本人の心には深く根を張っているらしい。忠誠心は己が死をもって示すのが、その最たるものである、というのがセオリーになってしまっている。個人的にはそもそも、そういうくらぶべくもないものを量りにかけること自体が好きではない。恋か友情かとか、家族か恋人かとか、この場合は自分の命か忠誠心すなわち主か。
 月曜の10時からやっているドラマになんとなくハマって毎週新聞を読みながら見る程度に気に入ってる。ストーリー自体はきっと原作の本を読んだほうが楽しいだろうと思う話運び。だが、視点になっている社長という人に助けられて、恩義を感じてもいるし心酔してもいる、児玉という役のひとが妙に気に入ってしまったため、毎週出来る限り見る。役者さん自体がまずなんか好み。そしてやっている役所がまたまたツボであります。でも、どうしてこういう役どころはいつもいつも、話の途中で死んだり殺されたりするのか。すなわち、わたくしがドラマや映画や読書で気に入った人はたいてい無事にラストを迎えることが少ない。悲しいかな、この児玉氏も本日の放映で死亡した・・・。
 どうも副官的な存在を果たしている人が好みらしい。そんな人たちはたいてい自分より大事だ!と言い切ってしまえるくらい心酔している上司とか友人とかがいる。ある日その人のためだったり、忠誠心を試すためだったりとなんだかんだいいながら、にっこいり微笑んで死んでいったりする。見ているほうとしては何故死ぬんだ!!と思うことしばしばだが、散り際の見事さにまたほれこんでしまったりもする。自分のために生きないところがかっこいい、というキャラなのかもだけど、こういつもいつもしなれると、ドラマを見ながらおちおち「この人素敵だ〜vvv」とも言えなくなってしまう。(笑)

やたらにのどが渇く。意地汚くラーメンのスープまで飲むのではなかった。(←底のコーンが食べたかった;笑)

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